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2020年にしたこと&2021年にしたいこと

2020年は新しいことを色々とできた年でした。茶会をするばかりが茶人の仕事ではないと実感した一年だったため、やったことを一部まとめました。

振り返るとどれも他の方のお仕事に力添えをしている形であり、裏を返すと頼まれ事の多い一年だったのかなと思います。本当にありがとうございました。

お茶ブランドの立ち上げと商品開発

2020年の頭から、TSUNAGUTOというお茶ブランドに携わることになりました(1月〜現在)

ラインナップはシングルオリジンとブレンドティー合わせて9種で、ブレンドティーは試飲とレビューなど開発部分も担当しました。

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ラインナップ9種のお茶の解説文やレーダーチャートの作成が楽しかったです。各お茶の個性を強調するために、極端なチャートになっています笑

↑ちなみに、公式サイト内の画像で写っている手は私です笑

イメージ画像などの撮影に同行させていただきました。

お茶コラムの連載

お茶ブランド(TSUNAGUTO)のローンチ後、公式noteにて月2回連載をしています。「お茶っこ暮らし」と「TEA LABO」という2つのマガジンでそれぞれ書いており、お役立ち系の記事から、お茶をあの手この手でアレンジするレシピ系の記事まで、なんでも撮って書いています。(2020年7月〜現在)

↓珍しいものとしては、お茶との出会いが印象的なエッセイを集めた書評記事もあったりします。

これらは記事の企画からレシピの考案、撮影、執筆までさせてもらっているので、フルスタックな連載です。各記事は以下のマガジンにまとめています。

ルイボスティーのアンバサダー

もともとTSUNAGUTOに携わるきっかけとなったのは、その会社が別ブランドとして開発していたルイボスティーでした。そのアンバサダーとして、週に1回インスタグラムでコラムを連載しました。(2020年1月〜5月)

最初は普通にルイボスティーとして飲んでいたところが、だんだんカレーを作っていたりアイスティーがにごる「クリームダウン現象」に関する話になったりしています。インスタ上なのに内容が濃かったからか、TSUNAGUTOでは主にnoteに場所を移させてもらうこととなりました笑

インタビューが本に収録されました

TEA LOVERとしてインタビューされた内容が、スペイン語と英語で出版されました。
アルゼンチンでお茶の会社を経営する女性が世界各国のお茶好きにインタビューした内容が元になっており、英語版はAmazonでも購入可能です。

↑私の話は第5章です!

英語の共著論文

大学院時代の指導教官と海外の学術誌に掲載する論文を執筆しました。本当に労力はかかりましたが、同じ題材を研究していた先生との共著など、願ってもいない機会でした。(2020年1月〜現在)

本文に時間がかかるのはもちろん、英文校正をしてくださった方とのやりとりをして修正したり、引用の形式を雑誌の規程に合わせたり。文字通り1年がかりでしたが、来年シンガポールの雑誌に掲載されるようです!

TEDxAoyamaGakuinU

TEDからライセンスを受け青山学院大学が主宰している「TEDxAoyamaGakuinU」に登壇しました。(2020年10月)

2020年で一番神経がすり減りました。TEDはアイデアを広めるための場であり自分や仕事を売り込む場所ではないと思ったので、「これもお茶だ」というアイデアについてひたすら話しています。

商品撮影と英訳

上記の活動をしている裏でずっと、アートギャラリーで週5フルタイムの仕事をしてきました。

オンラインショップの商品撮影(静止画、動画)から、商品ページに記載されている作品名、取り扱い上の注意事項などの英訳もしています。(オンラインショップ掲載画像のレタッチは私ではありません)

↑手が写っている静止画などが私の撮ったカットになります。あと上記インスタアカウントの投稿をしています。

茶会

2月までは茶会もしていました。

このお茶会は茶菓子も自作です。琥珀糖という寒天を乾燥させた和菓子をラム酒などでアレンジし、乾燥期間を調整することでグミのような食感にしました。もはや新しいお菓子。

人工の「石」を陶芸の手法で作られている作家さんの作品に合わせて、一つひとつ宝石のようなカットをしています。寒天を固めるのに一晩、カットに一晩...

