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雨の日の江戸のしぐさ

今日は日本の古いお話をしてみます。

先日、旦那の仕事で運転手として江の島へ行きました。数時間しかいなかったのですが、その時間だけとても綺麗に見えた富士山。

やはり日本の象徴は素敵でした。

その際、以前美術館で見た江戸の展示を思い出しました。

とても興味深い傘のさし方の記載があり、その内容が目からうろこだったんです。

「江戸では雨の日に路上ですれ違う際、自身が持っている傘をすれ違う方の反対側へ少し傾けるのがマナーとされる。」

ほう。。

どうゆうことだろうと展示の内容を読み進めたら、昔は番傘という和紙でできた傘だったため、お互いの傘がぶつかってしまうと破れてしまう。

それを避けるために傘がぶつからないよう、狭い道ではお互いに傘を斜めにし、互いを思いやる行動をマナーとされていたようです。

斜めにすることで傘から落ちる水滴も相手に当てることなくすれ違うことができる。

こ、これは。。。

素晴らしいマナーーー!!狭い路上でも場所とらないし。。。

この江戸のしぐさを知ってから、雨の日は同じように斜めにしてすれ違うようにしています。

本当に狭い道でもすんなり通れるんですよね。

東京は人だらけなので、みんながこのしぐさをすればストレス無いですよね。

アメリカの歴史を辿っても、今これがなぜにできないのだろう?と思う事があります。

古いことは掘れば掘るだけ素敵なエピソードがあります。

その分、なんて切ないんだろうという事も見ますが、それが今の現代を作り上げたんですよね。

昔の人はいろんな意味で強いですね。

今の技術に感謝しながらも、今後も昔の知恵を調べ続けてみようと思います。

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