喫茶手紙寺分室
#01 手紙寺に込めた想い 【喫茶 手紙寺分室ができるまで】
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#01 手紙寺に込めた想い 【喫茶 手紙寺分室ができるまで】

喫茶手紙寺分室

こんにちは。手紙寺 発起人の井上です。

今日は「喫茶 手紙寺分室ができるまで」に綴る第一回目として、手紙を書くことについて私が考えていることや、手紙寺に込めた想いを書いてみることにします。

自分自身と向き合う時間が、もっと必要


突然ですが、皆さんは自分自身と向き合う時間を持つことができていますか?
日常生活の中で、ありのままの自分をさらけ出すことができていますか?

この質問に、自信を持って Yesと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

自分自身のことは、自分が一番よく分かっているつもりでも、いざ自分のことを誰かに伝えるときは、周りの人や相手からどう思われるか、世間からどう評価されるのかを考えてしまうものです。その結果、どうしても“ありのままの自分”とは異なる自分として振舞うことが増えていきます。

そうして過ごしていると、いつしか自分のことがわからなくなってしまいます。何かにつまずいたとき、自分の中にある答えや本当の想いにさえ気づけなくなってしまうように感じます。

ありのままの自分をさらけ出したり、向き合うことができれば、自分の想いや願いを強く持って、もっと前向きに生きることができるはずなのに。私は、そんな時間や場所を作りたいと思うようになりました。

手紙を書くことは、自分自身と向き合うこと

でも、急に自分をさらけ出すって難しいですよね。自分と向き合うって、簡単にできることではありませんよね。

そこで思い当たったのが「手紙」でした。

大切な誰かに宛てて手紙を書くことで、自分と向き合う時間を作ることができるのではないかと考えたのです。

その誰かとは、自分よりも自分のことを知ってくれているような人です。迷った時、悩んだ時に背中を押してくれたり、ときには自分の言葉よりも信じたいと思える言葉をくれる人。

たとえば、あなたが「もうダメだ」と思ったときにも「ダメじゃないよ」と励まして背中を押してくれた人。どんな自分も丸ごとを受け止めてくれるような人。

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それは、亡くなった方でも構いません。

むしろ、亡くなった人に宛てるほうが素直になれるかもしれません。私の場合は、亡くなった父でした。生前、あまり父とじっくり話す時間を作ることはありませんでした。
でも、今だからこそ、ありのままの思いをぶつけられたり、素直に自分の考えを言葉にすることができているように感じます。

自分の心を開き、ありのままでいられる空間を作りたい

つまり、「手紙を書く」ということは「手紙を書く相手を通して、自分自身と向き合い、自分自身と対話する」ということであると、私は考えています。そんな体験ができる空間として「手紙寺」を作ることを決めました。

それは、私にとっての「父の亡くなった病院のロビー」や「成田空港第一ターミナル」と同じような空間であってほしいと思います。

そこを訪れることで、自分の心を開き、自分の本当の想いに気づくことができる場所。大切な誰かに語りかけることで、ありのままの自分と対話することができる場所。

すべての人にとって「手紙を書きたい」と思う空間を叶えるのは難しいかもしれません。でも、生きることや死ぬこと、出会いや別れと向き合ってきた私たちだからこそ、提供できる空間があるのではないかと考えています。

そして、手紙寺を訪れる方々と共にその空間を作っていきたいと思っています。

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井上 城治 | 手紙寺 発起人
1973年生まれ。東京都江戸川区の證大寺(しょうだいじ)住職。一般社団法人仏教人生大学理事長。手紙を通して亡くなった人と出遇い直す大切さを伝える場所として「手紙寺」をはじめる。趣味は、気に入ったカフェで手紙を書くこと。noteを通して、自分が過ごしたいカフェに出会えること
を楽しみにしています。
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