聴導犬のソーシャライザーと、盲導犬のパピーウォーカーの違いについて
聴導犬ソーシャライザーは、聴導犬の候補犬(子犬)を預かって、育てるボランティアです。
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😅 って言われてもねぇ…さっぱりわからないし、全然ピンと来ないよ…
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ほとんどの方がそう思われると思います(私なんて直接面接で話を聞いてもよくわからなかったもんね)。
そんな人のために当記事では、聴導犬のソーシャライザーについてなるべく噛み砕いて説明したいと思います。
※当記事は公式見解ではなく、私個人が理解してなるべく噛み砕いて説明した聴導犬ソーシャライザーについての活動内容になります。
ソーシャライザーに興味を持ってくださった方は、日本聴導犬協会に直接お問い合わせをしてください。
聴導犬ソーシャライザーと盲導犬パピーウォーカーの違い
私「聴導犬のソーシャライザーをはじめるよ。」
友「????はて????聴導犬のソーシャライザーとは????」
私「聴導犬候補の子犬を短期間預かって育てるボランティア活動だよ。」
友「なるほど、盲導犬でいうパピーウォーカーのことを、聴導犬ではソーシャライザーって呼ぶのね!」
聴導犬のソーシャライザーについて話すと、十中八九こんな会話になります。
どちらも子犬を預かって愛情たっぷりに育てるという点では共通しているのですが、相違点もけっこう多いので、
・盲導犬と聴導犬の違い
・パピーウォーカーとソーシャライザーの違い
について説明します。
盲導犬と聴導犬の違い
【犬種について】
・盲導犬になる犬種は「ラブラドールレトリーバー」もしくは「ゴールデンレトリーバー」、そのミックスなどの大型犬です。
・聴導犬の犬種は決まっていません。保護犬(捨て犬、野良犬)が主で、小型犬から大型犬までさまざまな犬種がいます。
【生い立ちについて】
・盲導犬の赤ちゃんは生後2カ月まで子犬たちが母犬や兄弟たちと一緒に過ごします。
・聴導犬の候補犬の中には、人との嫌な経験をした子が多いです。
【預かる期間】
・盲導犬のパピーウォーカーは、生後2ヶ月のパピー(赤ちゃん犬)を1歳になるまで預かって育てます(つまり盲導犬の子犬は10ヶ月の間、同じ家庭で暮らします)。
・聴導犬のソーシャライザーは、聴導犬の候補犬を2ヶ月前後預かって育てます(つまり聴導犬の子犬は数ヶ月単位で、さまざまな家庭で暮らします)。
聴導犬のソーシャライザーの特徴
(福)日本聴導犬協会のソーシャライザーの特徴は、約2ヶ月という短期間で犬が交代すること。
つまり子犬たちは、さまざまな家庭に滞在します。
聴導犬の候補犬たちは、都会と田舎、1人暮らしと大家族、狭い家と広い家など、バラバラの環境で暮らすことで、たくさんの社会化体験をするのです。
盲導犬のパピーウォーカーになるためには、
・家族単位・子供のいる家庭
・大型犬を完全に室内飼育できる、広い家が必要
・他に犬を飼っていない家庭
などの条件があり、かなり高めのハードルをクリアする必要があります。
それに比べて、聴導犬のソーシャライザーは、
・留守が少ない家庭環境なら、子供がいなくてもお年寄りのご家庭でも大丈夫
・小型犬しか預かれない狭い家でも大丈夫(我が家は1DKです)
・家にペットがいても大丈夫(我が家には猫がいます)
など条件がゆるめ。
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😃 興味はあるけど、うちは無理と諦めず一度問い合わせを!
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聴導犬ソーシャライザーについての参考リンク一覧
🔽私がソーシャライザーボランティアをしている団体です🔽
社会福祉法人 日本聴導犬協会
🔽聴導犬のソーシャライザー募集ページへのリンクです🔽
🔽盲導犬のパピーウォーカーについてのリンクです🔽
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