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ヤフーの1on1

書名:ヤフーの1on1
著者:本間浩輔
出版社:ダイヤモンド社
発行日:2017年3月24日
読了日:2019年4月12日
ページ数:244ページ

初めての文喫にて

<所感>

私も職場で1on1を上司として部下として
実施しているので比較してみたり
改めて1on1の意義は何かを見つめる良い機会になりました。

1on1の目的は色々あるけれども
・コミュニケーションをしっかりとる
・その内容が部下の成長を促進させるもの
であれば何も1on1という形式でなくても
良いとは思いました。
(時間を取ったり、目的意識をもっての
 コミュニケーションはかなり難しい)

<1on1の目的>

①経験学習の促進

▪️「7:2:1の経験則」
リーダの育成に必要なもの。
7:仕事から学ぶこと
2:他者から学ぶこと
1:研修から学ぶこと

これは仕事をしていても強く感じる事。
やっぱり数日の研修よりもOJT、仕事から学ぶ事が大きい。

その仕事で経験した事の棚卸しとして
1on1が必要という事である。

▪️デービッド・コルブの経験学習サイクル
・具体的経験
・内省(振り返り)
・教訓を引き出す(持論化・概念化)
・新しい状況への適用(実践)
PDCAが重要。

仕事をしていても一度経験した事や失敗した事を
何度も繰り返してしまう人は
やはりこの内省と次へのアクションが弱いと感じる。
それをサポートしてあげるのが1on1であり
本人がそれに”気づく”きっかけをいかに与えられるか
これが大切である。

②才能と情熱を解き放つ

・色々な仕事を経験し
・上司、職場の仲間から観察してもらい
・経験を振り返りながら自分の職業観を考える

📕「仕事はアサインよりチョイス」

私もよくアサインって使ってしまうけれども
アサインには与えらえるっていうニュアンスあるけど
チョイスであれば、私が選択する、その人をピックアップする
っていうニュアンスもありそうだから
言葉としてはチョイスって良いと思った!

<1on1の進め方>

「今日は何を話そうか?」

あくまで部下主体で話してもらう。

「どのような仕事をやりたいの?」

会社にいると毎日会社にくれば
仕事があると思いがちだけれども
自分は何をしたのか、私は何をしたいのか
意思を持ってする事が大切だと感じる。
それを引き出す、また考えるきっかけを
与える意味ではGood Questionだと思う。

<スキルの違い>

📗コーチング

 部下が経験から学ぶ、次の行動を促すための質問を
 主としたコミュニケーション手法

📘ティーチング

 知識、技術を知っている人から知らない人に教える行為

📕フィードバック

 耳の痛い事を部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直す

ヤフーの1on1を参考にしつつ
自分なりの1on1の手法を見つけていこうと
思います!

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