見出し画像

・・・・・・・・12

12-ブリキの木こり

※冒険物語です。恋愛物語ではありません。
※あらすじメモは無料です。後ろの個人的な感想が有料になってます。
{◎オズの魔法使いの続編…あらすじメモ}
※これから読む方でネタバレしたくない方は、読まないでください…。


■■■オズ国の西、黄色ウィンキー国のブリキ皇帝の元に北の紫ギリキン国の旅人「少年ウート」が通りかかる。オズ国を旅して回ってるウートと話をするうちに、木こりのニック(ブリキ)は、かつての恋人「ニミー・エイミー」の事を思い出す…彼女は東の魔女の奴隷で、ある時、薪わりを手伝った事から仲良くなる。しかしニックとニミーの恋仲を怒った魔女はニックの斧に呪いをかけて、足や腕や顔を切り落としてしまう。その度に、ニミーはブリキ職人の元にニックの身体を持ち込んでブリキに仕立ててもらうのだった。最後に胴体を真っ二つにされた際、ハートを魔女に奪われてしまったニックは恋心を忘れてしまい、同時にニミーの事を、もう愛せなくなってしまったのだった…◆その後、東の魔女はドロシーによって倒され(01巻)、ニミーも自由になり、今の自分はオズの魔法使いから心臓(ハート)をもらって満足してると話すニック。しかしその話を聞いたウートから「そこまで親切にしてくれた娘さんを、ずっと放置するなんて優しくない」と指摘される。ニックはもう1度ニミーに会いプロポーズするため、かかし、ウートと共に「東の青のマンチキン国」を目指し旅に出る◆ブリキはニミーの気持ちを確かめるまで、なるべくこの恋の話題を知られたくないと考え、エメラルドの都を避けて北のギリキン国を通過して行くことにする。途中「ルーン国」の入口に差しかかり「立入禁止」の立て札があったが好奇心で入って行く。そこは身体が風船でできた住人たちがいてブリキたちは不法侵入で捕まってしまう。バ・ルーン国王が処分をどうするか考えてる隙に、ウートはブリキが背負っていた斧で縛られた縄を切ると家来のパンタからピック剣を盗んで周りのルーン人を次々と破裂させる。ルーンたちが仲間の穴を塞いで空気を入れたり、浮いて逃げたりしてるうちに3人は逃げ出す◆今夜の寝る場所を探してると(ブリキ、かかしは寝なくても平気だがウートは寝る必要があるので)原っぱに大きな城を見つける。ドアには「巨人ユープの家」とあり、家主はクワドリング国で捕まっているから(07巻)、空き家だろうと思い込み3人は入る。ところがユープの奥さんが暮らしていた(※夫が自分の事を蹴っ飛ばしたりして、ないがしろに扱うので奥さんは夫を探そうともしないのだった…世の中の旦那様の皆様へ、奥さんは大事に扱いましょう…)3人はユープ夫人の退屈しのぎで魔法で城に閉じ込められてしまい、ウートはキレイな緑の猿に、ニックはブリキのフクロウ、かかしは、ワラを詰めたこぐまのぬいぐるみに変えられてしまう。また金の鳥かごには虹の妖精ポリクローム(ポリー05巻,08巻)がカナリアの姿で閉じ込められていた。ユープ夫人は「銀のエプロン」がないと城中のドアが開けられないとポリーから教えられたブリキたちは、猿ウートが隙を見てユープ夫人の寝室に忍び込むとエプロンを盗み、ポリーの鳥かごをつかんで寝室を逃げ出す。しかし「ひらけ」と言う呪文を聞いたユープ夫人が目を覚ましてしまう。間一髪、寝室のドアを閉めてユープ夫人を閉じ込めると4人は急いで城から脱出するのだった◆森の中に逃げた4人は飢えたジャガーに会い、猿ウートが狙われる。まだ魔法のエプロンを身に着けた彼がドサクサで「ひらけ」と叫ぶと地面の下に吸い込まれて消えてしまう。ポリーの魔法でエッグタルトをごちそうするとジャガーは立ち去るがウートの行方は分からずじまい…一方、猿ウートは地下の国にたどり着き、そこでドラゴンの家族と会う。昼寝をジャマされておこったドラゴンたちに追いかけられるが魔法のエプロンで再び地上に逃げる◆道の途中で、うかつに魔女に願い事をしたせいでムカデのように足が20本ある「早足トミー」と会いポリーは魔法で元の2本足に戻してあげる◆シュークリーム、キャラメル、マカロンなど「お菓子の木」を育てる地主ジンジャー(02巻は女将軍,07巻は農家の奥さん)の農園に来た4人。姿がちがうのでジンジャーは追い出そうとするがブリキと、かかしは元の姿の名残を見せて彼女は変わり果てた皆の姿におどろく。暖炉に飛び込んでしまった猿ウートをジンジャーがお風呂に入れてると、オズマ姫とドロシーがノコギリ馬でやって来る。