未来のカラス ②
マイノリティな国籍も何もない者たちは
尊厳死について語り始めるようになった。
カラスたちは
自分たちが生きていくことで
どんなに功労者であろうとも
本人の強い意志があれば
ガンで銃殺できることを決めた。
もちろん病気の場合、医療も受けられない。
カラスの先人から生まれた
絞り抜いた知恵でもあった。
申し出た人物は
誰であろうと、面接をし
意思を確認し、
銃殺した。
これは正しくもあり、美しかった。
チューブで意識のない延命を受けてる
老人よりと雲泥の差だった。
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