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東技会への想い

 平成31年3月に、ある人に声をかけられて、勉強会を立ち上げた。その名も「東京都若手技術科教員基礎勉強会(東技会)」である。

 令和6年4月で東技会も6年目を迎える。令和5年度の活動では、11回の対面で勉強会を開催することができた。技術科教員(学生を含む)計44名に参加してもらうことができた。勉強会の主なテーマとして、教材(microbit、スモウルビー、合板DL材)の研修会、年間指導計画、定期考査、作品展や学習評価だけでなく、大学の先生に来ていただき講演会を開催することができた。

わかってほしいこと

 この勉強会は、お友達づくりではない。排他的な小集団ではない。何か人を集めて、お金を儲けようとか、権力や地位を手に入れようという類のものではないことをわかってほしい。
 技術科の先生方は、学校に一人で授業の相談ができない。市教研や区教研はあるものの、なかなか自分の授業の悩みを解決できる環境がない。そこで、出張にはならないけど、部活などで忙しいけど、月に一回集まって、技術科の先生方で悩みを共有して、明日の授業をどうしようか。何が正しいのだろうかと情報交換したいだけの集団である。ただそれだけの集団である。だからこそ、東技会のメンバーには積極的な参加や主体的な取組を期待している。一人でも多くの技術科の先生方と共に、”正しいだろう授業”を目指すことは、先生方本人にとっても、その先生が所属する学校やその生徒にとっても、保護者や地域にとっても、絶対良いことであると信じている。

 免許外の先生が多いこの教科にとって、東技会のような主体的な組織が全国各地で生まれることを期待し、その見本になるように活動を維持・発展させていきたい。

…私からは以上です。

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