TEDxUTokyoSalon "Torchlight"開催決定！　私達が目指す東京大学の姿

TEDxUTokyoSalon “Torchlight”の開催が決まりました！
2月27日に本郷キャンパス赤門近くの情報学環福武ホールにて、13時開始予定です。
TEDxUTokyoにとって5年ぶりとなる本イベントについて、概要や今後の予定、そしてイベントを通じて目指すことを伝えます。

TEDxUTokyoSalonとは？

そもそもTEDxとは、TEDカンファレンスのフォーマットを活用して全世界に地域コミュニティを作るために生まれた枠組みです(詳細は11月にリリースした下の記事に譲ります)。
https://note.com/tedxutokyo/n/n5dbb04cd5f36
しかし、ライセンスの都合上TEDxイベントは年に1回しか開催できません。
活発な地域コミュニティを作るには、年に1回では心許ないところ。
そこで活用されるのが”Salon”と呼ばれるイベントです。

TEDx Salonは1年に3回開催することができ、メインのTEDxイベントの合間にコミュニティやチームを活性化させることを目的としています。
メインイベントよりも小規模で、スピーカーを招待するかさえ任意とされています。

小規模で自由度が高いからこそ、私達はSalonでしかできないことがあると考えています。
それは参加して下さった方々に、手触りの感覚として、「自分はTEDxUTokyoのコミュニティの一員なんだ」と感じてもらうことです。
数百人が参加するメインイベントと異なり、常に1つの空間を共有し、密度の高い交流を通じてアイデアを交換しあう場所がSalonです。
5年ぶりに復活するTEDxUTokyoというコミュニティの第1歩として、コミュニティの「核」を作り出すことが、今回のSalonでの大きな目標です。

TEDxUTokyoSalon開催概要

・日時：2/27(日)13:00~17:00　※予定
・場所：福武ホール(東京大学本郷キャンパス、情報学環の建物内)
・スピーカー：3名　スピーカーの詳細は参加者募集期間中に随時発表します！
・参加者：50名程度
※福武ホールは本来184名収容ですが、新型コロナウイルス対策として使用人数が限定されています。
・一般募集枠：20名程度
「TEDxUTokyoコミュニティの核を作る」という目的や参加者の多様性確保の観点から、一定数の参加者を招待させていただきます。上記のように会場の収容人数も著しく限定されているため、結果として募集可能な枠が極端に少なくなってしまいました。そのため参加者の選考をさせていただきます。
・参加者募集期間：1/29(土)～2/6(日)　※予定
募集フォームはこちら(英語版)です！
・参加費：無料
・新型コロナウイルスについて
レセプションの中止、参加者同士の距離の確保、マスク着用など、新型コロナウイルス対策に徹底して取り組みます。開催可否の判断は感染状況を確認しながら会場となる情報学環と相談して決定します。緊急事態宣言が発出された場合、大学の方針で課外活動が禁止される可能性があります。今後の動きを注視しつつ、開催可否について迅速に判断します。

(引用元: https://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp)

今後はスピーカー情報、キービジュアル、連載Passions Worth Spreading等を続々と発信していきます！ぜひ特設サイト及び公式SNSをチェックしてください！

TEDxUTokyoSalon
website: http://tedxutokyo.com/2022/salon_torchlight/
Twitter:https://twitter.com/@TEDxUTokyo2022
Instagram: https://www.instagram.com/tedxutokyo/

TEDx“UTokyo”であること

ここからは私達がTEDxUTokyoを通じて目指すことをお話します。
TEDxUTokyoは"TED"と"UTokyo"という2つの名前を背負う存在であり、私達はTEDの枠組みを通じて東京大学をより良い場所にしたいと考えています。

東京大学憲章において東京大学は「世界の公共性に奉仕する大学」とされています。
そして藤井輝夫総長を中心に策定したUTokyo Compassや、近年急速に増加している産学協創を通じ、大学側は「大学の価値とは、複雑化する社会課題に対して、多様な『知』を生み出し結び付けることでそれらを解決することにある」というメッセージを発してきました。

※UTokyo Compass について、詳しくは東京大学HPをご覧ください。
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/utokyo-compass.html

