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男鹿水族館GAOは防御力高めの水族館だった。

結論

  • 男鹿半島独特の地形を利用して防御力強化。

  • ハタハタなど秋田ならではの魚が観察できる。

  • シロクマの豪快なダイブ、ゴマフアザラシのサービス精神に魅了される。


男鹿水族館GAO

水族館GAOは、秋田県唯一の水族館です。2004年7月13日、誕生しました。GAOは、Globe(地球)、 Aqua(水)、 Ocean(海)の頭文字を取って名つけられました。

防御力高めの水族館

男鹿水族館は男鹿半島の西側にあります。目の前には広大な海が広がっており、背後は崖が迫っています。この立地が男鹿水族館の防御力を高めています。シロクマの屋外展示場に行くと、険しい地形がよくわかります。水族館から出て崖を上ると、青い絶景に出会うことができます。

背後には、3000万年前に溶岩が固まってできた小豆色の岩肌です。岩肌をよく見ると、小豆色の岩石の隙間から白、灰色など色の異なる岩石が入り込んでいるように見えます。地下深くのマグマが岩石の割れ目に沿って入りながら固まることにより、色の異なる岩も出現しました。

水族館周辺は、景勝地です。男鹿水族館から南に移動すると、ゴジラ岩、ガメラ岩、亀岩など、それっぽく見える岩が多く並びます。自分なりの名前をつけて岩を誕生させることだってできます。自分のつけた場所が観光名所に変わるかもしれません。

男鹿水族館GAOの内部に潜入してみた

目の前の海を切り取ったような大水槽

最初の水槽は、目の前の海を再現されていました。8mの高さがあり、男鹿水族館最大です。中には、ゴジラ岩に似た岩があります。しかし、見つけることができませんでした。男鹿半島を中心に秋田県の海域に生息している魚が飼育されています。アオウミガメにひっつくコバンザメが特に印象に残りました。普段食べている魚の泳ぐ姿も眺めることができます。

秋田県の魚について詳しくなれる!

秋田県の魚といえば、ハタハタです。ハタハタ専用の水槽があり、ハタハタの泳ぐ姿を日本で唯一見ることができます。生きたハタハタを観察する前に、ハタハタの生態、秋田県のハタハタ漁の歴史、文化も学ぶことができます。

ハタハタについて詳しくなってから、ハタハタに対面します。ハタハタは、小さく、ワカサギと同じ大きさと思っていました。しかし、実際に見たハタハタは大きく、イワシほどの大きさがありました。ハタハタについて学んだことは、旬が近づいてからお話します。

オオカミウオ、トクビレ(八角)も秋田でとれる魚です。

ファンサービスが旺盛すぎゴマフアザラシ

ゴマフアザラシ、キタオットセイも飼育されています。どちらも人懐っこいです。特に、ゴマフアザラシのサービス精神にプロ意識の高さを感じました。手を挙げても、近づきます。カメラを向けると、目線が合います。「撮ってください」タオルをゆっくり回すと、一回転します。赤いタオルを見せると、特に反応します。

ホッキョクグマの豪快なダイブが観られる

男鹿水族館のチケットにも採用されているほどの人気です。豪太とモモの2頭が飼育されています。目の前に向かって飛び込む姿に、豪快さを感じました。

ホッキョクグマが遊ぶときに使ったボールも展示されています。1ヶ月しか遊んでいないのにボロボロです。一般の方が叩いたり、踏んでもカンタンにはヘコミません。

シロクマは、かわいいだけではなく、襲われたら命を落とす可能性もあるほどのパワーの持ち主だと認識させられました。脱走したら、大騒ぎになるため、管理も厳しいです。30の扉でふさいでおり、開け方も暗号です。講習も受けなければ入ることができません。飼育担当の数人程度しかオリの中に入ることができません。

男鹿水族館の裏側を覗いてきた

500円課金すると、男鹿水族館の裏側を知ることができます。ケガ、病気のあるリハビリ組、繁殖できすぎて余った個体、来たばかりで慣れてない個体は、ひっそりと暮らしています。お客さんの前で見せる姿は、ほんの一部にすぎません。いけす程度の小さな水槽でした。ウミガメ、エイの赤ちゃんも飼育されていました。

アマゾンの魚の展示コーナーもあったり、コウテイペンギンも飼育されていました。コウテイペンギンはペンギンの中では3番目に大きく、小学2年生ほどまで成長します。


今回は、男鹿水族館で秋田県の魚を中心に観察しました。レストランで男鹿半島の海の幸をランチで味わったり、男鹿半島ならではのお土産も充実していました。しかし、レストランは、お盆のため、1時間待ちでした。断念して、次回以降の楽しみにします。


開館情報

開館時間 3月中旬~10月 10:00〜17:00
     11月~3月上旬 9:00~16:00
     GW、お盆など繁盛期は延長あり、1時間前最終入館
定休日  1月、2月のメンテナンス期間、
     1月~3月上旬木曜日
入場料  高校生以上1300円、小中学生500円
アクセス 男鹿市路線バス「男鹿北線」片道200円
     なまはげタクシー


参考文献

秋田のトリセツ
秋田検定

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