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仕事のムダは見栄と忖度から生まれる

会社に勤めていると、「ホントにそれ、やる必要ありますか?」という仕事がありますよね。

社内報告のためだけの資料や、◯◯さんが言ったからという類の仕事です。

ある本で読んだのですが、仕事のムダは「見栄」と「忖度」から生まれるそうです。

確かにそうですよね。


「見栄」から生まれるムダ

私は営業部門にいるので、毎週の実績報告をしますが、数字が悪いと「少しでも良く見せよう」とか「不振の原因はちょっとまだ伏せておこう」などと考えてしまいます。

そういう時ほど、グラフを作ってみたり、普段は扱っていない数字を探してきたり、自分たちでどんどんムダな仕事を増やしてしまいがちです。

最悪なのは、次の週も実績が良くない時ですね。

見栄をはろうと脚色すればするほど、どんどん脚色が上塗りされて事実とはかけ離れた報告になっていきます。

そんなことなら、最初から素直に「良くないです」「未達です」と伝えて、挽回策を検討することに時間を割いた方が、何十倍も有意義な仕事になりますよね。


「忖度」から生まれるムダ

これは、「◯◯さんが言ったから」的な仕事や、取引先に対して「過剰過ぎる気遣い」をしてしまうなどですね。

特に「◯◯さんが言ったから」のパターンは、間に入る人が多いほどムダが増えます

間に入る管理職が「あれもあった方がいい、これもあった方がいい」と、本人が指示した以上の準備を部下に指示してしまうこと、ありませんか?

これも最悪ですよね。

最初の指示した方からは「ここまで揃えなくていいよ。それよりも、もっと早く欲しかった」と言われ、部下にも仕事の達成感も与えられず、誰も幸せにならない仕事になってしまいます。


「目的」を確認して仕事をコントロールしよう

このように、「見栄」と「忖度」がはびこる職場には、ムダが生まれます。

コントロールできるのは、課長などのミドルマネジメント層です。

私も課長として、「この仕事は見栄をはろうとしてないか」「忖度してないか」と自問自答しながら、仕事を指示するよう心がけています。

ただ、難しいのは自分より上の人が見栄や忖度をした指示してきた時ですよね。(結構、多い!)

「それ、やる必要ありますか?」「その資料は意味無いですよ」と直接的な伝え方をするのは、建設的ではありません。

そこで私は、「目的は××でよろしいでしょうか?」などと、指示された仕事の目的(この仕事で実現したい事)を確認するようにしています。

目的を確認することで、指示した側も本来やるべき事や、指示した内容の矛盾に気づいてくれることが多いです。

中には矛盾があっても「ごめん、今回だけはそのやり方でやってくれ」という上司もいますが、1度自覚していただくだけでも徐々にムダが減っていきます。



今回は日々の仕事で感じる愚痴のような内容に少々なってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

自分や組織の仕事に見栄と忖度が隠れていないかをチェックして、生産性を上げていきましょう!

ありがとうございました。

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