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【旅の音プレイリスト】今回は北海道旅編。旅先で出会った音楽をフォトログを添えて。

旅先のお店や街中で流れてきた音楽を録り集めてつくったプレイリスト「旅の音」。レコメンドでは出会えない、偶然出会った音たち「北海道標津編」を旅フォトを添えて🐟



9月某日、北海道標津町Loverの僕らは、鮭の物語を体験しに北海道標津町へ向かいました。標津町含む地根室海峡は、およそ1万年前から鮭と人の営みがあり、その「今」を学ぶことで僕らはなにを感じるのか….新しい言葉と出会い、そして感情が湧き出る旅となりました。

今回旅をご一緒する友だちと、釧路で現地集合!
全国から集まる旅友✈️
釧路が世界三大夕陽の場所ということをご存知ですか?実際のところ…..素晴らしく美しいです🌞
水森かおりさんの「釧路湿原」がボタンひとつで流れる仕掛け発見👀
「釧路湿原」を聞きながらの夕陽、これ以上のマリアージュは考えられないほどの世界観🎤
映え写真も撮ります、ミーハーもちゃんとやります!
かつては飲食店がひしめきあってたことを想像させる街中を歩き、とある名店へ。
それは、釧路の名店「つぶ焼かどや」さん、ここでしか頂けない一品、優勝🏆
最後までお目見えしてくださったときのラッキー感はたまりません、優勝🏆
釧路でのんびりしてたら暗くなってしまった、このあと標津町まで2時間の車移動、途中セイコーマートさんが見えると安心します、立派なインフラ。道民の方々はセコマと呼ばれてます。
道中、とうとう宇宙人に遭遇か👽と本気で思いました、未だにこれがなんだったか分かりません、花火のようで花火でない、経験したことない音と光な光景(自衛隊の演習説?)
2時間のドライブを終え無事に標津町へ到着、北海道での2時間移動は近い気になるから不思議。今回も「ぷるけの館 ホテル川畑」さんへチェックイン、温泉で身体をあたため翌日の本番に備えます。

