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本の要約

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色んなセグメントの感情にダイブしたい。曖昧で複雑な感情に一番フィットする言葉を模索し続けたい。その感覚が小説の快感ポイントなんで。オススメされたら100%読みます。カタカナばっか…
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2022年1月の記事一覧

「察して!」は傲慢だ。 『ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか』

一番大事なことは、、「ニュアンスを汲み取って!!」は傲慢だ。 言葉にしなければ伝わらない。困ってたら誰かが声をかけてくれ、教えてもらえるんじゃないか、などの甘い感情は持たない。 Q. 私は、自分自身に満足している。Q. 私は、自分自身に満足している。 ドイツ80%日本50% Q. 自分には長所があると感じている。 ドイツ90%日本60% Q. 自分は役に立たないと否定できる。 ドイツ70%日本50% 「素の自分」がかっこいい女性はノーメイク。 「ベビーシッターを雇った

ダメな人間だし、これまでもこれからも、きっと間違いを犯す。 『ランチ酒』

一番伝えたいこと人の手を借りている人、その手になっている人にはよく沁みる。娘の明かりを見守る祥子のように、そんな祥子を見守る亀山と幸江の世に、そして祥子が見守る今夜の客のように、気づかないうちに人はどこかで見守られている。だから周りの人を大切にしよう。ありきたりだけど、見る度思い改めたい。 食事と人は結びつく。例えば僕だったら、Mと食べた角煮、マック。Kさんと食べた焼肉。Oと食べたピザまん。Tと食べた豆腐カツ。全部すげえ美味しかったし、どんな席か覚えている。 自分に寛大に

所得・消費・財産に税金がかかる 『お金の超基本』

社会人になる前に最低限のことが勉強しておきたいから。 個人事業主とフリーランス 個人事業主とは、個人で独立して事業を行う働き方。主に弁護士や飲食店の経営者。フリーランスは仕事の単位毎に契約する個人事業主の一種。 個人事業主のデメリットは、住宅ローンがおりにくい。退職金がない。加入できる社会保険が少ないなど。 法人化すると、社会的信用が高くなる。事業拡大の資金を借りれる。社会保険の加入範囲が広がる。 納める納税⇄支出⇄還元個人or企業が国or地方自治体に納税する。国o

自分の好きなことがわかると、他人の好きなことを尊重できる。 『ナナメの夕暮れ』

一番大事なこと「他人への否定的な視点は、時間差で必ず自分に返ってきて、人生の楽しみを機会を奪う。」自分の好きなことがわかると、他人の好きなことを尊重できる。つまり、自分と他人は連動すると覚える。 僕らには、解明する道しかない。第一ボタンを何も疑問を持たず閉めれる人は、きっと何の疑問も持たずに生きていける。だけど、疑問を持ってしまう人は「自分探し」と「社会探し」をしなければ、「生き辛さ」は死ぬまで解消されない。 自分は何が好きで、何が嫌いか。何をしたくて、何をしたくないか。

孤独は本当に大切なものを浮かび上がらせる 『ひと』

すごい。とても良かった。「一人の」秋・冬・春と来て、「一人ではない」夏の4章で終わりを迎える。 一番伝えたいこと実直でありたい。誠実で正直なこと。「実直」の「実」は「誠実」「真実」などに使われるように、「まこと」の意味を持つ漢字です。一方「直」は、「直立」「直進」など「まっすぐで素直」。 テーマ「孤独」店主、従業員との信頼関係。田野倉に来る客。青葉、剣との変わらぬ付き合い、父の同僚、父の性格。自分は一人ではないことを気づいてゆく。 彼の目が離せないのは、彼が実直であるか

第3のやる気 ギャップモチベーション 『神モチベーション 「やる気」しだいで人生は思い通り』

一番大事なこと!!第3のやる気である「ギャップモチベーション」をコントロールせよ。 前提知識3点頑張らなくても、必死にならなくても、行動できるようになる。 3種類の「やる気」とは?電車急ぐのはやる気か??このままでは間に合わないという「現実」と、間に合って電車内でホッとしているという「理想」を埋めているのだ。 熱中・没頭の仕組みは「ギャップ」だった。未来を想像して、それがモチベーションになる。まさに、就活の時はこれだけが頼みの綱で絶大な効果は経験則で自負しているよな!!

