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考えるフリをしていませんか?


こんにちは、てかてんです。

今日は、
考えるフリをしちゃってませんか?

というテーマでコラムを書いていきます。

日常的に物事を考えることはたくさんありますが、
目をつぶってじっと考え込む人もいれば、
ぼーっと上を向いて同じことをぐるぐる考える人もいますよね。

考えるという行為は頭の中で行っていることであって、
端から見ると何をしているかよくわからないということもあると思います。

そもそも考えるというのは、

何かの問題に対して答えを探したり、
何か新しいことを思いつく落としたり、
脳の中で済ませる作業だと思われがち。

脳を使って考えるので、
概ね間違いでは無いのですが、
ちょっと深掘りしながら考えていきます。


◆ 「考える」という状態のイメージ


考えるという状態のイメージは、
頭の中で情報処理して、答えを見つけ出すこと
のように思えます。

一般的なイメージはこれだと思います。

頭の中でぐるぐる情報が回っていて、
うまく頭の中で処理できることもありますが、
同じことをずっと考え続けてしまう事ってありますよね。

例えば、

明日にものすごく重大な会議がある場合、
どんなふうに話そうかな
うまくやれるから
失敗したらどうしよう

といった感じで、
何度も何度も同じことをぐるぐる考えてしまいます。

考えるのは、
何か結論を見出したり、
何か新しい答えを見つけ出すためにやっているはずです。

ですが多くの場合、
こんな感じで同じことをぐるぐる考えているだけ
という状態が多いわけです。

もはや、
考えているふりをしているだけになってしまっているんですよね。

自分としては必死で考えているのに、
同じことばかり考えて、
結論が全く出ていないのであれば、
考えているフリと変わりません。


◆ 考えるとは、書き出して可視化すること


じゃあどうしていけば、
正しく考えていくことができるのでしょうか。

脳の仕組みを考えてみるとわかりやすいのですが、
脳は無限に情報が溜め込めるような仕組みになっていません。

人間は1秒間の間にとんでもない量の
情報を処理していると言われていますが、
全てを脳内に入れているわけではありません。
見ているもの、聞こえている音、
触れている感触、感じている温度、
臭い、感情、感覚、痛み、不快感、

などなど、
今この瞬間でもものすごい量の情報が飛び込んできています。

これらを全て脳で処理していたら、
一瞬で脳がパンクしてしまいますよね。

ですから脳は、
重要な情報と不要な情報をうまく選別して、
無意識のうちに脳で対応できる量に調整しよう
としています。

つまり、
もともと脳の領域にはある程度限界があって、
脳で処理できる範囲のみ使うことができるということです。

先程の考えるという行為をもう一度思い出してみると、
頭の中で全て完結しようとしても、
処理できる情報の量には限界があるということなんですね。

明日に備えた重大な会議を例にしても、
考えていけばものすごく大量な要素があると思います。

発表するプレゼンの内容1つとっても、
いろんな要素が含まれていますよね。

今回の議題は何なのか、
勝ち取りたい結果は何なのか、
参加者の中でキーマンは誰なのか、
これまでのプレゼンでどういう失敗をしてきたのか、

いろいろありますよね。

細かい話でいうと、

プレゼンの開始時間は何時なのか
どの会議室でプレゼンを行うか
どんな喋り出しで始めようか
会議室のどこに座ろうか

些細なことかもしれませんが、
こういったことも何度も考えてしまっていると思います。


とにかく1つのことを考えていても、
ものすごく大量な要素が含まれているので、
脳内だけで全て処理しようとしても無理なのです。

そもそも頭の中だけで完結しようとしていること自体が、
考えるフリをしてしまっていることにつながっています。

なので、
脳だけに頼らず、
紙に書き出して可視化していきましょう。


◆ 書き出すことで脳に考える余白を作る


脳内だけで完結しようとしない

つまりやるべき事は、
紙やノートにひたすら書き出すという事ですね。

ものすごく単純な話ですけど、
同じことを何度も考えてしまうくらいなら、
紙に書き出して可視化したほうが効果的です。

学生の頃にひたすらノートを作っていたことがあったと思いますが、
これは脳の中にため込んでおく情報量を減らし、
思考に頭を使うことができるようにするためです。

数学の問題を解くときに、
何もかも頭の中で処理しようとしてもほぼ問題は解けないと思います。

問題文も頭で記憶して、
公式の定義や計算の過程も全て頭に記憶すると、
どこかで間違いが発生するし、
そもそも問題を解き始めることすらできないかもしれません。

勉強するときには、
こうして問題文をノートに書き、
公式や問題を解く過程をノートに書き出し、
回答を導くためにチャレンジしていきます。

子供の頃はこうやって取り組めていたのに、
大人になって何かを施行する際に、
すべて頭で完結しようとするのは間違っていると思いませんか。


明日に備えた重大な会議を
例に出してみると

会議のタイトルや議題
プレゼンテーションの手順
伝えたいメッセージ
問題点と、解決方法
伝えたいキーワード

などを書き出してみると、
書き出した文字を見ながら脳に余白を作ることができます。

書き出した分だけ、
頭の中で書き出したことを考えなくて済むようになるので、
思考に使える脳の領域が増えるということになります。

プレゼンで使う伝えたいメインのキーワードを書き出してみると、

こっちのキーワードの方が良さそうだな
このキーワードはよく意味がわからないな

といった感じで、
考えがどんどん深まっていきます。

何を書き出したらいいのかわからない場合は、
頭の中で考えていることを気にせず全て書き出してみてください。

書き出すだけでも脳に余白ができるので、
自分が何に悩んでいるのかも明確になるし、
書き出す過程でいろんなことが思い浮かぶようになっていきます。

紙に書き出して、
それを眺めながら考えを深めていく。


物事を考えるというのは、
頭の中で全て処理することではなく、
紙に書き出して思考を深めていくことなのです。


◆ 終わりに


嘘のような本当の話で、
書き出して文字に起こすだけでも、
かなり思考が深まります。

ノートや手帳に文字を書いてみても良いし、
スマホのメモにだーっと打ち込むだけでも効果ありです。

僕のnote記事も、

思いついたこと
学んだこと、勉強したこと
深く考えたいこと

などを、思うままにコラムとして書いていることがあります。

僕の思考の整理としての意味合いもあり、
それを読んでくれる人も一定数いるのなら、
思考の可視化を記事にするのもありだなーと思っていますね。

たまに、
全然まとまらないnoteもありますが、
ご愛嬌ということで(笑)

今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました!

また別のnoteでお会いしましょう!



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