一夜明け、いよいよ本番がはじまります、旅のグルーブがあがってきました。標津Loverになったのは学さん&さとみさんファミリーとご縁をいただいたから。そして、さとみさんは、標津町のローカルガイドをするAmutokiを立ち上げて、標津町の魅力の伝道師もされています、もちろん今回のコーディネートも委ねて学んでまいります。
さとみさんは埼玉県ご出身で3.11を機に釜石市にボランティアへ、漁師さんのお手伝いや現地の人たちとの触れ合いの中で、自分が自分でいることができた…というエピソードを伺う中で、恩返しのようなムードも感じられます。とても柔らかくゆったりと、全方位への細やかな気配りアンテナはりながら、観光よりもディープな標津町へと丁寧に誘ってくださいます。
まず、最初に訪れた場所は、鮭漁師さんの現場、漁師さんとお話するのは人生初です。どんな会話をしたら…というのは杞憂でした。ここで出会ったワタルさんはリズミカルでポップ、初見の我々にも丁寧に教えてくださいました。
漁師さんは海に出て漁をしてるだけではないのです(知りませんでした、想像力の乏しさを自覚)、漁をすれば網は傷みます、穴も空きます、それを目視と手で修理されるのです。写真では伝わらないのですが、ものすごい大きさで、これを地道に手作業で…お魚食べるときの気持ちが変わってきます。漁師の皆様、いつもありがとうございます。
この網目に対して、目視で穴を見つけて補修です、手捌きが早いななんの😳
【番屋(ばんや)】という概念を知り、新しい言葉に出会う尊み。ネットで意味を調べてみると「ニシン・サケ漁などの漁夫(ぎょふ)の泊まる小屋。」と。昔は漁期になると遠方からも漁夫が集まってきて、この番屋で寝食を共にしながら漁をしたそうです。(番屋という概念が小屋ではなく、拡張家族のような印象も受けました。)
鮭の定置網漁について教えていただく、シンプルで合理的なデザインに驚いたり、
漁は体感−20度を超えることもあるそうで、もう寒すぎて地獄….とおっしゃってまして、再びお魚を食べれることは、漁師さんのおかげと深い感謝の念が😭🙇‍♀️
番屋の中にも入らさせていただき、当時のままの状態だそうで、タイムスリップした感覚になったり、(こんなディープなことろまで訪問できるのは、さとみさんと皆さんのご協力のおかげ、心から感謝😭)
この帽子をかぶって仕事をされてた誰かがいらっしゃったんだなぁとか、
休憩の間は、麻雀されてたんだな〜とか、風景が浮かんできます。
そして、この番屋でお茶休憩、出ましたNewワード!お供にいただいたのは飯寿司(いずし)、という郷土料理。鮭やニシン、ホタテやホッキなど地場で穫れる魚介を活用されるそう。(いずしとは?「飯寿司」は、魚と野菜を米麹に漬けて、乳酸発酵させたすし。 ※引用元
ホタテのいずしをいただきました、とても優しい味わいで旨味がじんわりと、めちゃくちゃ美味、優勝🏆
漁師であるワタルさんから、鮭が激減してることも教えてもらいました、それはネットでみる情報ではなくワタルさんが肌で感じることが言葉として伝わってきて、はじめて臨場感を持ちました。そして、想像以上の激減率に驚きました、加えて以前は獲れなかったブリが水揚げされるようになったとも。海と生きている漁師さんのお話は、自分が日々の暮らしの選択を変える影響力があります、そのような貴重な学びを共有してくださってありがとうございました。ワタルさんに感謝と別れを告げ、次なる目的地へと出発です。
続いて訪れたのは「波心会(はっしんかい)」さん、とても丁寧なご紹介記事があったので引用させていただきます、是非ご覧いただきたいです✨
波心会の思いや背景を伺いながら、実際の現場を拝見させていただくと、世界観の臨場感がすごく伝わってきて、引き込まれてしまいました。
音や香りや水しぶき、人の動きや鮭の色、いろんな情報が飛び込んできます。
自分たちで漁をして、自分たちで責任もって加工する、そのプロセスのすべてに思いが込められておりまして、心に残った言葉は「100%だったエネルギーをどれくらい保てるか」という言葉でした。自分が頂いてるのは生命なんだ、と当たり前のことを忘れていた自分、ハッとした瞬間でした。
本当に美しい色で、
香りも生臭さゼロ、爽やかな香りがしました。「これが本来の鮭の香りです」と。今まで知っていた香りとは全然違いました。
これは鮭の腎臓、「めふん」という塩辛になります。鮭は本当に捨てるところなく食べきる、その知恵を感じる郷土料理がたくさんありました。
ここでは伝えきれない想いを伺いまして、友人へ波心会の鮭を贈りました。
波心会について熱く語りたいのですが、noteでは語りきれません。聞きたい方お声がけください、個別に語ります!また、DMで注文受け付けてるそうですので、味わってみたい方はこちらからチェックください👇
波心会 facebook 
お腹もへってきました、待ちに待ったランチタイム、鮭茶漬けです🐟️
しかしただの鮭茶漬けではありません、さとみさんがデザインした根室海峡を学ぶこともできる、最高の鮭茶漬け体験です。
鮭節・羅臼昆布・ホタテ・しいたけの4種のお出汁と根室海峡の物語、それぞれ味わいながら自分でオリジナルブレンドの出汁をつくります。
本当にお出汁に感動します😂
この4種を
それぞれ試飲して、この段階で出汁のパワーに圧倒されます。(カップに手書きでさとみさんが書いたイラストがエモい)
お出汁が主役かとおもいきや、W主演なのです。もうひとりのメインキャスト「山漬け」です。
山漬けとは・・・「山漬け」は、普通の塩サケとは違い、熟成に日数をかけてサケ肉の旨みを引き出す古来からの製造方法です。 「山漬け」は、多量の塩を魚体に散布し、莚(むしろ)でおおい10層~20層に山形に積み上げ、上部に重石(おもし)をあて加圧塩漬けします。
あーよだれが….。
さて本番
準備万端
北海道といえば山わさび、ご存知でしたか?👀すりたてまじでうまい&辛い✨
10年先までお茶漬けグランプリ(ないけど)の連勝確定🏆7人で8合完食しました😂
デザートはもちろん標津羊羹、お上品な羊羹で大好きです。
このお茶漬け体験が生まれた背景をもっと聞きたい、次回もこのランチをお願いすると心に誓い、次へと!
腹ごしらえもすみ、丸い玉がのってる建物を目指します、標津サーモン科学館です。とうことは、あそこにのってる玉は、そう鮭の卵です。1粒1.8mだったかな?とにかくでかい😂
標津町では孵化放流である程度成長した稚魚を放流し回帰率を向上させる取組をされています、その現場見学に、なんと一般公開されております!
除々に全容が見えてきました👀
身を乗り出した先にある光景は
鮭です、この囲いの中でも遡上しようと跳ねておりました、その生命エネルギーを目の当たりにして、また知らない感情が湧き上がってきます。
約4年かけて返ってきた尊き鮭たち
オスとメスに仕分け採卵へと。受精させ孵化を待ち、放流できる大きさまでおそよ4ヶ月、放流できるまでお世話をされるそうです。(再び自然に放流するので、鮭の養殖とは異なります)
サーモン科学館内部に移動し、ヒグマに挨拶をして、
根室海峡の魚や鮭について学びます。
標津川から館内の水槽までつづくルートがあるので、遡上してきた鮭が館内の水槽でみることができます、鮭の模様も顔も全然違う、とても個性的です。
鮭について多角的に情報をインプットして、少々頭と心が混乱することこそ旅がクエストである所以です。サーモン科学館の展望室に登って1日目フィニッシュ、国後島についても学ぶきっかけになり、情報の洪水は止まりません。

