【わたしの好き嫌い】ある日応援しました

四．すきなスポーツ

　ある日ふと遠路はるばる沖縄セルラースタジアムまで行きました。

　高校野球の沖縄県予選、だったと思います。そこで私は応援しました。フィールドにいる選手、審判を見て応援し、スタンドにいる応援している人たちを応援しました。酷暑のなか。

　野球にはルールがあります。役割があり、フィールドに役者がおり、ベンチに控え選手がおり、スタンドには観客がいます。すばらしい、と思いました。

　そのルールは厳格みたいな感じでした。なので、ルールの中で、役者たちは思い切り、自分の実力を発揮することができます。役者はベンチにもいるし、応援席にもいる。みながそれぞれ、自分の役割を、思うぞんぶん、演じることができるのです。

　がんばれ、がんばれー、と私は思いましたし、じっさいに声に出して、言ったり、大声をあげたりしました。私もまた役者です。平等だと思いました。

　私は野球がすきです。
　きらいなスポーツは、ありません。

本稿つづく