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【5分でわかる】コロナ感染拡大下リモートワーク社員のマネジメント方法

※こちらの記事は、2020/5/11にメールマガジンで展開されたものです。

 新型コロナウィルス感染拡大により外出自粛要請が出て以降、多くの企業がリモートワークに方向転換しました。社員の働き方は大きく変わったものの、多くの場合で会社の管理が追いついていないのが現状です。この状況を乗り切るためのノウハウをご紹介します。

コロナ対策リモートワークには注意が必要

 サポート体制なくマネジメントも行き届かないでいると、社員のパフォーマンスは低下しやすく、その進行に気づかないまま、企業としての大きな損失に繋がる恐れもあります。社内の繋がりが弱くなることによって、社員のモチベーション低下の影響も危ぶまれます。長期化すれば健康問題の影響も出てくると考えられます。持病の悪化や飲酒・喫煙の依存が強くなり、勤怠に影響することも。見えない社員の不調がじわじわと経営を蝕んでいく危険が潜んでいるのです。

コロナ対策リモートワークに必要な3つのノウハウ

 コロナ対策リモートワーク経営の難しい理由に、3つの知見不足があると考えられます。
①コロナウィルス感染症拡大が及ぼす心身への影響についての情報不足
②リモートワーク経験値の不足
③メンタルヘルスケアのノウハウの不足

 この3つの不足しがちな知見について、取り入れやすいマネジメント施策とともにご紹介します。

コロナ対策リモートワークの3つの施策

①コロナウィルス感染症拡大が及ぼす心身への影響について
 誰しもが不安感を抱きやすい状況ですが、多くのネガティブな感情や行動は知識の欠如や誤りによって生じます。正しい情報と知識を得ることが落ち着いた状況理解に繋がります。コロナウィルスが生むストレスのメカニズムについて資料を添付しておりますので、社員の皆様に共有するなどしてご活用ください。

ストレスのメカニズム

②リモートワークのコツについて
 「テキストベースだと伝わりづらい」「気軽なコミュニケーションがとりづらい」。出社して同じ職場で声をかけらえるのとは勝手が違い、リモートワークでは対話が消極的になりがちです。そんな状況を緩和するツール活用術をご紹介します。
Zoomなどオンライン会議ツールを活用している企業様も多いと思います。導入されているオンライン会議ツールを使い、5~10名程のチーム単位で個人作業をする時間を設けると話しかけやすい環境が作れます。ビデオ停止して見られている緊張感を無くしつつ、マイクはつけておくと、一緒に作業している感覚を得ながら、ふと確認したくなったことなどを聞きやすくなります。

③メンタルヘルスケアのノウハウについて
 社内でのコミュニケーションが改善されたとしても、社員個々人の自己管理が土台となります。心身に及ぼす影響を知ったとしても、それに対する対策がわかるとは限りません。
対処法の多さがストレスの感じ方自体を左右すると言われています。今はアクティブなストレス発散をしづらい状況なので、五感を使う方法を試してみてはどうでしょうか?部屋に緑を取り入れる、BGMを流す、アロマオイルを楽しむ、肌触りのいい寝具に替える、好きなものを味わって食べる等といったことが挙げられます。
ストレス対処にはタイプがあり、人それぞれに合うものがあります。社員の皆さんで自分のストレス発散方法を紹介し合うワークショップをされてみるのもお勧めです。

TechDoctorは続けてサポートします

 ご紹介したことは、各企業のご状況により工夫が必要になるかもしれません。より詳しい情報をお求めの場合、お気軽にお問い合わせください。サポートとなる情報提供を引き続き行います。

【出典】

緊急時のメンタルヘルスと心理社会的サポート(MHPSS)に関する機関間常設委員会(IASC)リファレンス・グループ(2020年3月)「新型コロナウイルス 流行時のこころのケア Version 1.5」.
宮本剛志「新型コロナウィルスによる不安やストレスなどの問題に対処するために」 一般社団法人日本産業カウンセラー協会.
https://www.counselor.or.jp/covid19/covid19column9/tabid/515/Default.aspx (最終閲覧2020年5月5日)
「疲れた……と思ったら、五感をフル活用したリラックス効果を。」cotree. https://cotree.jp/columns/38(最終閲覧2020年5月5日)


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