幸せになれる国がわかる? ジニ係数と幸福度の関係について
こんにちは!!!テコンドーです。
たまたま見つけた本で、タイトルに惹かれて読んでみました。
国別の幸福度ランキングでは、デンマーク、フィンランドなどの北欧諸国がいつも上位をキープしています。
(日本は62位らしいですね。。。民族ごとに「幸福」の捉え方が違うため、鵜呑みにするのは危険ですが、まあ全体的に見ると日本は幸福ではないのかの知れませんね。)
本書では、実際にデンマークに住んでいる著者が、なぜ北欧諸国に住む人の幸福度が高いのかを歴史、文化など様々な側面から探っています。
歴史的な背景が影響しているところも多く、非常に興味深く読んでいます。
そんななかで、本のテーマでもある幸福度について非常に重要なことが書かれていたので、この記事を通してシェアさせていただきます。
本書を引用すると、
ジニ係数こそが、社会の平等度のみならず、人々の幸福度や健康度を端的に示す決定的な数値なのだ。ジニ係数は、人間の幸福の合計値と言ってもよい
と書かれています。
この記事を元にすると、ジニ係数とは、0から1で表せられる格差の度合いのことです。完全分配ができている理想的な状態を0,最大の格差が現れている状態を1としています。ジニ係数を見れば、その国でどれくらい格差があるのかを把握することが出来ます。
様々な社会問題(うつ、肥満、犯罪)と、ジニ係数が示す国の貧富の差は大きく影響しているそうです。これは、幸福に関係があるのは絶対的な貧富の差ではなく、相対的な差が幸福に影響しているということを示しています。
周りの人がみんな貧乏なら気にならないけど、億万長者の中に1人だけ混ざったらそれなりに裕福でも卑屈になってしまいますよね???
筆者はこれを、不平等は貧困層にも富裕層にも同じようにストレスを生むと述べています。
では、実際に幸福ランキング上位の国は、ジニ係数が低いのでしょうか???
幸福ランキング上位5カ国を並べ、ジニ係数を表示してみます。
このサイトを元に表示します。141ヶ国中のランキングです。ジニ係数は低いほうが格差がないので、順位を逆転させています(141位→1位)
幸福1位 フィンランド → ジニ係数11位
幸福2位 デンマーク → ジニ係数5位
幸福3位 スイス → ジニ係数19位
幸福4位 アイスランド → ジニ係数17位
幸福5位 ノルウェー → ジニ係数7位
ばっちりとは一致していないのは仕方ないですね。。。
うーん、確かにまあまあジニ係数と関係あるのでしょうか???
統計的に分析するなら、有意差など出すべきですが、今回は省略します。
ただ、競争から発生する不安感、劣等感、ストレスで幸福を感じられなく成るというのは素直にイメージできるので、貧富の差はやっぱり幸福に影響するんじゃないかなーとすごく感じました。
住んでいる国が、個人が幸福になれるのかどうかに対して影響を与えているのは非常に興味深かったです!!!今いる環境から受ける影響はすごく重要なんですね!!!
結論:幸福は周りの人に影響される。隣の芝は青い。
環境を変えるのもすごく大事なんだな
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