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娯楽で解決しないなら

人生は睡眠と移動と雑事と余暇で出来ている。これマジ。

そんで、睡眠と移動が6割を占め、雑事を含めると9割になる。いや、クソつまらんな、人生。

だからその残り1割の余暇の過ごし方が一大事になって、我々はそこにテクノロジーだ何だを総動員し、何とか割合を増やそうとするのだが、前述の通り、そもそも睡眠と移動で7割はいかれている。こうしている間に1割増えてる。そう、最初から負け戦なのだ。

残り3割だぜ、どう頑張っても。イチローじゃないんだから。

結果、手の届く範囲で娯楽を浴びて過ごすようになるんだけど、どうも様子がおかしい。

あれ?もしかしてだけど、
人生の豊かさは、芸術や娯楽で解決しないんじゃあないか?

と例のメロディーと伴に蝿の様に頭にまとわりついた。

どれだけ読書して、映画を観て、漫画を読んで、ゲームをして、音楽を聴いて、絵画を楽しんで、日本ヤバいとか言っても、実生活は何も解決しないという事実のことだ。うう、言ってて辛い。

娯楽が人生を解決しないのなら、
娯楽は死んだと言ってもいいんじゃないだろうか。とも言い換えられる。

ここである指摘をしたい。以下はネットでいくらでも拾える内容だ。

資本主義が抱える課題
(1)「拡大・成長」が労働人口に左右される
(2)労働力の商品化と伝統的社会の破壊
(3)生産性の向上とブルシットジョブ
(4)資本が資本を生み、格差が拡大するサイクル
(5)市場で評価されること以外に価値がつかない

別に今さらリベラルを標榜しているわけではない。皆が平等にとも思わない。
ただ、人生がクソすぎる理由が全部ここに書かれてあるという事実はみんなにシェアしたい。特に3番と5番。

3. 効率的に物事を行おうとしたら、どうしても分業化して、まじでクソみたいな仕事を延々とやらされる。これは工場勤務からハリウッドのスーパスターまで皆同じで、ただの役割を与えられているに過ぎない。

5.生産性のない仕事(まさにこの文章とか)や、カロリーを産まないものは忌避される。文化・芸術があるじゃないかと言われそうだが、その文化・芸術がコロナ禍のとき、どんな扱いをうけたか忘れたわけじゃないだろう。


なんか、1割にも満たない余暇の内容を見直すより、3番と5番をどうにかしたほうがより生産的なんだけど。
と、生産性を出すあたりの自らの狡猾さがなんかね。とも思うのである。







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