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【全歌詞解説】さよーならまたいつか!(前)
米津玄師の、子音を二重にする歌い方について、見破ったわけであるが、この修辞は「縁歌(えんか)」と名付ける。詳細以下。
今回は「さよーならまたいつか!」の全歌詞を解説する。
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どこから(かわ→川・河・江)春が巡り来るのか
知らず(四月)知らず(四月)大人になった
というように、子音を二重にして、言葉の意味をふくらませる歌い方をしている。明らかに意図的にそうしている場合もあるが、もしかすると米津玄師の歌い方というか癖みたいなもので、意図せずそう聞こえる場合もあるのかもしれない。
また、子音だけでなく、そこから導かれるイメージを連想させてゆく、和歌でいうところの「縁語」のような手法も使用している。兎に角技巧に満ち満ちている。
本稿つづく
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