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【140字小説】僕は

僕は土と葉っぱに埋もれていた。

周りの仲間は次々拾われ居なくなった。

「僕だけいらない子?」

*****

悲しい気持ちで冬を越え、
気付けば体から芽と根が出ていた。

耳をすませば森のあちこちから
色んな新芽達の声がする。

僕も声をあげる。

「ハローハロー、僕はどんぐりだよ!」

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