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【朝ドラ】『虎に翼』感想

『虎に翼』無事最終回を視聴しました。みなさまお疲れ様でございました。

 前回感想を書いた時は、モチーフが多岐に渡り、風呂敷が大きく、遠大。と思いました。正直、話を消化できるのかなと心配していました。

 が、きちんと終わりました。見事!

 最終話では、一気に時が進みます。時代はもう平成十一年(1999年)。戦前、戦中、戦後を描いてきた作品世界からは、近未来にひとっ飛びという感じ。

 この時代に、花江や星はまだしっかりと生きています。とゆうことで、現代と戦前、戦中、戦後がしっかりと地続きでいることを感じることができます。また、現在(令和)から見るとこの現代は25年まえの過去のことです。しかし、現代と現在はあんまり変わっていない。ほぼ同じ。なので主人公・寅子を中心に登場人物たちが「家族」「恋愛」「人それぞれの思惑」「ジェンダー」「法律」「差別」「戦争」「公害」「時代」と格闘してきた歴史がそのまま令和の現在に流れていることを感じ、おもうことができます。

 幻視のような具合で、過去と現在が二重に見え、そしてこれからの未来に向けてやるべきことがみえるようになっている。見てよかったと思う作品でした。


「地獄の道」もまた道なりや川のごと



 それにしても主題歌の『さよーならまたいつか!』は名曲ですね( ;∀;)


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