【140字小説】てるてる坊主
雨が1週間続いた夜、
白いフードの男が訪ねて来て言った。
「雨を止めたいから力を貸してくれ。」
どうすればよいか問うと
「俺を縄でお宅の軒先に吊るしてくれ。」
てるてる坊主の化身かなと思い、
言われた通りに吊す。
____翌朝、雨は止んでおらず
男は軒先でただニヤニヤと揺れている。
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雨が1週間続いた夜、
白いフードの男が訪ねて来て言った。
「雨を止めたいから力を貸してくれ。」
どうすればよいか問うと
「俺を縄でお宅の軒先に吊るしてくれ。」
てるてる坊主の化身かなと思い、
言われた通りに吊す。
____翌朝、雨は止んでおらず
男は軒先でただニヤニヤと揺れている。
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