ソーシャルディスタンスから学んだ当たり前で気づいていなかった事実
コロナ渦で『ソーシャルディスタンス』という言葉がはやりました。直訳すると『社会的距離』なのですが、社会的距離って何なのでしょうか。
一般では、『ソーシャルディスタンスを取る=人と2m以上の距離を取る』とされている。ということは『社会=人』が成立することになる。
そう。『社会』には『人』という意味がある。
このことに気づいたとき、これまでの学生時代を思い出した。小学校では『社会』という名前の教科で、『歴史』を教えられる。中学生になると、『社会』という同じ名前の教科で、『歴史』と『地理』を教えられる。さらに高校生になると、『社会』という同じ教科で、『歴史』、『地理』、『政治経済』、『倫理』、『現代社会』を教えられる。進学するごとに、『社会』という言葉はいろいろな意味を持つようになっていたのだ。
『人』は、『社会』という教科の、歴史という科目から学ぶ。『人』の過去の経験を知ることで、『人』について学習するのである。
よくよく考えると『理科』という教科もすごい抽象的ですよね。『理科』の意味って何ですかと聞かれて答えらる人はほとんどいないのではないでしょうか。
これはなかなか面白くて、『理科』の意味は、『人文科学・社会科学以外の学問分野』です。なんやそれって感じですよね。(笑)
このように、世間に浸透していて、意味も分からずに使っている言葉はたくさん存在します。コミュニケーションをとるうえで、言語をしっかりと理解することはとても大事です。ソーシャルディスタンスという言葉一つでいろいろなことが分かったりするので、世の中の当たり前を常に疑うこと。皆さんも意識してみたら世界の見え方が変わるかもしれません。