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    THE TECHNOLOGY REPORTは、テクノロジーの風向きへの感覚を言語化・体系化していくことで、手段先行に陥ったり、進むべき方向を見失わないようにするためのコンパスを作ろう!という思いを共有するBASSDRUMとDentsu Lab Tokyoのメンバーによりはじまったプロジェクトです。

最近の記事

THE TECHNOLOGY REPORT Issue:03 "Creativity" 特別インタビュー:馬田隆明/東京大学 FoundX ディレクター

「技術」は、社会を変えてきました。 わたしたちが実現したい未来を描くとき、おそらく、そこにはあたらしい「技術」が共にあるはずです。その「技術」は、どのように進化を遂げているのでしょう。「技術」を社会に実装する際、視点はどこに置くべきか。ティンカリングの重要性やランダムの価値にも触れながら、数多くのスタートアップ支援に関わってこられた東京⼤学 FoundX ディレクター⾺⽥隆明氏にお話をお伺いしました。 技術による創造性/ティンカリングは有効か? ⼟屋:今回のTHE TEC

    • 枯れた技術について検討する

      テクノロジーの潮流を観測していると、つい最新の技術に目を奪われがちです。 しかし、最新の技術は十分な検証ができておらず安定性が今ひとつだったり、コストが高いといった問題があります。そのため、ある課題に対する解決策を考える時、そもそも最新技術をあえて採用せず、ずっと昔からある、いわば「枯れた」技術を使えば、安定性が高く、コストも削減することができることがあります。 このように、テクノロジーを利用して何かしらの課題を解決しようと臨む時、最新技術だけではなく、枯れた技術をニュー

      • NFTアートについて考えるための5つの記事

        今回は、2020年ごろから大きな話題となった技術「NFT」について考えます。NFTというコンセプトが登場して以来、トレーディングカードやゲーム、アートなど複数の分野でよく聞くようになりました。 どのようなデータも複製しやすいというデジタルデータの特性により、データ自体の唯一性・真正性が担保しづらいという課題に対し、ブロックチェーン技術を利用して取引記録を記録することによって、画像自体はコピー可能でも、台帳上所有することができる数量は限定をできたり、所有している人はその真正性

        • ロボットの未来

          THE TECHNOLOGY NOTE更新6回目、今回のテーマは「ロボット」です。機械学習の急速な進化に伴ってさまざまな領域の技術が急速な進化をしています。現在はソフトウェア技術の進化として注目されがちですが、知覚系(音声認識/空間認識/画像解析)、知能/制御系(対話/動作最適化等)など、複数のソフトウェア技術を利用する「ロボット」も、大きく進歩することが予想されます。ロボットとはそもそも何なのか?今後我々の社会にどのように実装されていくのか?さまざまな議論を経て、今回は以下

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        記事

          検索はどこへ行く

          THE TECHNOLOGY NOTE更新5回目、今回のテーマは「検索」でした。昨今の対話型AIの登場によって、わたしたちにとって最も身近なアプリケーションの一つである「検索」にも、大きな変化が訪れようとしています。今後検索はどうなっていくのか?そもそも検索とは何なのか?検索にまつわる様々な議論の末、今回は以下の4本の記事が執筆されました。 なぜ最近のインターネットはワクワクしないのか?あのワクワクはどのように取り戻すことができるのか?奇しくもかつて多くのブラウザがその名に

          検索はどこへ行く

          「ととのう」ためのテクノロジー

          THE TECHNOLOGY NOTE更新4回目、今回のテーマは「ととのう」です。サウナブームを牽引した「ととのう」という言葉に端を発し、テクノロジーを利用してメンタルウェルネスや、認知機能、身体能力の向上を目指すためのテクノロジーなどについて、様々な議論が行われました。 サウナで「ととのう」プロセスの分析から、「快な体験」というのは、その逆の「ストレス」をコントロールすることによってデザインできるのではないか?という仮説が提唱されています。 外的な手段によって生理的心理

          「ととのう」ためのテクノロジー

          メタバースって何なんだろう会議

          THE TECHNOLOGY NOTE更新3回目、今回のテーマは「メタバース」でした。仕事でも関わることが少なくない領域にも関わらず、いざ「メタバース」について議論しようとすると、ふわふわとしてしまうのは何故なのか?その理由について様々な議論が交わされ、以下の6つの記事が執筆されました。 「メタバース」という概念自体が様々な可能性を内包していることから、様々な定義がパラレルに存在してしまう「マルチバース」的な状況を招いているという状況を、同様に多様な可能性を抱え、やがて動詞

          メタバースって何なんだろう会議

          人間とAIの付き合い方をめぐる5つの記事

          THE TECHNOLOGY NOTE更新2回目、今回ディスカッションで話題の中心になったのは、前回に引き続き「AI」。なかでも昨日APIも公開され一気に様々な用途が開発されつつある「ChatGPT」でした。私たちはChatGPTのようなAIとどのように付き合っていけばいいのか、AIの社会実装が進んだ先にどのようなことが起こるのか?様々なディスカッションの末、今回は以下の5つの記事が執筆されました。 将棋の勝率予測AIによって、一手ごとの勝率が可視化されるようになったことで

          人間とAIの付き合い方をめぐる5つの記事

          THE TECHNOLOGY NOTEはじまります

          THE TECHNOLOGY REPORTは、テクノロジーの風向きへの感覚を言語化・体系化していくことで、手段先行に陥ったり、進むべき方向を見失わないようにするためのコンパスを作ろう!という思いを共有するBASSDRUMとDentsu Lab Tokyoのメンバーによりはじまったプロジェクトです。 2022年度は、「解像度」という概念について考えた創刊号、テクノロジーを用いた刺激的な見世物「スペクタクル」について考えた第1号、テクノロジーの進化とともに機械化する「人間」その

          THE TECHNOLOGY NOTEはじまります