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「本当は演劇がやりたかった」と二度と言いたくない

※2022.3.2 一部加筆・修正を加えました

退職してから細々と「演劇や映像関係の仕事で働くか?」をずっと考えていました。で、結論やるだけやってみようという気持ちに決めたのでお気持ち表明しておこうと思います。「ふ~ん、こんな奴もいるのね。」と気楽に読んでください。私もそこまで気負わず書いておきます。


二度と言いたくないこと

「本当は演劇や映像がやりたかった。」と言ったことが2回あります。

1回目は大学2年生で不登校になったとき。
演劇専攻の存在する第一、第二志望の大学に落ちて、第三志望の大学(母校)に通っているときの出来事でした。まわりは語学に興味を持っている学生ばかりな上に、必修科目もほとんど語学。ゼミに所属するまでなぜこの大学を選んだのかわからず、サボりと遅刻の常習犯でした。気になった方は前回のnoteをどうぞ。

2回目は会社に行けなくなったとき。
アクセス数・CVR・売上といった数字面で成果を上げることを求められ、胃がキリキリする毎日。人手は足りないけど売上を伸ばせ、頭を使えば達成できるはずだと、新卒早々持ち帰りサビ残していました。PDCAサイクルとCVの話しかされず、なかなかつらかったです(ポスターのラフ案を考えたり、色々楽しいこともあったんですけどね)。
社畜のタイムスケジュールが気になった方はこちらのnoteをご一読ください。

「お客さん」の自分

で、先日とある舞台を観劇しながら「あ~~~〜めちゃくちゃ関係者になりてえな。」と思いました。この作品に関われるんだったら、会場内の誘導でも、なんならトイレ掃除でもいいからやらせて欲しい。なんで私は客席に居るんだろう、つまんな、と。

覚悟なんて一生わからん

ここまで読んで、「本当にやりたいんだったら新卒の時点で行動できてるだろ。」とか、「好きなことしかやりたくないなんて甘えたこと言ってんじゃないよ。」とか、「美大生とかならともかく、学歴もスキルもないヤツは無理でしょ。」とか、色々思われた方もいらっしゃるかもしれません。実際、治安の悪さを理由に映像制作会社の内定を辞退したし、覚悟が足らねぇと言われたら仰る通りです。

でも「その覚悟が本物か」なんて、やってみなきゃわからない気がしています。家庭や子どもや老後の心配に気づいていない、バカな23歳のうちに色々失敗しておきたい。就浪の危機もあったし、無職にもなったし、親の脛もかじったし、もう恥や外聞に(良い意味で)引っ張られなくなってきました。馬鹿が加速しているだけかもしれませんが、今はこの生き方しかできません。

それに、上手くいかなかったら次を考えればいいとも思えるようになりました。一年弱社会人をやったおかげで下せるようになった結論だと、都合良く捉えることとします。もしかしたら後輩や友人の失敗例として役に立てるかもしれないしね。

よそはよそ、うちはうち

気分の浮き沈みの激しい私のことなので、失敗して叱られる度にクソみたいな気分になることは目に見えています。目に見えているけれど、もう他の人と比べてどうとか、成功していないから失敗だとか、あまり考え過ぎないようにしようと思っています。

もちろん、負けじ魂がはたらいてパフォーマンスが上がるならそれが何よりです。マイペースにと自分を甘やかして、動き出しが遅すぎるのも良くないでしょう(既に遅いのかもしれませんが)。

でも、23歳になってようやく「他人と比べ続けていたら死ぬ」というアラートが鳴るようになってきました

大学の同期が結婚したのに自分は未婚だとか、あの子は子どもを私立に通わせているのに自分は通わせてあげられないとか、なんだか自分の服だけいつも安っぽいとか、お金がなくて同窓会に行けないとか、同じ大学を卒業したのにこの差はなんだとか、この選択のせいで惨めな思いをすることもあると思います。失敗の多い私なので、後悔もするでしょう。またすぐに会社を辞めるかもしれません。でも、好きなことを仕事にできないよりかはマシだと、今は思っています。

二者択一との付き合い方

・薄給か高給取りか
・やりがいか安定か
・激務かホワイトか

結局、仕事選びはこうした二択に帰結します(本当はもっとグラデーションがあるんでしょうけども)。で、見栄とか親の老後とか人生設計とか、色々頭をよぎったのですが、最近「まあ後悔しない方にするか。」という考え方にに落ち着きました。

だって、どうせつらいことは起こるので。心配事も増えていくので。「つらい=後悔」とも限らないし、なるべく賢く生きられるように、せいぜい足掻くこととします。

おわりに

なんだか無責任で支離滅裂なnoteになってしまいました。本当はもっと上手にまとめるつもりだったんですが…。ご容赦ください。

あ、最後に未来の自分を励ますための金言を引用しておきます。6年前くらいに出会ってから、ずっと大好きな言葉です。あと劇場版『呪術廻戦0』を観てください。

―福山さんはどうして声優になろうと思ったのですか?

切っ掛けはともかくとして
外国映画の吹き替えやアニメが当時一番楽しみをくれていたから
その仕事にかかわれるならばどれでもよかったのですが
自分に出来る事があるとすれば
声かなあ
と思ったから
かなぁ

福山潤オフィシャルブログ「気になるアイツはポンチョ~ヌ

自分の中のモヤモヤも大分落ち着いたので、お気持ち整理も一旦ここまで。逃げ回っていた転職活動を始めることとします。こっそりと応援していただければうれしいです。

では、おわります。

「見通しが甘い」追記

こんな風に大見栄を張っておいて恥ずかしいことに、演劇や舞台の、しかも正社員の求人なんてほとんど無いんですねハハハ。非正規雇用で生きていく覚悟はないので、今は演劇と生活と労働の最適なバランスを目指して転職活動をしています。

全部見通しが甘い。本当にその通りです。

幼稚なわたし。完璧主義で変なところで真面目で、自己肯定感が低くて、自己愛の強いわたし。これからどうなるんでしょう。どうにかしていくしかありません。どうにかしていきます。

先を思うと不安になるので、今日のところは寝ようと思います。


「ほ~ん、なかなかよかったですよ。」と思われた酔狂な方は、以下よりサポートいただけましたら幸いです。気が向いたときだけで十分です。ありがとうございます。