見出し画像

「これまでにないもの」は「これまでにないプロセス」で。

企業の新規事業開発に関わる方々へのインタビューより、実践の現場で生まれた知恵、「クオートチップス」をお届けします。

***

新規事業の立ち上げには、常に社内コンセンサスがついてまわります。

既存事業ではない、0→1の創出事業にはどんな合意形成のプロセスが存在するのでしょうか。

富士通株式会社で新規事業を推進している松尾氏に、上申の行い方について語って頂きました。

“会社の組織構造や行動様式を見るとわかりますが、大抵の場合はそのままやったら失敗します。物事をいかに早くゴールに達成できるか、逆引きすると誰をつかまえると物事は早く進むのか、を考えて行動します。例えば社長に直談判するには、通常の上申のステップを踏むのではなく、社長に近い方を探して、その方に話を持ちかける。逆にいうと、決定権のない中間管理職層には期待をしていません。反感がある場合は「既存部門ではできないことを変わりにやります」という姿勢をアピールして臨みます。”
富士通株式会社 Strategic Growth & Investment FUJITSU ACCELERATOR(Startup Alliance) マネージャー 松尾圭祐氏

既定路線では新しい事は理解や承認を得にくいという考えに基づいた一見ユニークな行動ですが、

「これまでにないもの」は「これまでにないプロセス」を踏むというのも至極真っ当な考え方なのかもしれません。


背景
富士通株式会社のFUJITSU ACCELERATORでは、革新的なスタートアップの技術・製品と富士通グループの製品・ソリューション・サービスを組合せ、世の中へ新たな価値を提供することを目的とする。豊富な顧客基盤を持つ富士通事業部門とのマッチングによる新たな事業機会の創出を目指す。

FUJITSU ACCELARATOR
https://www.fujitsu.com/jp/innovation/venture/

富士通株式会社
https://www.fujitsu.com/jp/

***

Quote Tips powered by BirthDays
TDS×oririの事業開発支援サービス「BirthDays」についてはこちら:
https://www.tds-g.co.jp/birthdays_conceptbook.pdf

Twitterはこちら:
https://twitter.com/tips_quote


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?