冒険を「魔法の絵画」で見ていた2人はユープ夫人にかけられた魔法が心配でやって来たのだ。オズマ姫の魔法でポリー、ブリキ、かかしは元に戻るがウートのみ戻せない。戻すためにはオズ国のだれかが犠牲になり「緑の猿の姿」にならなくてはならず、ウートは泣く泣くあきらめかける…そこでポリーが「ユープ夫人を緑の猿にしてしまえばいい」と提案し、オズマ姫は魔法の鏡でユープ夫人を映し出すと、緑の猿の姿に変えてしまうのだった。皆がウートを見ると、彼は元の少年姿に戻れたのだった◆4人は旅を再開する。ブリキがドロシーたちと出会った森まで来ると、ブリキとそっくりな者が錆(さ)びて動けなくなっていた。油を差すと話せるようになり、この姿になった理由を聞く。彼は「ファイター」と名乗り、マンチキンの騎士隊長だった。ある時、ニック(ブリキ)が行方不明になって泣いてるニミーを見かけたファイター隊長は彼女にひとめぼれする。最初は相手にされなかったが、ファイターも魔女に呪われて剣で足や腕を切られてしまう。またもやニミーはブリキ職人にファイターの足や腕をブリキにしてもらう。ニミーもニックの面影のあるファイターの事を好きになり、ファイターはニミーにプロポーズしようとするが途中、運悪く雨に当たりさびて動けなくなったのだった…。事情を知ってニックとファイターは「どちらと結婚するかニミーに選んでもらおう」と言うことになり5人はニミーの家に向かう。しかし家は空き家になっていた…◆ブリキたちはブリキ職人クー・クリップ氏を訪ねる。そこには、ブリキの身体になる前のニックの顔が保存されていた。クリップは、二ミーはマンチ山の親せきの元に引っ越したと言う。彼女が東の魔女の遺品で、どんな傷もすぐ治せる「魔法の接着剤」をくれたので、ニックとファイターの身体をつなぎ合わせた「チョップファイト」と言う人造人間を作った。しかし、性格は気むずかしく、しばらくしてこの職人の工房から旅に出てしまった。ブリキたちは、マンチ山を目指して進む◆ある平穏な道を歩いてると、突然ブリキたちはお互いの姿が見えなくなる。ポリーは「透明地帯」に来たのだと説明する。その時、うなり声と共に「ワラをよこせ」と「カバキリン」と名乗る正体不明の怪物が近づいて来て、皆は逃げ出す。透明地帯を抜けると目の前は深い崖で渡れない。後ろからは、首がジャバラで伸び縮みするカバが近づいてきて、かかしを食べたがる。ポリーは、伸びる首で対岸に渡らせてくれたら魔法でワラを出してあげると言うが、カバキリンは納得しない。そこで、かかしは、頭と服以外は食べて良いので渡らせてほしいとお願いするとカバキリンは納得し、かかしのワラを食べるとブリキたちを崖の上に首を伸ばして渡らせてくれたのだった◆しばらく行くと、小さな豚の教授夫婦と出会い、新鮮なワラをもらって、かかしは詰めてもらう(実は、この夫婦の9匹の子どもたちはオズが引き取った子豚たち04巻)◆ついにニミーの家の前に着くが、ニミーが魔女の遺品で作った「透明な壁」に遮られて家まで行かれない。そこでポリーは皆の身体を小さくして壁の魔法が届かない地中のウサギの穴を通って行く◆こうしてニミーの家に着いた一行…しかし、ニミーの話を聞いてビックリ。彼女は、ずい分前に「チョップファイト」と結婚していたのだった…それでもニックもファイターも彼女が現在の暮らしに満足して幸せに暮らしているのだ知ると、安心して帰るのだった。丁度、透明な壁を抜けると雨が止んで虹が出ていたのでポリーは空の国へと帰ったのだった◆透明地帯と崖は通らず、エメラルドの都に帰るブリキたち。オズマ姫に冒険の報告をして、ウートは引き続き旅に出る。ファイターは近衛兵としてエメラルドの都にいたが、しばらくして北のギリキン国の荒くれ者たちを取り締まる旅へ出たのだった。ブリキと、かかしは、一緒にウィンキー国へ帰りこの冒険の事を楽しく語り合うのだった…(おわり)


■■■{◎01話から楽しみでした☆シリーズがなければ、この続編はありませんでした…シリーズって良いですね。ただ…恋愛要素は少しで、マンチキン国に着くまでの冒険物語です。

ここから先は

1,225字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

{◎すてきな じょうほう ありがとうございます。Thank you.Your support will be used for research.}