このお茶会があった時の展示のDMの写真も撮りました...!気合が違う...!

↓茶室での茶会に限らず、体感5000人くらい来場してた気がするバーチャルろくろイベントでもお茶を出していました。

茶会を中止して仕事がリモートになってからした仕事が、今年したことの大半を占めています。

ここに書いたようなことを全てを同時進行で進めているのが、Teaistかなと思います。

2021年の方向性について

リモートになろうと茶会以外の仕事だろうと、何をしていてもひたすら「これもお茶だ」と言ってきました。それは、伝統的なものと自分を二項対立で比較するものでは決してありません。いわゆる「お茶」の外にも世界があり、私はその外の世界で生きていて、どちらも同時代的に存在できるものだと思っています。

仕事や今後の方向性を考えることは、私にとっては「何に対して『これもお茶だ』と言っているのか」を考えることでした。上の記事に書いたように、私が”茶道界”の中でしたいことも、執着する理由も、もうありません。
より正確には、得意ではないことで秀でられるほど世の中甘くないのと、そこでいくら時間を費やしても誰も幸せにならないのではないかと考えています。

例えばお茶の世界の中で「これもお茶だ」と言うことは、「これこそがお茶だ(私こそが正しい)」と言うことに似ています。
そうではなく、全然茶道に関係ないような世界に身を置いた上で「これもお茶だ」と言いたい。その「これもお茶だ」は異なる意味を持つはずです。

特に2020年は、茶道から遠い場面で活動する機会をいただいてきました。
そしてそれが一番、私なりに社会や世界の役に立てる形だと感じています。

そこで2021年からは働き方を変えます。会社員の仕事も全く同じ業務内容で続きますが、勤務時間を減らします。あと、正社員ではなく業務委託になります。
個人で受ける仕事を増やしますので、以下思い当たる節がありましたらお声がけください。

お仕事の募集について

写真の仕事
→こちら商品画像やフードなど、静物はなんでも撮影できます。商品中心に動画も撮っています。個人のInstagramアカウント: @teaist12

スタイリングの仕事
→静物写真などにおいて、テーブルコーディネートやフードスタイリングもやります。

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フードのアレンジレシピの仕事
→フード系の商品をアレンジする方法であれば、お茶に限りません。脳のリソースの偏りによって、アレンジがお茶に寄る可能性はありますが、本当は液体より固形物、甘いもの以上にしょっぱいものが好きです。

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「〇〇×お茶」の仕事
上に書いたような理由で、異分野との掛け算になる仕事であれば、基本的になんでもやります。上で茶会以外の仕事をする理由に触れましたが、この意味においては「〇〇×茶会」もやります。

学術関連の仕事
→大学院修了後も学術誌用に論文を書く機会をいただいてきましたが、どのような形であれ、継続的にアカデミックな仕事に携わりたいと思っています。過去には大学院のゼミでもお話させていただきましたが、広く学生と関わる仕事は喜んでお引き受けしたいです。

書く仕事
→現在持っている連載のようなお茶そのものを題材にする記事から、お茶から派生するトピックまで全て対応できますが、上記のように「〇〇×お茶」をテーマにしたものはなんでもやる所存です。お茶に関係なくとも、ジャンルを問わず書いてほしいことがある方はお気軽にお声がけください!

映画の仕事(一つだけ今やっていないことを書きます)
→各映画館の会員で、何曜日に見ても割引がある映画好きのため、映画に携わりたいです。具体的にはレビューや写真などできますが、その他なんでもお待ちしています。

ご連絡先
Mail: teaist12@gmail.com
Twitter: @amnjrn(DM解放してます)
Instagram: @teaist12

気軽にお声がけください!
2021年も何卒よろしくお願いいたします。

↑2020年以前の仕事やプロフィール、よくあるQ&Aはこちらの記事にまとめています!

↓こちらの記事では飲むお茶、読むお茶、聴くお茶、などジャンルごとに過去の仕事を分類しています。


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