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たった1~3か月で難関国家資格にサクッと1発合格する勉強法

はじめに

こんにちは!一般的に、難関と言われる以下の国家資格に、仕事しながらすべて短期間で1発合格した、ていーる(Twitterアカウント名は「て」:@teilluu)です。

  • 社会保険労務士試験(絶対合格基準点以上)  3か月

  • マンション管理士試験(得点率90%以上)      1か月

  • FP2級(得点率 学科98%以上、実技95%以上)     1週間
    ※実務経験者(弁護士)の資格で受験したのでFP3級は勉強したことありません

そのほか、上記の国家資格よりは難しいですが、司法試験にも1発合格しています。

あと一応、社労士を受験した年と同じ年に受験した中小企業診断士試験の1次試験も、ダブルで1発合格しています(2次試験は未受験のまま失効)。

1から勉強を始めて、中小企業診断士1次試験(8月上旬)と社会保険労務士試験(8月下旬)を同時にダブル合格したのは、世界でおそらく私だけだと思います(こんな無謀な受験をする人は他にいないので)。

しかも、私の場合、普段の勉強では、模試と本番を除いて、自力で問題を解いたことは一度もありません

このように書くと、「特殊な勉強法なのではないか?」「自分には向いていない勉強法ではないか?」と思われる方もいることでしょう。

しかし、これから説明するように、誰でも、簡単にできる、そして”試験勉強としての本質”を捉えた勉強法であると断言します。

決して、私に特別な才能があるわけではありません。誰にでも、できる内容です。

・・・そう断言できる理由についても、最後にちゃんと説明をしますね。


さて、突然ですが、考えてみて下さい。あなたはどちらの勉強法に魅力を感じますか?

勉強法A

・仕事のある平日も、休日も、1日中勉強して、一般に合格に必要と言われている勉強時間(例:社労士なら1000時間)を目指す
・1年間じっくり時間をかけて勉強することで合格を目指す
・予備校の講座に課金して予備校のペースで勉強を進める

・プライベートは勉強一色
・課金額:約200,000円(予備校講座の一例)

勉強法B

・できる限り省エネ・短時間の勉強でサクッと合格を目指す
・合格はただの通過点にすぎないので、短期間で絶対に1発合格を目指す(不合格になったら次の試験に合格するまで時間がかかる)
・市販の教材だけを使って費用は激安に抑え、自分のペースで勉強を進める

・仕事もプライベートも頑張る(勉強だけの日常にしない)
・課金額:約10,000円(市販の教材しか使わない)

同じ国家資格の試験勉強をしているのに、時間も労力も費用も何倍もの差があります。

一体どこに違いがあるのか、分かりますか?

答えは、合格を目標として勉強するのか、合格をただの通過点として捉えて勉強するのかです。

資格収集家の方は別にして、国家資格は、その知識や経験を仕事や日常に活かすために合格を目指している方が、一般的でしょう。

そうであれば、一日でも早く、しかもなるべくお手軽に「合格」して、とっととその資格を実務や生活で活かしたり、短期間で合格をした空いた時間で、プライベートを充実させるべきなのです。

しかし、自分に最適で、無理なく続けられる勉強方法を見つけるのは本当に難しい。

実際、私も勉強を始めた当初は、どうすれば点数を上げる事ができるのかわからず、非効率的な勉強を繰り返していました。

ただひたすらに無駄なノートまとめをし、どうせ記憶力が良い人が有利だからと不貞腐れて、直前になってから強引に詰め込み、丸暗記で試験を乗り越えようとしていたのです。

ところが、勉強法について調べていく中で、試験勉強にはコツがあるのだと気付きました。

『勉強法』ではなく『試験に合格する勉強法』とは?


試験に合格する勉強法とは

『試験の問題を正答できるようにする勉強法』

です。

何を当たり前のこと言っているのだ!

とお叱りを受けそうですが、ネタでも冗談でもなく、これが極めて重要なことなのです。

そもそも、資格試験では、試験時間に制限がある以上、論理や思考力を使ってその場で一から解答を考えることは不可能です。

そうである以上、資格試験では、事前に頭に入れた情報量の差で勝負がつくのです。

もちろん、人生においては、創造力や個性が、重要な役割を果たしています。

しかし、資格試験ではそのようなものは問われませんし、そのような設問を作ることも不可能です(採点もできないでしょう)。

結局のところ、資格試験であれば、例えそれが難関と呼ばれるようなものであったとしても「採点が必要な試験」である以上、正答のある設問を作成するという行為には、限界があるのです。

このように、資格試験といっても結局は、ただの記憶ゲームに過ぎないのです。

合格したからといって、人間的価値とは何の関係もありません。

同様に、何回で合格したのか、何点で合格したのかは、合格後の人生においては何の意味もありません。

「合格した」という事実だけがすべてです。

中には、「暗記だけでは使える知識にならない」「本質を理解していれば問題は解ける」といった批判をされる方がいます。

あなたも、そのように言われたことはありませんか?

