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教育DX第2弾!GIGAスクール運営支援センターと1人1台端末更新へ向けて~トランスコスモスの教育関連サービス~

こんにちは。教育担当ライターの坪内です。
前回、SDGsのゴール達成に貢献する、トランスコスモスの教育関連サービスをご紹介させて頂きましたが、今回はその中で、政府の重要施策のインフラとも位置付けられる、GIGAスクール構想に関連したサービスについて、お話しします。
GIGAスクール構想は、ESDのインフラでもあり、SDGsのターゲットで言えば、4.4「2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、ディーセント・ワークおよび起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。」の基盤となります。


■GIGAスクール構想以前からある「ICT支援員」の配置

ICT支援員の正式名は「情報通信技術支援員」と言いますが、ICT支援員の方が慣れ親しまれていますね。要は学校の教室等で端末操作やICT活用についてのサポートをする要員です。
学校のICT環境に対する国庫負担には「補助金」と「地方財政措置」があり、このICT支援員については、地方財政措置で手当されています。現在は「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度)」という地方財政措置が2024(R6)年度まで延長されており、その中にICT支援員が、4校に1人配置という水準で記載されています。
つまり、地方財政措置を使ってICT支援員を学校に配置してくださいということなのですが、トランスコスモスはこのICT支援員配置事業も行っています。
似たような事業に「GIGAスクールサポーター」がありましたが、これは1人1台端末の初期導入時期に、スポット的に行われた補助金事業で、再度実施される予定はありません。

■GIGAスクール運営支援センター

GIGAスクール運営支援センター整備事業は、2022(R4)年度から2024(R6)年度までの予定で実施されている、文部科学省の補助金事業です。
前述のICT支援員は、実際に学校へ訪問する人に依存する部分が多く、出来ることと出来ないことや、そのレベル感にもばらつきが出ます。また、ICT支援員になる人材も不足していて、地域格差が生じています。
そこで文部科学省は、広域的に域内の学校をカバーし、教員やICT支援員からの問合せ・相談を受け、オンラインでサポートするセンターによって、上記の課題を解決することにしました。併せて、家庭への持ち帰りも想定して、保護者や児童生徒からの問合せにも対応する機能を含めています。
トランスコスモスは、元々センター業務をやってきた会社ですので、現在、複数の地域にも対応できるGIGAスクール運営支援センターを、シェアードサービスとして提供しています。
2025年度以降の補助金については未定ですが、引き続き必要な機能であると思います。

■1人1台端末更新へ向けて

1人1台の学習用端末は、当初は複数年かけて徐々に整備する計画でしたが、2019年12月に発見された新型コロナウィルスの拡大をきっかけに、2020(R2)年度中に整備するという、大方針転換になり、世界でも例がないスピードで実現しました。
リース・買取に限らす、ほとんどの端末が5年を目途に更新する計画ですので、早い自治体では2024(R6)年度内に更新時期を迎え、2025(R7)年度に端末更新のピークを迎えます。
文部科学省は、政府の骨太の方針2023に「国策として推進するGIGAスクール構想の1人1台端末について、公教必須ツールとして、更新を着実に進める。」と盛り込まれたことを受け、2024(R6)年度の概算要求に、当面2024年度の更新に必要な予算を計上しました。
トランスコスモスでは、GIGAスクール運営支援センターの機能を拡張させ、GIGA端末導入・更新サービスとして、ハードベンダーとも連携しながら、大量キッティングやMDM運用管理等のご支援ができるよう、準備を整えています。

冒頭に書きました通り、GIGAスクール構想は、ESD(持続可能な社会の創り手を育む教育)に必須であり、ひいては、SDGs目標8「すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する」にも繋がるものです。

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