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#31 ナレッジの陳腐化をどう防いだか

こんにちは!てけ王です!🐔🍗

今回は、「ナレッジの陳腐化」についてお話しします。


ナレッジは、すぐに陳腐化します。

これは間違いのないこと。日々の業務のなかで常に進化していきますからね。陳腐化したナレッジを使い続けることは愚かです。

そこで、定期的な棚卸が必要です。

基幹システムが手作りシステム「書庫」であった時期は、「棚卸しちゃうくん」というExcelの手作りツールを使って、参加者みんなに要・不要の投票をしてもらい、ざっくり削除するイベントを3か月ごとに開催していました。

これを「ポイント制度」に絡めることで、参画促進を行いました。

棚卸対象にしていた条件は「最終更新日が1年以上前、かつアクセス数が少ないもの300件」

この条件づけは重要だと思います。


僕の場合は比較的ナレッジの絶対量が多かったので厳し目に設定しましたが、まだ育っていない、集め始めたばかりの場で同じことをやると、枝打ちしすぎてスカスカになってしまうでしょう。何事にも塩梅は必要です。

 

ところで、実際の棚卸方法は…というと、

手作りシステム「書庫」であったころは上記のとおりなのですが、規模が大きくなってくるとやはり効率的に行う必要がありまして。

「知識の木」におけるナレッジの棚卸は、ナレッジに「タグ」を付けることで対応しました。

これも抽選やポイント制度に絡めて行いました。ひとつのイベントのようなものです。(でもこの制度、その後、僕が異動になったこともありまして、初回しか携われませんでしたけど)

ここで不要となったナレッジの「不要」というタグ付けは…その名称には非常に気を使ったところでした。

実際問題、今では不要になったとしても、自分が投稿したナレッジに、「#不要」「#削除すべき」といったタグが付けられたら、やっぱり気持ちよくないですね。


考えに考えに考えに考えに考え…たあげく、

タグの名称を

「#お世話になりました」にしたのでした。

不要!という字面を使いたくなかったからです。


お世話になりました、とすることで、ポジティブなイメージに変換されます。


その削除対象のナレッジの作者にも嫌な思いをさせることがない。


作者に対してのみならず、もしかしたらそのナレッジそのものに対する感謝の意が無意識にあったのかもしれません。

本当にお世話になりました、と。


ささいなことですが、僕はこのタグはとても気に入っていました。こういう小さな気遣いのようなものが場を和ませて育てるのではないかなと。



今回はここまで!
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