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「入居者から管理者へ。テクレジが人生を加速させた」/ Yukiさん/テックレジデンスメンバー紹介シリーズ#4

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もしあなたがIT人材で、コミュニティを持ちたい!テックレジデンスを知りたい!と感じているなら、
一番知りたいのはどんな人がいるのか?ということではないでしょうか。

各分野で活躍してるエンジニアやデザイナー、マーケター、ディレクターなど、多才なテックレジデンスメンバーを紹介していくこのシリーズ。

第4回は、元テックレジデンスの住人であり、現在は新潟拠点の管理をしている【Yuki】さんです。
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新卒で大手ERPパッケージベンダーで、開発部門に所属していた【Yuki】さん。
会計ソフトの品質を管理するQA(Quality Assurance)を4年間。QAの経験を生かし、2年半は導入コンサルを担当。

大学時代より目指していたメディアの仕事をすべく、29歳でWeb業界に転身。渋谷のスタートアップでメディア事業部の立ち上げ、組織作り、メディアのグロースを実行。5ヵ月間でエンジニアメディアを月間300万PVに育てる。Web業界に転身する際の重要なエッセンスとなったのがテックレジデンスだったそう。

現在は、独立し、Webマーケティング会社を設立。テックレジデンス初の地方拠点・新潟の管理も担当している【Yuki】さんのキャリアと、テックレジデンスとの関わり方について伺いました。

理想の転職を叶えるためテックレジデンスに入居

新卒で入社した会社を辞めると言ったときは同期から「意味がわからない」と言われました。会社に託児所があって復帰ボーナス(産休明けに会社復帰した際にもらえる賞与)もあり福利厚生が十分にあるなかで年収も高いのに、なぜ辞めるのか?と。
大学ではマスコミ学を専攻していたのですが、幼い頃から発信やコミュニケーションを仕事にしたい、と思っていました。

29歳になったとき、メディアの仕事をするなら今が最後のチャンスだな、場所と時間を選ばずに働くならWebだな、と思い、Webメディアの会社に転職することを決意しました。
私の中では、1年で数字の成果を出す、と決めていたので、大手に入ってゆっくり成長したのでは意味がないと考え、転職エージェントは使わずに会社訪問のみで力がつく会社を探していました。

しかし、同じITと言ってもWeb業界については素人だったので、失敗しないために思いついたのが、IT人材が入居するテックレジデンスに住みながら、Web系エンジニアたちにスタートアップ企業について、Web業界について生の声を聴きながら転職先を決めよう、ということでした。

入居で投資に対するお釣りがきた!?

テックレジデンスに入ってからは毎日驚きの連続でした。当時、海外に進出しようとしていたフリマアプリのエンジニアや、GAFAのエンジニア、Webデザイナーなどが住んでいたんですが、毎晩、知らないカタカナが飛び交っていて、転職すると女性エンジニアに話したときに「Yuki、SO必ずもらわないとダメ!」と指摘され、「え、えすおー?」と頭が追いついていませんでした。

当時住んでいたテックレジデンス表参道(今は閉じています)には庭がついていたんですが、そこで野菜を作るメンバーが、水やりが面倒だ、と言い出し、その翌週には、土の乾き度を測って自動で水やりをする水やり機が完成していました。

他にも風呂が空いたらLINEにbotが飛んでくるシステムを自力で開発するメンバーも。自分は何も提供できないな、と思いつつ、Webメディアのグロースハッカーになってやる、という気持ちに火がつきました。

程なくして未経験でもWebメディアを0から立ち上げてグロースを任せてくれるスタートアップを見つけ入社。サイトのPVを稼ぐため、毎日30本記事を公開する日々を5ヵ月続けました。
すると、Webメディアの上流から下流までひととおりできるようになり、次第に個人事業主としての仕事の依頼もくるようになりました。

転職して給与は半分になった代わりに家賃は倍に。給与の2/3が家賃に消えていましたが(笑)それでも、夜な夜なサービスやビジネスアイデアを壁打ちにつき合ってくれる仲間に出会えたことで、十分お釣りがくるくらいの価値がある日々だったと本気で思っています。

独立し、入居者から管理者へ

2019年ごろから個人事業主と会社員の両方をし、欲しいスキルを求めて何社かジョブホップをした後、2020年1月にWebマーケティングの会社を設立しました。
会社を作る少し前から、新潟の専門学校でSNSマーケティングの講師をし始め、半年間は東京と新潟を行き来していました。

その中で新潟が住みやすいと感じ、部屋を借りたんです。まもなくしてコロナが始まり、訪問する必要性がなくなったので、お客様はほぼ東京の企業ですが、新潟に移住しました。

CEspaceの若泉さんから「Yukiさん新潟にいますよね?テックレジデンスの管理者になっていただけませんか?」と連絡があったときには二つ返事でやります!と言いました。
テックレジデンスの初期メンバーでもあるので、テックレジデンスが大事にしていることや理想の世界は心得ているため、自分でも適任だと思ったというのがあります。

今は新潟県や新潟市と協力して企業誘致の動きを進めるとともに、IT人材に価値ある住居を提供したいと考えています。関わり方は変わりましたが、人生を加速してくれたテックレジデンスに感謝の気持ちを込めて、新潟を盛り上げていきたいと思います。

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【TECH RESIDENCE(テックレジデンス)】
住人は、エンジニアやデザイナー、クリエイターなどのTECH人材専用 コミュニティ型住宅です。


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