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「ととのう」ためのテクノロジー

THE TECHNOLOGY NOTE更新4回目、今回のテーマは「ととのう」です。サウナブームを牽引した「ととのう」という言葉に端を発し、テクノロジーを利用してメンタルウェルネスや、認知機能、身体能力の向上を目指すためのテクノロジーなどについて、様々な議論が行われました。

サウナで「ととのう」プロセスの分析から、「快な体験」というのは、その逆の「ストレス」をコントロールすることによってデザインできるのではないか?という仮説が提唱されています。

外的な手段によって生理的心理的な変化を意図して発生させること、何かしらリラクゼーションにそれが接続されることを「ととのう」と定義すると、実は「ペットロボット」や「お化け屋敷」といった、一見全く関係がなさそうなコンテンツの中にも、巧みに「ととのう」ための技術が盛り込まれているのではないかという分析がなされています。

マインドフルネス瞑想やジャーナリングといった認知行動療法的メソッドをデジタルデバイスとして実装を試みた、筆者の過去の取り組みを紹介しています。

様々な制御技術の進化が制御不可能なものの制御を可能にしてきたように、サウナをはじめとする人間への刺激システムを制御することによって、そのうち人間は自身の気分をも制御可能になるのではないか、という予想が語られています。


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