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Online Tour vol.1終了!ツアーレポートをお届けします

Moi!(もい!)Tehdään Sauna! Tour運営チームです。

フィンランドでの現地ツアーに先んじて、Tehdään Sauna! Online Tour vol.1が終了しました。こちらでは、5日間に渡って開催されたツアーレポートをダイジェストでお届けしたいと思います。第2回(5/17~)の参加を検討されている方は、ぜひこちらのレポートを参考にされてみてください。

第1回は定員30名が満席となり、キャンセル待ちが発生するほどの盛り上がりとなりました。参加者の半数以上が建築士で、その他にも温浴施設や空間デザイナーなど、これからサウナを作られる方が数多く参加されました。

Online Tour Day 1

Tehdään Sauna! Online Tourの初日は、ヘルシンキの代表的なサウナ施設である "Löyly Helsinki" を手掛けた「Avanto Architects」が登壇。初日からサウナ作りのプレゼンテーションが行われるということで、参加者からの期待と熱量が、まるで画面越しから伝わってくるかのようでした!

プレゼンテーションでは、サウナ作りで重要な換気の仕組みをはじめ、知っているようで知られていなかった知見が前半で披露されます。参加者はフィンランドと日本との違いを想像しながらお話を聴いていらっしゃいました。

後半はAvanto Architectsによる、サウナの建築事例が紹介されました。先進的な事例が続々と取り上げられ、プレゼンテーション後は参加者から多くのご質問をいただくなど、オンライン初日から活況を呈することになります。

非常に内容が濃くて勉強になりました!プレゼンターからのお話は目からウロコの内容が盛り沢山で、デザインと機能性を両立させるために詳細まで検討されていることが伝わってきました。

※参加者の声から一部抜粋

Online Tour Day 2

オンラインツアーの2日目は、フィンランドが世界に誇るサウナメーカー「Harvia」によるサウナストーブの基本と、サウナ室で気持ちよいロウリュを生み出す秘訣などに関するプレゼンテーションを行いました。

Harviaのサウナストーブは、日本のサウナ室でも目にする機会が増えてきましたが、Harviaがどのような成り立ちでサウナストーブを製作するようになったのか、この日も知っているようで知らなかった情報が飛び出します。

後半はHarviaによる、日本で流通しているサウナストーブの特徴と各種利用方法についてもお話がありました。細かいところではサウナストーンの扱い方やメンテナンス方法まで話がおよび、これからサウナを作られる方にとって事前に知っておきたい情報が、数多く話されたのではないでしょうか。

今回もすごい回でした・・・。ひとつひとつの理由を説明をしてもらい
気になっていたサウナストーンの積み方も話をして頂けて感動です。

※参加者の声から一部抜粋

Online Tour Day 3

3日目はBusiness Finland(フィンランド大使館商務部)によるプレゼンテーションを行いました。これまでサウナ作りの話題が続いたため、日本とフィンランドにおける生活習慣の違いをふまえたライフスタイルの特徴を紹介し、サウナ作りにおいて国ごとに前提が異なる背景をご理解頂きました。

この日最大のサプライズとなったのが、Business Finlandメンバーによる自宅サウナの模様をライブ形式でお届けしたこと。Online TourのWebサイトでは事前に告知しておりませんでしたが、思わぬバーチャルサウナ体験に参加者は驚き、サウナの構造について議論する双方向のやり取りが印象的でした。

後半はフィンランドにおける、サウナ設置時の法律についてお話がありました。日本でもサウナ設置時には法律との調整が欠かせないもので、そのルールは日本とフィンランドで大きく異なります。前半のプレゼンテーションも含めて、両国の違いがより想像できた1日になったのではないでしょうか。

まさか自宅サウナの模様を生中継いただくことは予想していなかった!とても貴重な回になりました。オンラインなのでサウナに入浴することはできませんが、サウナの構造の違いなど、ニュアンスがとても伝わりました。

※参加者の声から一部抜粋

Online Tour Day 4

オンラインツアーも後半に差し掛かった4日目。この日はサウナ含めた商業空間を手掛ける「Studio Puisto」により、サウナ室だけでなくインテリアを含めたデザイン全てが体験になるという本質的なお話が展開されました。当日は三部作構成で行われ、大変意欲的なプレゼンテーションになりました。

この日もバーチャルサウナ体験のサプライズがあり、まだ雪が多く積もるコテージの敷地内で、体験とレイアウトを計算してサウナを作られたというお話が特徴的でした。本編においても体験と導線に沿ったロジカルな事例紹介が続き、まるで脳に汗をかいてしまうような刺激的なお話ばかりでした。

後半はホスピタリティを研究して30年以上のベテランが「ホスピタリティとは?」をテーマに、商業空間やサウナの体験を語るという意欲的なプレゼンテーションが行われました。特別なインタビュー動画まで放映され、Studio Puistoが日本の参加者に名を知られる、特徴的な回になったと思います。

今回、拝見したプロジェクトはどれも素敵なコンセプトとアウトプットばかりで、いつか実際に足を運んで、是非体験してみたいと思いました。

※参加者の声から一部抜粋

Online Tour Day 5

オンラインツアー最終日。この日はサウナ作りの話題から離れ、「Terhen」によるサウナ入浴の考え方に関するお話がされました。4日目に体験にフォーカスしたお話もありましたが、フィンランドの文化およびサウナの体験そのものをさらに掘り下げる、興味深いプレゼンテーションとなりました。

日本と同じようにフィンランドにも四季があり、四季の植物や慣習に合わせたトリートメントを行うなど、今後日本でも注目されるであろう「いかに自然との接点を持つか?」というテーマから、入浴体験を紐解くというお話に興味津々。フィンランドサウナのまた違った一面が垣間見えたようでした。

Terhenは公衆サウナやホテルなどで、サウナリチュアルのサービスを展開しており、自宅で手軽に楽しむことができるコンテンツ作りなど、サウナ室での体験をより豊かなものにする機会を提供しています。これからサウナを作る方にとっても、ハードの施設を作るだけではなく、ユーザーの体験がどのようなものか、改めて考えさせられる機会となったのではないでしょうか。

建築などのハード面だけではなく、サウナコンテンツ充実が必要という言葉が、まさしくその通りだと思いました。 人、ソフトの充実こそ大事だと考えているので、今後も考えるべき課題に気付くことができて良かったです!

※参加者の声から一部抜粋

Online Tour vol.2の告知

以上、Online Tour vol.1のレポートをお届けしました。参加者は後日ミートアップが開催されますが、オンラインという限られた環境であったにも関わらず、フィンランドサウナのリアルを知り、日本との違いを比較しながら、サウナの本質を考えさせられたツアーとなったのではないでしょうか。

来月17日、Tehdään Sauna! Online Tour vol.2が改めて開催となります。登壇者は一部変更となりますが、第一回に比べて大きな内容変更はございません。前回参加できなかった方、申込を検討されてらっしゃる方はぜひお申込くださいませ。※早々に定員となる可能性がありますのでご注意ください。

そしてOnline Tourはあくまでオンライン。現地フィンランドで開催されるTehdään Sauna! Tourはオンライン以上に充実した内容を予定しております。2023/8/8~8/12に初回現地ツアーが行われますので、こちらもぜひご検討いただけましたと思います。Kiitos!(きーとす!)

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