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【140字小説】もみほぐし

 近所にもみほぐし店ができた。

 訪ねると美しい女店主が出迎える。貸切で贅沢なアロマの香りに包まれ、とろける様な心地良さにいつしか眠っていた。

 目覚めると私は液体になっており、女店主は「もう!何で皆とろけちゃうのよ!」とブツブツ言いながら店裏の蠢く池に私を流した。

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