しかし、試験範囲が広く、試験時間や勉強時間に制限がある資格試験では、本質を理解するような勉強をしていては、間に合いません。

物事の「本質」を捉えるような勉強は、実務における勉強や、学問としての勉強として行うべきです。

だから、『試験に合格する勉強法』とは、物事の本質を理解しているとか、思考力が身についているとか、そういった個人の能力的なものとは、全く無関係なものです。

資格試験とは、単純に、①試験問題として出題されやすい事項をあらかじめ記憶して、②試験本番でそれをそのとおり表現(解答)できるか、ただそれだけの能力が試されているに過ぎません。

このnoteで得られるもの

これまで私が、さんざん苦労や挫折をしてようやくたどり着いた『試験に合格する勉強法』の具体的なノウハウを全て公開します。

みなさん、準備はいいですか・・・?

ポイント1:設問パターンのストック

このように、『試験に合格する勉強法』とは、試験に出ることを覚える、これだけです。

問題を読んだとき、「ああ、あのパターンね」といったように、事前にどれだけ、設問のパターンをストックできているかがすべてです。

問題の答えを、あなたが一から考える必要は全くありません。

優秀な先人がすでに導き出した解答があるはずですから、あなたはそのパターンを覚えるだけで十分なのです。

ポイント2:過去問(問題集)を教科書として使う

ポイント1で書いたように、資格試験は、設問のパターンを事前にどれだけストックできているかの勝負です。

そうである以上、問題を中心として勉強をするということは、最も重要なポイントの1つです。

問題が中心でない基本書・参考書は、用語の記憶に時間がかかり、試験で問われる重要なポイントがわからないので、最初に取り組むべきではありません。

テキスト中心に勉強すると、試験に出そうなポイントがわからず、むやみに知識を増やそうとするばかりで疲弊してしまいます。

問題を中心に頭を整理しないと、せっかく知識を習得しても、その知識の使い方を訓練できていないことから、全く点数になりません。

また、過去問は、過去に実際に問われた問題です。

そのため、まず初めに過去問から勉強をして、どのような点が問われやすいのか、どのような問われ方をするのかを分析し、学習の方向性をあらかじめハッキリさせておきましょう。

最悪なのが、過去問を試験直前まで取っておいて、最後の仕上げに使うという方法です。

解けたら「ああ、よかったね」、解けなかったら「もうダメだ」というだけで、何の意味もありません。

それでは、具体的な過去問(問題集)の使い方です。

過去問は、自力で解く必要はありません。

最初から答えと解説を見て、解説を覚え、過去問を教科書として使います

ポイント3:具体的なやり方の解説

まず、問題と答え、解説を読みます。解説は、できる限り詳しく書かれた教材が良いです。

そしたら、直後に答えを隠して、自分で解説をしながら解答します。

一度パッと読んだくらいでは、普通は解けないと思いますので、二度三度、解答と解説を読んで、スラスラ解けるようになるまでその場で繰り返します。

後で忘れてもいいですから、とにかくその場で1度はマスターすることが重要です。短期記憶ができていないものは、絶対に長期記憶になりません。

マーク式試験の場合は、答えを書く必要もない(例えば、解答記号の「ア」や「3」と書く必要はない)ので、全部頭の中で済ませるか、独り言で解説すれば足ります。

なお、司法試験でも、やり方はまったく変わりません。

短答式試験はマーク式だから全く同じです。

論文式試験も、設問の中で論点になるポイント、関連する判例と問題文との事案の違い、問題文の中で評価に重要な配点がされていそうな事実の摘出は、事前にどれだけパターンを訓練をしているかで決まります。

もっとも、問題集をこのように解けるようにしただけでは、全体を網羅できたとはいえません。

この段階で、とにかく意味がわからなくても記憶できた時点で、薄めのテキストを読みます。

すると、問題集を記憶した際に、事前に用語を記憶できているのでテキストも読みやすくなっており、初めて読むはずの文章なのに理解できるはずです。

また、問題集で設問になっておらず、あまり覚えていなかった事項についても、それまで覚えてきたことが核となって、周辺知識もきわめて覚えやすくなっているはずです。

具体的な勉強方法は、これだけです。

2024/7/1追記

資格試験を受験するとして、それまでその内容に一度も触れたことがないということもあります。

上記のやり方で問題と解答・解説を見ても、何一つ言っていることが理解できない、といったような場合です。

このような場合、本当の初歩だけは先に知っておいた方が良いので、薄いテキストを先に読んでも良いでしょう。

わからないところもこだわらずにとばして、全体像をつかむことに専念します。2〜3回程度ざっと読めば良いでしょう。なお、この段階で網羅的に覚えようとしても無意味です。

もっとも、マーク式(選択式、択一式)の試験であれば、私の経験上、仮にまったくの未習分野であったとしても、テキストを使わず最初から問題と解答・解説を読んだ方が早いことが多いです。

