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全日本自転車ロードレース ジュニア 京都美山

2023年全日本自転車ロードレース、ジュニア、U17、U15が、京都府美山で行われました。以前はジュニアとエリートは同じ場所で開催されていましたが、昨年あたりから別の場所で行われるようになりました。

今年のジュニアは、2005年2006年生まれの選手で、高校2年生と3年生、それに大学1年の早生まれの選手です。コースは一般道が封鎖され、一周約10kmのコースを8周、約80kmで行われました。

ここのコースの特徴は、コース終盤に1.3kmの上りがあり、その後に1.8kmの下り、その他は平坦基調です。比較的アップダウンが少ないため、集団になりやすく、最後の集団スプリントで決着がつきやすいコースレイアウトです。

そのため、スプリントには持ち込みたくない選手が、序盤から積極的に上り坂で仕掛けて、逃げに持ち込もうとします。

高校2年のYAMATOは、しっかり実力選手の後ろにつけ、集団前方でレースを進めます。


序盤から中盤

毎周のように、つづら折れの上り坂でアタックがかかり

前方はバラバラ

この周は、一気に逃げが決まったか?

YAMATOはギリギリ逃げに乗っている様子


しかし、長い下り坂で集団に捕まってしまう


このようなことの繰り返しで、中盤までに、かなり脚を消耗してしまう

体力回復のため、一旦集団で待機

最終局面での勝負に切り替える


と思っていたら、いつの間にか2名の逃げが発生


逃げを追いたいところだが、YAMATOの脚はギリギリ

集団は諦めムード


ファイナルラップ

3名の追走が発生するが、そこに乗り切れず

集団に残ったまま、力の限りそのあとを追う

最終の位置取り合戦に向けて、上りから下りにかけて、激しい鍔迫り合いが始まっている

下りヘアピンコーナーで他の選手と接触

転倒か

ギリギリ持ち堪える

しかし、スピードを落としてしまい、集団後方へ

最終コーナーの位置取りが悪い

まずは、先頭グループ5名がゴール

その6秒後

6位グループ、19名のメイン集団が飛び込んでくる

集団のトップ争いに絡めず

結果

20位


序盤から実力ある選手をマークしていましたが、完全に振り回され、そして油断したところを別の選手に行かれました。ジュニア世代の実力の高さを思い知らされました。全国の高校3年生がどれぐらい強いか身をもって体験したことでしょう。貴重な経験ができました。

高校時代は急激に実力が上がる時期です。高校から自転車を始めた選手も一気に力を付けてきます。中学から競技をやっているからといって、停滞していると簡単に置き去りにされます。

高校3年間でどれぐらい力をつけることができるか、今のところ華々しい成績はありませんが、メイン集団にはついていけている感じです。ここから一歩抜け出すためには、焦らず、怪我をせずに、強くなりたいという気持ちを持ち続けることです。あと1年と少し、それさえできれば、いつの間にか景色は変わってくるでしょう。

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