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【140字小説】僕と母と写真

「辛い時は写真なんて撮る気になれんけどね、いつか写真見ながら『こん時辛かったね』って笑い合う未来を想像するんよ。ある意味願掛けかも知れんね。」

…そう言って俺が壊した壁の写真を撮る母。

今、壁の写真見ながら1人で笑ってるよ。
思い出と愛をありがとう、母さん。

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