ポイント4:これだけは守って

具体的なやり方については、ポイント3で書いたとおりです。

ポイント3のやり方で解答ができて初めて、短期記憶ができたことになります。

問題と解答・解説を読んで、「ふーん、そうやって解くんだ」と思っただけで、次に進んでは絶対にいけません。

その場で解けない問題は、本番でも絶対に解けません。

自分で解答の根拠となる解説を再現できるようになることが、肝要です。

これを怠ると、問題が身につきませんので注意してください。

こうして覚えた問題集を、ひたすら問題と解答を読み直し、問題文を読んだだけで「ああ、あのパターンね」と言えるようになるぐらいまで復習するのがポイントです。

ポイント5:復習こそが勉強のすべて

ポイント3、4で書いたように、とにかくその場で解けるようにした問題は、復習を何度もして記憶を維持しておく必要があります。

とはいえ、受験生には自力で解き直している時間はないので、問題と解答を何度も読むだけで十分です。

それでも不安な問題だけ、自力で解きなおしても良いでしょう。

最終的には、合格に必要だと自分で判断した問題集をひたすら繰り返し、試験当日までにこの問題集(過去問)から何を聞かれても即座に解けるというレベルまで習得した問題をどれだけ準備できるかが、『試験に合格する勉強法』の鍵となります。

受験生は、どの予備校のどんな教材で勉強したのか、誰々先生の講義を受けたのか、教材は何周回せば良いのか、そういうことにこだわる傾向にあります。私もそうでした。

しかし、正直に言えば、そんなものはどうでもいいのです。単純に、自分が決めた問題集の習得率で、合否は決まるものなのです。

この勉強法に絶対の自信がある理由

私が考える勉強法のポイントは、以上の内容でほぼすべてです。

最後に、なぜ、私がこの勉強法に絶対の自信があるかを説明します。

「難関試験に短期間で1発合格した経験があるから?」

そうでは、ありません。

私がこの勉強法に絶対の自信がある理由、それは・・・

私が考えだした勉強法ではないから

です。

私は、私の能力をそこまで信用していません。

これまで書いてきた勉強法はすべて、私よりも遥かに能力の高い先人が生み出したものです。

だからこそ、私も信じて勉強することができたのです。

この勉強法の元ネタは、起源をたどれば諸説あるのですが・・・

現在でも比較的入手可能で、ある程度まとまった記述がなされており、私もことあるごとに参照している書籍は、次のものです。

荒川 英輔 著「再受験生が教える医学部最短攻略法 ’ ● (YELL books)」
※●には年('07など)が入りますが、別にどの年のものでも変わりません

私が購入した当時は、Amazonのマーケットプレイスで1円(送料込で251円)で買えたのですが、今検索してビックリしましたが、高騰しているみたいです。

もしこの本の購入をする場合、どの年のものでも内容は変わらない(参考書情報が新しくなっているだけ)ので、一番安い年のものを買えばいいと思います。なお、メルカリでも安く手に入りそうです。

これまで、このnoteに書いてきた勉強法は、ほとんどこの本の丸パクリです。

なので、こんなnoteを真剣に読むくらいなら、上記の本を買って読むことをおすすめします!!

まとめとして、少し長いですが、著者のあとがきを一部引用いたします。

ここに、『試験に合格する勉強法』の本質が詰まっていると思います。

この本で扱ったのは、合格するためだけの方法論です。真の学習という面から見れば邪道な点も多々あるでしょう。

しかし、試験というのは邪道だろうがなんだろうが、あらゆる手法を駆使して合格しないことには、意味がありません。合格という一時目標に到達できなければ、スタートラインに立てないからです。

この本に書いてあることは、あくまで試験合格という観点に割り切り、その一時の目標にたどり着き、自分の可能性を広げるための方法です。

試験に受かっただけでは、その人が医師にふさわしいということを何も保証しません。はっきりいって、合格し医師になった後、どこの大学を出たとか模試で成績がよかったとか、そんなことは何の意味ももちません。

試験合格後こそ真の学習を全力で蓄積していかなければならないことは、言を待ちません。と同時に、合格後はそれを社会や周囲に還元していかなければならないのも事実です。

学習の成果によって周囲によい影響を及ぼすことができる。これが学習の理想でしょうし、そうあってほしいと思います。

荒川 英輔 著『再受験生が教える医学部最短攻略法 ’ 07 (YELL books)』187頁

最後に

ということで、このnoteを書いた目的は、上記の良書をみなさんに紹介することにありました。

ところが、知らぬ間に高騰してしまっていたので、何とも紹介しづらくなってしまいました・・・(高くても100円くらいで買えると思っていたので)

そして、生来の面倒くさがりの私がめっちゃ頑張ってこのnoteを書いてみたのですが、完全に飽きたので、これ以上新たなnoteを書くこともないでしょう。

それでは、広いネットの海の、またどこかでお会いしましょう。

2024/6/30追記

もしご質問などがあれば、noteでもTwitterでもかまいませんので、自由にコメントください。

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