10秒コマンド・1日5分割思考 『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』

やる気に頼るなよ〜。 ポイントは2つ!!!1. 初速 2. 行動ブレーキを外す 一番大事なこと!!初速のとっかかり!!! 「10秒アクション」。試しに。。が大事。 前日に1つだけ。最初の項目一つだけ入力しとく。本を開いた状態で置いとく。 アンカリング新しい習慣は習慣にくっつける。0から習慣化する必要がないと知れば、ハードル下がる。電車→本。歯磨き→スクワット。お風呂→本。 とにかく動く。行動ブレーキの解除方法10秒コマンドメモ 特に作業中断して、復活するとき。理由は

知らなくていいこともある。けど、知らないとこうやって向き合えなかった 『余命3000文字』

私は漢字が書けないお姉ちゃんが養子の話。漢字が書けない=何も知らない。 小学校は1000字。漢和辞典は50000字もある。知らないことだらけ。これから知らなきゃ良かったと思うこともあるかもしれない。知らなくてもいいことを知るのは怖い。だけど、お姉ちゃんは、それでも何かを知ることは楽しいことだと言っていた。まだお姉ちゃんの言うことはわからないことだらけ。だから、これからもっと考えたことたくさん話して、自分なりの答えを見つけていこうと思う。 理解できない相手と、好きな人と、よ

弱さを認める 『おまじない』 - 西加奈子

少女、ファッションモデル、キャバ嬢、レズビアン、妊婦。いろんな女性の悩みを軽くしてくれる。 とてもいろんな人に紹介したくなる本だった。女の子に限らず、生きやすくなるそんな言葉が沢山あった。西加奈子の他の本も買ってみようと思った。特に、サラバ!は読まなければ、、、 [対談]長濱ねる 西加奈子「世間で良い子ぶってる子は本当に良い子なんだ。」という西さんの言葉が詳しく知りたくて本を取った。 『孫係』。一番反響あったそう。理由はみんな良い子だから。良い子を見て、「良い子ぶりっ子

「わからないこと=面白くないこと」ではない。 『夜を乗り越える』

久しぶりに唖然となった本である。。 「あんま調子乗んなよ!」人を笑わす快感と表現することの恐ろしさを知った。笑いを取りたいけど、ライン越えたら怒られて恥をかく。 自分はすごく無理して明るくしている。もう1人の僕がいつもそれを見ていました。 先生が謝ってきた。大人が子供に対して真正面から向き合ってくれた。 小説はあの頃の僕を思い出させてくれた。あの頃の自分の気持ちを具体的に整理してくれた。 いつも保護者や先生は決めつけてきた。僕はどうしても大人が好きにはなれませんでし

失恋の悲しさでなく、孤独の寂しさ。 『こころ』 - 夏目漱石

裏切りに遭い、人を疑うようになる。先生は学生時代に両親を二人とも腸チフスで亡くし、母親の言いつけ通り、叔父を頼ります。 叔父の援助で先生は東京に出て高校に通い、この頃はそんな叔父を信じ、感謝していました。 そんなある日、叔父は先生に縁談の話を持ちかけます。相手は叔父の娘、つまり先生の従妹にあたる人でした。しかし、親しくてもそこに愛情はなく、先生は縁談を断ります。 するとそれ以来、叔父をはじめ親族の態度が妙になり、先生ははじめてこのままではいけないことに気が付きます。

恥の多い生涯を送ってきました。 『人間失格』 - 太宰治

「恥の多い生涯を送ってきました。」 タイトル『人間失格』とは、主人公が自分自身を省みて「こんな私は、他人からみたら人間失格だ」と、自分の人生を他人から見た評価なのではないでしょうか。 葉蔵は小さい頃から、他人が何をどう感じているのかが理解できませんでした。他人の幸福は自分が感じる幸福というものとはまるで違うと感じていました。みんな何を考えて生きているのだろう?自分とはまったく違うのだろうか。そういったことを考えては不安と恐怖に襲われていました。 そこで、そうした不安をごま