2日目の早朝4:30、標津漁港に伺い、水揚げの見学をさせていただきました。
まだまだ暗い中、パリッとした緊張感ある空気が流れております。
鮭!!!!!
1匹1匹目視で選別してらっしゃいます。
生命力にざわざわします。
おおきくは4つに選別、それぞれ価値(値段)が変わってきます。
この赤い模様がある鮭もいれば、ない鮭もいます、みんな違う模様。
鮮度を落とさぬよう、スピーディなお仕事です。
なんと、まだ生きている鮭をもたせていただく機会をいただきました。
すごい躍動感
鮭とのダンスです
生きようとするエネルギーと
まだ遡上をしようとしてるようなエネルギーを浴びて、生命を受け取ってしまった気がしたのでした、食材としての魚ではなく、生命としての魚。精一杯生命を全うするこのエネルギーを受け取り、自分も大きな自然の流れの一部なんだと感じたり。
やっと朝日が、冷えて澄んだ空気と、漁港の人と魚のエネルギーと、すべてが今この瞬間にしかない奇跡です。
鮭を起点に、標津町の歴史や自然と人の共生、生命について….いろんな方向の新しい視点を授けていただき、もっと背景を学びたいと感じました。今回も自分の新しい感情を知ったり、新しい問いを持ち帰ったりと、新しい経験から自分を知る旅でもありました。
さとみさんはじめ、我々に時間を共有してくださった標津町のみなさま、暖かく迎えてくださりあり本当にありがとうございました。更に標津町Loverになった我々です🍋

標津町が目指す観光の形についても、共有してくださいました。”バスツアーで大勢の人が集まってくるような表面的な観光ではなく、持続可能で標津町に再び訪れてもらうような関係をつくれる観光を目指していきたい”。そんな想いを伺って、僕らも共感しました。もし、偶然このnoteに出会った方は、北海道には標津という素敵な場所と人たちがいるということをお伝えできたら幸いです。そして、これから旅の計画をするとき、行き先の選択肢に「標津町」の大人の社会科見学のような、楽しく学ぶ旅を検討いただけたら嬉しいです。そのような旅では、観光では得られない新しい自分を発見できるはずです、僕らが標津で経験したように😊

■SPECIAL THANKS
Amutoki さとみさん
標津町のみなさま
南知床標津町観光協会さま

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