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パニック障害発症にいたる経緯

パニック障害で1年半以上、傷病休職中の私ですが、いろいろあって最近は復職願望が出て来ています。
そんな中で、妄想が進み、脳内の産業医から「休職に至る背景」を聞かれたので、まとめてみました。
よければお付き合いください。


簡単な経歴

2015年
IT企業へ新卒入社(システムエンジニア)
2017年
新人配属されたファームウェア開発部門から、アプリケーション開発部門へ
2020年
◆ 1月 職場の人間関係は良好だったが、IT技術に興味がないことが無視できなくなる
◆ 2月 技術職から本社スタッフ職への異動希望を出す
◆ 3月 スタッフ職(現部署)への6月1日付での異動が決定

きっかけの手首痛とその他環境(〜2021)

2020年

◆ 4月 前部署(神奈川事業所)で、現在(2024)も続く腱鞘炎を発症
◆ 6月 現部署(東京本社)に異動

2021年

◆ 2月 賃貸(神奈川県)から、実家近く(千葉県)の戸建ての購入決定。
同時に、現部署の神奈川事業所への移転(10月)が決定
◆ 10月 現部署が、東京本社から神奈川事業所へ移転
◆ 12月 自宅を、神奈川県から千葉県へ引っ越し
→東京に通勤するつもりで千葉に家買ったのに、神奈川に移転なんて詐欺だよぉ…(あと川崎の治安ほんと苦手)

休職直前の一番苦しかった半年間(2022/1〜2022/7)

2022年 1月

長引く腱鞘炎でいよいよ業務継続危機を感じ、万が一に備えて不動産賃貸業の勉強を始める。
→逃げ道の準備①

チームリーダーからある業務をお願いされ、「手首が痛くてできるかわからない」と答えたら、「じゃあ何ならできるの?」と言われる。
ショックを受け、悔しくて本格的に整形外科で理学療法をスタート(〜2022/6まで、週1回程度通院)

2022年 3月

これまで1年10ヶ月、腱鞘炎に対して「鎮痛消炎剤(湿布・飲み薬)」「カイロプラティック」「整体」「鍼治療」「理学療法」と試してきたが、イマイチ改善が見られず。
精神的にも追い詰められてきた頃、腱鞘炎で労災認定されないかともう少し足掻く(各労基署、人事、前・現上長へ相談)。
しかし、人事にやんわり握り潰され(合理的だけど、感情は救われなかった)、代わりに産業医を紹介してもらう

2022年 4月

産業医から、大きな病院で詳しい検査(MRI)を受けるように指示される。
通院中の整形外科医にかなりゴネて紹介状を発行してもらう。
総合病院AでのMRIの予約が5月で取れる。

不動産賃貸業をおこなっている人に弟子入りし、隔週で築古戸建ての修理を手伝う。
→逃げ道の準備②

気圧の変化で酷い眩暈や吐き気などの体調不良を起こすようになる。
→体調のさらなる悪化

2022年 5月

気圧の変化で未曾有の体調不良を起こすようになる。

総合病院Aにて、予約当日に3時間待ったのち、20秒の触診で「MRIを撮っても無駄」と言われ、頼んでも追い返される。

産業医に報告し、産業医から直接、総合病院Bへの紹介状を発行してもらう。
なお、産業医面談中、なんの脈絡もなく突然、産業保健師から「在宅勤務をしているか?(→週4でしている)」「在宅勤務は腱鞘炎にとって楽か?(→冷やす氷や、温める湯たんぽ、手に負担が少ないPC周辺機器を整備しているので自宅の方が楽)」という質問をされる。
考慮でもしてくれるのかと思ったら、「今はコロナ対応で一時的に在宅勤務を導入しているが、会社としては在宅勤務および時差勤務は原則禁止なので、腱鞘炎だからといって考慮はできない」とわざわざ先回りして釘を刺される。何も言ってないのに。

しかし、手の痛みでは業務停止の診断書は出ないし、このままでは痛みでなにもできなくなり人生が崩壊しかねないため、「個人の意思でどれだけ連休を取れるのか」人事に相談。
有休はすべて繋げてもよい、無休の自己都合欠勤となるが3ヶ月間欠勤可能、ということがわかる。
→9月になれば業務がひと段落するため、最悪欠勤を覚悟し、手続き周りを調べて準備(逃げ道の準備③)

2022年 6月

9月から長期休暇を取るためにメイン案件を8月中に終えるスケジュール計画。
→逃げ道の準備④

総合病院BでMRIの検査。
なお、担当医から「紹介状の文章が何を言いたいのかわからない」「産業医はポンコツが多い」と理不尽に当たられ、総合病院A同様に「MRIを撮っても無駄」と言われたが、母がなんとかゴネて検査に進む。
一週間後、「異常なし」との検査結果が出る。
→整形外科の範囲外(筋肉や骨の炎症、損傷ではない)ということがわかり、この2年間はなんだったのか、という気分になる
→今後は「脳」「神経」「心」など、他の原因を探っていくことになるが、何をしたらいいのかわからない

「月末処理の繁忙期」「月経」「梅雨の低気圧」「気温・湿度の上昇」が重なり、通勤電車でパニック発作。
在宅勤務に切り替え業務をおこなったが、通院中の理学療法(整形外科)の予約のために時間休を取得し、電車に乗ったら、2度の緊急停車で再度パニック発作。
→以降、家から出れず、家の中でもパニック発作が頻発、就業不可となる

2022年 7月

近所の心療内科の予約が取れ、パニック発作を起こし続けながら死ぬ気で受診、秒で休職判定・診断書を貰う。

2022年 8月

会社規定により、1ヶ月の欠勤を挟んで、8月6日付で傷病休職突入ーーー

どうすれば防げたのか

むしろやれることは全部やっていたと思っています。
公私共に逃げ道の準備を進めていましたし、上長や人事、産業医、労基署、病院、治療院、やれること、言えることは全部やりました。
強いて言えば、2020年4月のあのとき、急いでシステムテストをしていて、無理な体勢でキーボードを打っていたときに腱鞘炎になってしまったので、もっと急がず焦らずゆっくりタイピングしておけばよかったな、くらいでしょうか。

再発防止策

  1. 今も手が痛くなりやすいので、「とことん治そうと試みる」。

  2. でも、治る可能性が高くないので、「痛いなあ」と思ったら手を動かすのをやめ、休憩を取ったりストレッチをする。

  3. 現状を打破しようと闘い続け、心にダメージを負いながらも進み続け、ちょっとした言葉でさらに傷つき、メンタルの負のループに入っていましたが、心ない言葉を受け流す余裕がないなと思ったら、一度休憩して心を回復するという固い意志を持つ。

などでしょうか。

おわりに

パニック障害発症から1年半以上経過して、究極に自己分析を繰り返し、勉強し、休み、振り返り続けました。
そして、できる限り客観的に見ようとしても「最大限の努力はしたし、私が悪いことはなにひとつなかった」ので、自信を持って前に進んでよいと思いました。おわり。

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