国民の半分以上が選挙に行かない
書名:14歳からの政治入門
著者:池上彰
出版社:マガジンハウス
発行日:2019年6月28日
読了日:2019年8月17日
ページ数:141ページ
先日の参議院選。投票率は48.8%。
前回2016年の54.7%をなんと5.9%も下回り、過半数を割る。
まだ年代別のデータは公表されていませんが
過去の統計から18歳、19歳、20代、30代は非常に低い。
私は20歳で選挙権を得てから、欠かさず投票しています。
本書は非常に読みやすい。
大人には少し物足りないけれども
子供にはすごく良い教材だ。
私が受けていた社会・公民の授業は
こんなにわかりやすくなかったよ><。
多数決が必ずしも良いとは限らない点なども
池上さんはわかりやすく伝えてくれている。
そして、諸外国の選挙制度なども紹介されています。
・大統領と首相の違いは?
・衆議院と参議院の違いは?
・共産主義と社会主義とは?
こんな素朴な疑問にも見開きでポップに綴ってあります。
📚選挙制度
☑︎サウジアラビアやUAEは国王がいて、選挙制度がない
☑︎中国も選挙制度はない。
☑︎イラクは選挙制度はあったが、
誰が誰に投票したかわかるシステムだった😲
📚北朝鮮の選挙
北朝鮮も”小選挙区”制を取っている。
でも支持率100%❗️
1つの選挙区に1人の立候補者を指名。
その人がどんな人かの情報は無し。
そして信任投票。投票箱は1つ。
みんなが見ている前で白票(認める)を入れるか
❌印(否認)をつけて入れる。
そんなの怖くて❌印つけられないよね😞
📚デンマークの投票率80%
デンマークは幼稚園〜大学まで授業料は全て無料❗️
それに大学生は毎月7万円の小遣いが支給される。
勉強に専念してねっていうメッセージ。
でも、消費税は25%、軽減税率は無し。
それは選挙行くよね。
もし政治家が無料撤廃とか
7万円が減額する!という公約を掲げるかもしれない。
監視というより、当事者意識があるから
きちっと選挙に行くという事ですね。
そうなると政治家も20代や若者に対しても
受けるような政策でないと支持されませんからね。
自分でさらにデンマークについて調べました。
デンマーク大使館のページが参考になりました。
まずデンマークの人口は578万人(2018年)であり
世界で最も小さい国の一つ。
兵庫県の人口が547万人なので、どれだけ小さい国かわかります。
また、デンマーク大使館のTwitterには7万円ではなくて
10万円弱が支給
人口が少なかったり、消費税が25%だったりと
日本と条件が異なりますが、どこにお金を使うかによっては
こうした事もできるのですね。
私は大学4年間は成績が良かった事もあり
数年分は学費が半分程度支給されてました。
また、大学院の2年間の200万円近くの学費は
ほとんど学内アルバイトや短期バイトで賄いました。
自分で学費を捻出するからこそ
真剣に勉学に向き合う事ができたので
そういう点ではよかったかなと思います。
もちろん、無料に越した事はないですが
それだと自分化して勉強に向き合えない人が
出てきてもおかしくないと思います。
私も日頃、政治についてはアンテナを張っている
訳ではないですが、やっぱりきちっとした知識・教養を
身につけておかないといけないなって思う年齢になりました。
世界の様々な出来事は政治が関わっている事が多く
米中貿易戦争などはグローバル企業に勤めているので
モロに影響受けたりしています。
日々のニュースや報道に対して、自分の意見を言える様に
政治についても学んでいきたいなと思います。
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