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ゲゲゲの鬼太郎の聖地巡礼〜調布編~


 アニメ、ドラマ、著名人ゆかりの場所を巡る聖地巡礼。各地の自治体が地域活性化のために活用しています。
 今回は、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる先生ゆかりの場所を巡る聖地巡礼。境港市は水木先生が育った街。調布市は水木先生が人生の後半を過ごした街。今回は、調布市で聖地巡礼しました。

調布市

 東京都多摩地方東部に位置する街。京王線新宿駅から特急で16分で調布駅へ。
 調布市は水木先生が人生の後半、50年間住んだ街。

布田天神社

 調布駅北口から徒歩5分。
 平安時代には記録が残されている歴史ある神社。
祭神は少名彦命(恵比寿様)、菅原道真公(天神様)。
 医療、健康、経営、造酒、学問、書道の神様が宿っています。ちなみに、菅原道真公が祭神の神社は天満宮、天神社と呼ばれ、牛の像が見られます。
 都内でも自然の残る場所。本殿裏の森に妖怪たちが住んでいる場所としてゲゲゲの鬼太郎に登場。水木先生生誕100周年を記念して、2023年3月8日まで記念御朱印も発行(2000円)。飛び出す、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクター。好奇心を伸ばし続けて名作を生んだ水木先生の名言も入っています。
 調布駅北口から布田天神社に繋がる参道には、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターのオブジェが見られます。


深大寺

 733年創建。東京都では浅草寺の次に歴史のあるお寺。現在の建物は大正時代再建。都内有数のパワースポット。
 東日本最古の釈迦如来像、日本最大の肖像彫刻、元三大師像が鎮座。御開帳。国宝の銅造釈迦如来像は東日本最古の仏像。さらに、国宝の梵鐘も見所。
 元三大師といえば、おみくじの元祖。特徴は漢文、古文で書かれていること。1~100番が存在し、現代語訳は、下のリンクを参考に
 https://omikuji-guide.com/number/

 1回200円で引くことができます。

深大寺そば

 深大寺周辺で食べられるそば。20軒以上ものお店が構えてます。江戸時代から400年の歴史のある深大寺そば。そば切りが幕府に評判だったことが誕生したきっかけ。特徴は白いそば。蕎麦の実の中心部分のみを贅沢に使用。そのため、当時は「献上そば」と呼ばれ、高級品でした。幕府など上流階級の人にしか食べられなかった深大寺そば。

深大寺で蕎麦が広まったわけ

 深大寺付近は湧き水、土壌、気候など、蕎麦に最適な環境が整っています。
 土壌は風で運ばれた火山灰、植物由来の有機物を多く含む黒い土の関東ローム層。ダマ状の土壌に保水性も排水性も優れた土壌です。また、深大寺周辺は緑が多く、武蔵野台地上にあります。このため、標高も周りより高く、ヒートアイランドの影響を受けにくい場所のため、夏は比較的涼しいです。さらに、日中の寒暖差もあり、良質なでんぷんを作るのに適した環境。
 さらに、湧水も豊富。関東ローム層の下に砂礫層があり、川の侵食により露出することで水が湧きます。さらに下には水を通しにくい土が堆積しており、砂礫層の中に水が閉じ込められます。豊富な湧き水を利用して、そば打ち、釜茹で、蕎麦を締めてコシを生ませるためのさらし水に利用されています。

湧水

 深大寺そばの人気店。
 外まで長蛇の列ができることもありますが、回転は比較的早いです。
 名物が、湧水そば。常陸秋蕎麦を使用した九割蕎麦と天婦羅。
 白っぽい麺は、香り、のど越しともに良いです。つゆも鰹節の風味が広がり、そして、天婦羅もサクサクです。



営業時間 10:00~18:30(土休日は~19:30)
休館日  木曜日
アクセス 調布駅から徒歩25分


鬼太郎茶屋

 ゲゲゲの鬼太郎をテーマにしたカフェ。ゲゲゲの鬼太郎に出てくるキャラクターのメニューも豊富。鬼太郎の顔の描かれたアートラテ、こんにゃくをぬりかべに見立てた田楽もあり。お土産にピッタリなグッズも勢ぞろい。
 入口では、鬼太郎とねずみ小僧がお出迎えなど、鬼太郎ファンの聖地になっています。時々、鬼太郎のコスプレをした熱狂的なファンも見られます。

営業時間 10:00~17:00
休館日  月曜日(祝日の場合、翌平日)
アクセス 調布駅から徒歩25分

深大寺天然温泉 湯守の里

 調布市で初めて湧き出た温泉。
 琥珀色の温泉で黒湯と呼ばれ、ミネラル豊富な泉質。館内には源泉の井戸があります。
 湯加減も心地よく、長時間入浴できます。
 湯冷めもしにくく、温かさが持続します。

営業時間 10:00~22:00
休館日  館内メンテナンス時
入館料  大人1000円(土休日1100円)、幼児、小学生600円(土休日650円)
アクセス 調布駅から徒歩20分

野川

 山梨県を水源として東京、神奈川を流れる有数の川、多摩川の支流。
 春は桜の街道が出現、夏は川沿いでBBQ。
 多摩地方には綺麗な川もあり、自然豊かな場所も多く見られます。

 2022年は水木先生生誕100周年。聖地巡礼を兼ねて散策してみてはいかがでしょうか。

境港編


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