一方で、私達は東京大学には課題解決以上の役割を担う力があると考えています。
それは「未来を創り出す」こと。
大学は研究と教育の両輪で成り立つ組織です。藤井総長が語るビジョンからは、学生の姿が抜け落ちているように感じます。
もちろん学生はまだ若く、社会に貢献するには未熟な存在です。
しかし30年後の社会を生き、50年後の社会を創り出すのは私達のような若い世代です。
現在、多くの学生は大学生活をキャリアパスの一部として捉え、最小限の単位の取得と就職活動に力をいれていますが、本来私達は「未来の社会はこうあるべきだ」というビジョンを持ち、社会に対して主張し、未熟ながらそれを少しでも形にしようと努力する気概を持つべきではないでしょうか。

東京大学というコミュニティは、学生、院生、教職員、研究者、産学協創を行う企業、東大発ベンチャーとその支援者、学生団体、他大の学生、地域住民といった、多様なステークホルダーで成り立っています。
学生に限らず、現在の大学は、本当に全てのステークホルダーの力を最大限発揮できているでしょうか。シナジーを最大限生み出せているでしょうか。
この場所には、長い年月で蓄積されてきた「知」と、最先端のテクノロジーと、そして未来を創るエネルギーに満ちた若くて優秀な学生がいます。
誰しもがこの場所で、信じられないほど頭がよく、それでいて見たことないほど努力する、心の底から尊敬できる人に出会ったことがあるはずです。
だからこそ私達は、この場所にはもっともっと大きな可能性が眠っていると信じています。
その力が最大化されたとき、東京大学は必ず「未来を創り出す場所」となるはずです。

TEDxUTokyoの目指す世界

TEDxUTokyoは先日Mission/Visionを再策定しました。

世界を1つの巨大な積み木に例えてみましょう。
積み木は積むことができ、壊すこともでき、壊しても素材が失われることはありません。そして私達の世界も、誰かの思考の結晶の組み合わせでできており、一度生まれたピースが失われることはありません。
世界全体が1兆ピースで構成されているとすれば、たった10ピースを並べている人もいれば、1万ピースの積み方を指示している人もいて、それぞれが自分なりの積み上げ方を持っています。
そして、影響力の大きさはまちまちでも、それぞれが自分なりの方法で積み木を積み上げて創る未来は、きっと多様で新しい発見に満ちたワクワクする世界だと私達は考えます。

そんな積み木の世界において、積み方のインスピレーションを与えるのが「アイデア」の力です。
TEDxUTokyoはそんな力を持つ強烈なアイデアを発信することで、その場にいる1人1人が自分なりの方法で積み木を積み上げ始める場所、つまりみんなで未来を創り出す場所になります。
だからこそ、”Co-Design”や”Co-Dream”ではなく”Co-Buildだし、”Build”ではなく”Co-Build”なのです。
そして私達は、未来を創り出す場所としての東京大学の力を信じています。

“Torchlight”に込めた思い

長く書いてしまい、果たしてここまで読んでくれる方がいるかは怪しいですが、ここからが本題(笑)。
今回のTEDxUTokyoSalonのテーマは”Torchlight”＝松明の炎。

太古の昔、火の発明は調理や加工を可能にし、人類は「時間」を手にしました。そしてその「時間」を利用して人類は「知」を育んできました。
だからこそ、炎は「知」の象徴であり、まだ見ぬ暗闇＝未来を照らし出す光となります。
そして、松明の炎は燃え移ることができる。
スピーカーの持つ強烈な炎が参加者の松明に燃え移り、それぞれの場所で暗闇を照らし出す。
東京大学からそんなエネルギーを生み出すために、私達はTEDxUTokyoに5年ぶりに炎を灯します。

私達はTEDxUTokyoコミュニティの核となってくださる方を探しています。
私達の思いに少しでも共感してくださる方がいれば、ぜひこちらのフォーム(英語版)からご応募ください！共に東京大学、世界の未来を創る皆様の熱い思いをお待ちしています。
東京大学関係者以外の方も大歓迎です。
高校生、大学生、大学院生、社会人と、様々な年齢層の方の参加をお待ちしています。

“The Power of Ideas, The Power of UTokyo.”

TEDxUTokyo実行委員会

TEDxUTokyoSalon
website: http://tedxutokyo.com/2022/salon_torchlight/
Twitter: https://twitter.com/TEDxUTokyo
Instagram: https://www.instagram.com/tedxutokyo/