長野と山梨で格安にブドウを食べ比べる手段とは?

まとめ

 生産量1、2位の山梨県と長野県。山梨県は8~10月、長野県は9~11月が旬。シャインマスカット、巨峰、ピオーネは両県で食べられ、山梨県には、次世代シャインマスカットのバイオレットキング、我が道、マイハートなどが誕生、長野県ではナガノパープル、クイーンルージュなどが誕生。JRの乗り放題、早割などお得なきっぷを駆使したり、農園や直売所で購入することによって安く、両県のブドウの食べ比べを楽しむ旅ができ、オススメ。

 生産量1,2位の山梨県と長野県。ブドウの旬は山梨県の方が1ヶ月早いです。山梨県と長野県は篠ノ井線、中央本線の乗り継ぎで行くことができ、近いため、ブドウの食べ比べを日帰りでできます。松本から甲府は特急あずさを利用することによって約1時間で行くことができます。早割を利用すると、チケットレスで100円安く乗ることができます。
 また、両県ともブドウを農園、直売所、スーパーマーケットで購入可能。特に、ブドウの季節の直売所では、格安で購入できることから、開店前から駐車場は埋まり、駐車待ちの車がズラリと行列を作るほど賑わいます。今日は、長野県と山梨県でブドウの食べ比べを楽しみました。長野県と山梨県で生産が盛んな品種が異なり、面白いです。

山梨県

 生産量40600t(2021年)で1位。8月から10月に旬を迎えます。甲府盆地の東側で生産が盛ん。甲府市の東隣の笛吹市が市町村別で日本一のブドウの生産量を誇ります。桃の生産量も日本一のため、笛吹市はフルーツ栽培の盛んな街です。また、山梨県は甲州ワインも有名で、甲府盆地の東端に位置する甲州市勝沼は昔からワインの名産地として全国的に知られています。11月になると、新酒が出回るようになりワイナリー巡りも山梨観光の楽しみの一つです。山梨県で食べて特に、おいしかったブドウの品種を紹介します。

藤稔

 ピオーネ×井川682号
 8月から9月中旬が旬。酸味と甘味のバランスが絶妙でジューシーな果汁を味わえる黒系ブドウ。粒が大きいのが特徴で500円玉~ピンポン玉サイズです。値段もシャインマスカットと比較して安く購入でき、コスパがよいです。種あり、種無しがあります。

次世代のシャインマスカット

 赤色ぶどうで皮ごと食べられるウインクと掛け合わせて、赤、黒紫色の皮をもったさまざまなシャインマスカットの次世代を担う品種が開発されています。

富士の輝き

 8月下旬~10月初旬に販売されます。ブラックシャインマスカットとも呼ばれ、黒紫色の皮が特徴。蜜のような甘味が特徴です。

バイオレットキング

 8月中旬~10月初旬に販売されます。赤色と黄緑色のまだら模様の皮におおわれ、大粒なのが特徴。リンゴのように弾ける皮の食感、香りもよく、甘味と酸味のバランスが絶妙です。

他にも、シャインマスカット×ウインクをベースに甲斐路も合わせた「我が道」、断面が綺麗なハートの形をした「マイハート」も作られています。

 このシャインマスカット×ウインクの組み合わせで品種改良を行い、バイオレットキング、富士の輝き、我が道、マイハートを生み出したのが、志村葡萄研究所。ここでは、他にも巨大なシャインマスカットの雄宝など、さまざまな品種を誕生させています。まだ市場に出回っておらず、ここでしか出会えないブドウも揃っているため、人気スポットになっています。また、併設されているカフェでは、オリジナル品種を使ったパフェやタルトなどスイーツも味わえます。

長野県

 生産量28800tで全国2位。9月~11月に旬を迎えます。主な生産地は長野盆地、松本盆地。長野県北東部に位置する中野市が県内一の生産量を誇ります。中野市はえのきの生産でも有名です。また、松本盆地の南に位置する塩尻市はワインの生産が盛んです。塩尻駅には、ブドウ畑があり、駅のシンボルになっています。

シャインマスカット

 岡山県で誕生し、長野県が生産量全国一位です。
 皮ごと食べられ、種もないため捨てる手間が省けること、香りのよさと甘さで2015年頃から人気急上昇。また、病気に強いため、管理しやすく、生産量も急増中です。グミや飴などお菓子の加工用としても人気が高まっています。
 長野県のスーパーでは、100g当たり199円で購入できたり、直売所では1000円未満で購入可能な場合もあります。都内で購入するより断然お得です。

ナガノパープル

 巨峰×リザマート
 9月中旬~10月中旬に販売される大型のぶどう。皮は黒紫色でポリフェノールが豊富。甘味が強くジューシー。一房食べるとワイン1本分のポリフェノールを摂取できて抗酸化作用などによる健康効果も期待できます。 

クイーンルージュ

 シャインマスカット×ユニコーン
 9月中旬~10月上旬に販売される長野県限定の最新品種。2021年から市場に出回るようになりました。種無し、皮ごと食べられ、甘味が強いのが特徴。人気の出る品種になること間違いなしです。

 令和に入ってから主力はシャインマスカットになりつつありますが、シャインマスカットが台頭する前人気だった種無しぶどうの代表のスチューベン、昔から人気のある品種の巨峰、ピオーネ、ナイアガラも安価で食べることができます。
 山梨県は10月いっぱい、長野県は11月までブドウを楽しむことができます。北陸新幹線、中央線特急で山梨県、長野県を訪れてブドウの食べ比べの旅はオススメです。13日前に予約すれば最大30%OFFで乗ることができます。
 

この記事が参加している募集

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、よりよい記事の作成、クリエイター支援などnoteのクリエイター活動に利用させていただきます!