【2019年度開催】じぶんはたらき方講座「テレワーク講座」第3回参加レポート
わたし:2012年結婚して佐久へ。結婚6年目の2017年に妊娠。つわりでパート(ライター業)を退職。2018年2月出産。専業主婦。
息子(1歳8か月):母と離れて長時間過ごしたことがほとんどない。説明会、講座の第1回、第2回と数を重ねるごとに、状況を理解するようになってきた。でもまだ泣いてしまう。
こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。
やっぱり泣くのね
2019年10月31日にコワーキングスペースiitoco!!で開催された「テレワークスキルアップ講座」は、通勤せずに自分で時間を確保しながら在宅などで仕事をする働き方(テレワーク)を考えているひと向けの講座。その働き方に自分なりの信念を持って一歩踏み出してもらうことを目指している。
第3回は、テレワーク仕事の探し方を実践的に学ぶ。
託児は5回目。スタッフの方も息子の名前を覚えてくださり、回を重ねるごとにわたしの安心感も増していった。今回は、息子もおもちゃに関心を示している。お?これは大丈夫なのでは?と思ったら、置いて行かれるのは不安なんだなあ。別れ際はやっぱり泣いていた。さあ頑張ってくれ、わたしもスイッチが入った。
褒められていい気分
今回は、参加者と講師の馬締さん、グラレコの江村さん、みんなでテーブルを囲みながらレクチャーを受けた。給食の時間みたい。講座中、むずかしいなあ、納得いかないなあ、と思って顔を上げると、同じような表情のひとが一人は居たので、それだけでなんだかホッとした。(解決しなくても)
毎回恒例のチェックイン。ここからは自分のことだけを考えるモードに入る。宿題のパーソナルキャンバスを作成して気づいたことなどを共有する。
「自分ってこういう人間なんだなあ…。でも、それでいいか!と思えた」「自信を持って“こんなことやってきた”と言えるようになりたい」「自分は何ができるか、できているか、褒められたか、考えて仕事するようになった」
などなど。都丸さんからは「めっちゃ発見してるじゃん!」と褒められ、馬締さんからは「オーラがポジティブ!」と褒められ、なんだか気分が良くなったのは私だけじゃないと思う。みんな冷静な顔をしていたけれど。
ヒントが降ってくる
はじめに、情報の流れや流行り廃りも速いテレワーク業界の現状や、仕事の探し方、応募するときに気を付けることなどを学び、実際にパソコンを使って求人を検索してみる。
テレワークがこんなにも幅広い職種で採用されていることを、この時初めて知った。エンジニア、デザイナー、ライター、秘書、人事、広報、経理、などなど。その情報量の多さに、圧倒されてしまった。だからこそ、ここで学んだリテラシーは、今後もきっと助けになる。
パソコンを操作しながら、それぞれがなんとなしに思ったことを口にしていた。
「こういうことやりたいけど、それってテレワークで可能かな」
「前にこのサイト使ってみたけど、こういう特徴があった」
「その能力こういうところに生かせそうだね」
「やってみたいのってこういうこと?」
「それやってみたい!」
ポロリ、ポロリ、と口にすると、講師の馬締さん、参加者、江村さん、都丸さん、江原さんの誰かが拾ってくれて、ヒントが降ってくる。正しいか、可能か、ということは置いておいて、頭の中のぼんやりしたものがもしかすると「仕事」につながるかもしれないと思えるのはうれしい。
人には人のはたらき方がある
自分のはたらき方を見つけようとする中で、「他の人には他の人のはたらき方があると」いうことを受け入れられるようになった。
違う場所で知り合っていたら、こんなに前向きに仕事の話はできなかったと思う。お互い働いていないことにじわじわと焦り、だれが最初に就職するのか、何の仕事なのか、給料はどのくらいなのか、みたいなことが気になって、なかなかオープンに話せないだろう。
ここでは、これまでの講座で頭を悩ませながら向き合ってきた価値観やパーソナルキャンパスを思い返しながら、自分の軸で仕事を探している。自分の価値を生かしたはたらき方への展望がある。それぞれのキャリアが違うことを知っている。だから、比べなくてもよい。そう思えるようになった。
講座が始まった当初は、不安を共有することでしか、焦りを和らげることができなかった自分としては大きな進歩だと思う。
なんでもできる人にならなくてもよい
子育てでは、日々子どもの自立を促している。すると親である自分も、なんでも自分でしなければいけないような気持になる。だけど、そんなことはない。自分の苦手分野は、きっと誰かにとっての得意分野。それ武器にしているひとがいるはずだ。そのだれかに頼れるようになろう。
そんなメッセージを馬締さんから受け取って、そうなんだよなあと思いながらも、どうやって頼る人を見つけ出せばいいのか、どこまで頼っていいのか、今の段階では全然仕事になってないしなあ、など、まだまだ考えあぐねている。
講座が終わり、息子を迎えに行くと、スタッフの方に抱っこされて眠りについたところだった。「ママとここでバイバイして、ママは向こうにいってしまったので、自分も向こうに行かせてくれ」みたいなことを何度もジェスチャーで一生懸命訴えていたらしい。息子なりに必死だ。いろいろ状況を理解している。
本日のランチ。ゆで卵が輝いている。今回も野菜たっぷり。グリルしたキャベツが甘い。キノアとエゴマ塩は、あっさりしているのにごはんがすすむ。
人と夢が行き交うiitoco!!
今回の会場となったコワーキングスペースiitoco!!は、ホテル一萬里近くの大きい道沿いにある。ただし建物が少し奥まったところにあるので、わたしは毎回通り過ぎてしまい、5回目の講座でやっと一度で入ることができた。
かつてはペンションとして使われていた建物だそうだ。ただいま、と帰って来られるようなこぢんまりとした雰囲気が良い。クラフト作家のアトリエ部屋があったり、フリーランスで働く人が交流できるフリースペースがあったり、ここからたくさんのものやことが生まれているんだな。人とその思いがたくさん行き来する場所なのは、この建物の宿命なのかも。
こちらは2019年度に開催した「じぶんはたらき方講座」のレポートです。
まちの広告や team OHAYASHI(チームオハヤシ)です。すてきなデザインやことばで、まつりばやしのように、この街で活動するあらゆるひとたちを盛り立てていきたいと思っています。