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エンジニアも一度くらいは営業を経験した方が良いかもしれない

こんなタイトルをつけると一部のエンジニアの方からは反発されそうな気もしますがさらりと書いてみました。

営業を経験した方が良いと言う意図

私のここで言う営業を経験した方が良いと言う意図は、「自分で作ったものを自分で売るという体験」をすることで「売れるサービス=ユーザーに価値を感じてもらえるもの」をより意識できるようになるからです。

文字通り「エンジニア」というロールに縛られた開発の世界にいるとどうしても優先度が開発のスコープになってしまいがちで、どう言う風にデータベースを設計しようとか、どう言う風なアルゴリズムだと効率的だろうかとか、そこを考えることが一番の優先度の高い仕事になってしまいがちです。それはそれで専門職の高いエンジニアとしては重要な役割です。ただ、私は日々0->1フェーズの起業家の方や新規事業開発を支援する立場にいて、エンジニアのロールはそこだけで果たして良いのだろうかと考えるようになってきました。

実際に営業をしなくてはならない時に考えるフロー

突然ですが、もしエンジニアであるあなたが今開発をしているサービスの営業をやらなくてはいけない立場になったら何をしますでしょうか?

営業なんてやりたくないと言う気持ちはわかります。でももしやらなきゃ会社が潰れてしまうと言う状況で駆り出されてしまったらおそらく以下のようなことをするんじゃないでしょうか。

想定: 来月中に今開発しているBtoB向けのサービスの新規ユーザーを3個契約取ってこないと終わる、と言う状況を仮定

1. ポテンシャルカスタマー(このサービスが狙っているユーザー層)がどういう企業なのかを考える
2. そのポテンシャルカスタマーはどこにいて、どういう方法でコンタクトを取れば良いのかを考える
3. サービスをポテンシャルカスタマーにわかりやすく説明するための資料を作る
4. 実際にコンタクトを取ってサービスについてのヒアリング・営業してみる
5. (売れなかった...)ヒアリングの結果、より売れるために改善項目を明確化しサービス開発に着手する

もちろん開発しているサービスの内容によって営業のアプローチは違うと思いますが、大雑把に上記のような流れでユーザーのことを考えて行動しないと売れない、と言う発想になると思います。

エンジニアがユーザー目線で考えると言うこと

このようなユーザーと近い領域での仕事を自身の出来事として体験をできると、その後開発に着手する際に、よりユーザー目線でサービスを開発し、サービスとしてのユーザーへの価値提供の精度が上がりやすくなると思っています。

大手・メガベンチャーであれば、この領域を担当する営業・ディレクター・マーケッターの方がいると思うのでその方を信頼して任せておけば組織として効率だと言う考えもあるかもしれません。

ただ、エンジニア自身がユーザー視点を持たないと、どこかで必ずユーザーと接している担当者とエンジニア間で溝が深まり、最終的にユーザーファーストでないプロダクトを生み出してしまう可能性が高まります。エンジニアとしての立場であればそれでお給料をもらえて済む話かもしれませんが、それがサービスを提供する組織全体のことを考えると果たして良いのでしょうか。


特に今現在、コロナの状況でどの業種も業態も、より素早く、よりユーザーに価値の高いものを精度高く届けるスキルが重要になってきています。

このような新規事業創出が素早く求められる状況では0からものを作り上げるエンジニアこそがやはり非常に重要な役割を担います。

実は、私自身昔新卒で入った大企業にいた時は「営業なんか一切やりたくない!」と言うような考え方をしていました(以下tweet参照)。

今思うと、自分勝手でお子様だったなぁと感じます。

と言う自分もまだまだ営業している経験は2, 3年と浅いのですが、今ではサービスを思い付いたら、まずはユーザーに話しに行くことを自然としてしまうような体になってしまいました。

まとめ

今回の記事は、エンジニアとしてより価値の高いサービスを生み出すには一度営業してみてはどうでしょう?と言う内容でした。

実際エンジニアの方が営業してしまうと、チームとしての開発力はその間落ちてしまうので色々組織の兼ね合いなどがあって難しいとは思いますが、一回くらいは身を以て体験してみるのを個人的にはオススメします。


最後に、弊社GAOGAOではエンジニアの方、0→1起業・開発にお困りの方、双方募集中ですので @tejitak までお気軽にDMください!






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