vol.91 手紙の力で心を癒す【手紙の助け舟】
こんにちは、いかがお過ごしですか。
喫茶手紙寺分室、むらかみかずこです。
春の訪れが待ち遠しく感じられる頃となりました。
あと少し、厳しい寒さが続きますから、引き続き体調に留意して、元気に笑顔で過ごしたいですね。
手紙の効能
メールやチャットを送れば、すぐに返事が来てあたりまえ。LINEであれば、送って数分後にはもう既読の有無を確認できてしまいます。
そうしたせわしない今の時代にあって、ペンを手に持ち、手書きで手紙を書くというと、絶滅危惧種のようなものかもしれません。
けれど、手紙には、デジタルでは得られない様々な効能が、たしかに存在します。
今回は手紙を書くことで得られる効果効能を今一度、考えてみたいと思いました。
傷を癒す手紙
先日、ある人にお詫びの手紙を書きました。書いただけで、送りませんでした。それでも、心がすごく楽になりました。
わたしはその人に対して、すごく大きな罪悪感がありました。5年ほど前の出来事です。当時、仕方がなかったのです。どうにも避けられなかったのです。だからこそ、自分の力ではどうすることもできなかった無力感から、罪悪感が膨れ上がっていたのかもしれません。
しばらく自分の感情に蓋をしていましたが、書き終えたとき、やっと気持ちを表現できた気がして、すごくホッとしました。
手紙は心の傷を癒すものでもある、そう実感しました。
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