4.2. 歴史上の茶人からの裏付け
前節までに概観したような「茶道団体」の茶会には,似通った特徴があることが指摘できる。
それは,歴史的な偉人から着想を得て,自らの活動の裏付けとしている点と,過去の著名な茶人と自身の活動に共通点を見出している点だ。
これらは,「茶道団体」の活動が「茶道」であると,本人らが主張する所以でもあった。
しかし特筆すべきは,インフォーマントにとって,過去の偉人は一部参考にするための参照点であり,全面的な模倣をするための対象ではない点である。
まずは彼らの活動の「歴史的裏付け」と「著名な茶人との共通点」から見ていこう。
*****
←前の項目 4.1.4. ケーススタディ (4)「World Tea Gathering」と「世界茶会」
修論目次
→次の項目 4.2.1. 参照点としての千利休
*****
初めまして、Teaist(ティーイスト)です。 noteまたはSNSのフォローをしていただけると嬉しいです🍵 Instagram https://www.instagram.com/teaist12/ Twitter https://twitter.com/amnjrn