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恋人たちのクリスマス、を過ごすために

待ちに待った方も、今年はあんまり…と例年のようには気分の盛り上がりない方も、クリスマスがやって来ましたね!僕は今年は単位の危機で、周りのお惚気けにいちいち反応する暇もなくパソコンと夜を共に過ごす様です。皆様は計画的に、イベントを楽しむために日頃から溜め込まないように気をつけてくださいね!笑
さて、本日はクリスマスということで、街ゆく人は恐らくカップルが多いのではないでしょうか。結果論として自粛することとなり、光り輝くイルミネーションや、仲睦まじい通行人を見ることが出来ずに残念でしたが、まあ人の幸せを喜ぶ程の器を持ち合わせていないので関係なかったかなとも思っています。楽しいひと時を過ごされる方は、思い出の日になるように適度に楽しんでくださいませ。
去年のクリスマスに遡るのですが、僕の所属するサークルでクリスマス前にカップルが凄い勢いで成立していったんですね。「クリスマスマジック」という、クリスマスを恋人と過ごすために布石を打つという意味の言葉もありますが、まさにそれが起きたのです。そしてマジックの面白いところは、バブルのようにクリスマスを終えた途端に別れるカップルも同様に爆発発生するということです。終わるまでがマジックなので、去年カップル成立したサークルメンバーで生き残りは案の定おりません。残念残念。
まあ気持ちは分かります。クリぼっちなんて差別用語もできた現代ですし、恋人と過ごすことが誰しもの憧れでもあると思います。でもそんなマジックで作られた、いわば幻想の恋人って、すごく虚しい様な気がします。まあただの遊び相手とか、その日だけ孤独を和らげたいという気持ちの人もいるでしょうし(レンタル彼女なんてサービスが成り立つのもそういう需要があるからですもんね)、一概には言えないですが、クリスマス終わったから好きですって言ってくれた相手と、飽きてポイなんて…どうにも真面目な性格の人ほど浮かばれないような場面だと思います。
そんなわけでクリスマスにかこつけて、長続きするカップルってどんな関係なんだろうと考察してみました。ネットにも数多くの恋愛に関するものもありますが、僕もよく見るので重複ばかりかもしれませんが、僕の感性による結論でもありますので、どうぞお付き合い下さい。本日も手がかじかむほどの長文となっておりますので、身も心も暖かくしてご覧下さい。
結論から言うと、「嫌だと思うところの少なさ」がそのまま長続きする秘訣となっていると思います。ありきたり過ぎてガッカリされた方を引き止める程の文才はないので、良い年末をお過ごしください笑
なぜそう思ったかというと、僕の趣味である将棋と競技かるたからビビっと感じ取ったのです。
まずはじめに、小学生を相手に苦汁を舐めたことから興味を持つようになった将棋ですが、将棋の世界ではこんな言葉が格言というか理想とされているものとして考えられています。

勝つために大事なことは、最善手を指し続けることではなく、できる限り悪手を指さないようにすることである。

最善手とは、色んな手の中で最も良い手のことで、悪手は形勢をひっくり返す様な「やらかし」だと考えてください。例えばバブルの様な頃にモテた3高(高身長、高学歴、高収入)はまさに最善手と言い換えても良いでしょう。パーフェクトヒューマンというものです。人間でいう悪手とは、つまり好印象が一気に冷めるような要因というと、ケチが過ぎたり、清潔感が極端になかったり、自己中心的で言葉遣いも乱暴、全く優しくないといったことが挙げられます。いくら3高とて、恋人として付き合うには難ありだと判断できるのではないでしょうか。彼氏自慢や、金づる、玉の輿などと割り切らないと僕はごめんなさい対象だと思います。悪手を指してしまえば、3高ですら容易く崩れてしまうものだと言えましょう。

次に競技かるたの観点から考察していきます。現在アニメちはやふるがイッキ見できるキャンペーン中で、僕もお昼ご飯にYouTubeで青春を鑑賞しています。ちはやふるの中では、このような言葉があります。

・得意な札があっても残り全部取られたら勝てない。
・10枚の取ったと、15枚の拾った

競技かるたは1対1で50枚を半分ずつ自分の札として持ち、先に持ち札5枚を無くせば勝ちというルールのゲームです。主人公はとにかく耳がよく、誰よりも早く取れる得意な札があるのですが、好きな札ばかり取っていることで、苦手な札を相手に拾われたり(ここでの拾うは、速度が多少落ちている状態でも、相手よりは早く札を取ると解釈します)、得意な札が取りにくい配置にされたり(自分の持ち札は、一定の規則の中で自由に札の並び替えができます)して、「速いのに勝てない」という問題に直面する場面があります。拾う札こそが鍵を握るという意味で上記の2つ目の言葉も引用しました。
このことから恋愛に解釈した結果、要は得意なことで勝負しても、ハートを掴みきれないことが多く、安定した勝率のためには苦手なことへの対策の方が近道であると考えられます。心理学ではハロー効果と言って、ひとつ秀でたものがあると、それだけで印象が決まるという真逆の心理作用も存在しますが、長く続くには騙し切るのも容易ではないはずです。靴を並べる、くちゃくちゃ食べない、自分の食器は自分で流しまで持っていく、などなどは同棲や生活を共有し始めてから気づくことです。同棲するには出来たけど、生活態度がどうしても受け入れられないまま消滅…なんてことはどうにか避けたい悲しい結末です。少し前の理想の結婚相手では、バブルの華々しい時代と変わり、安定した生活を求める3平(平均的年収・外見と平穏)や4低(低リスク・燃費・姿勢・依存)が台頭してきました。得意なこと、自慢出来ることで勝負するよりも、特筆して嫌われるような生活、風貌でないことがモテに繋がるのではないかと考えられます。

以上の2つの観点から、苦手を無くせること、言い換えれば相手に嫌われる弱点がどれだけ少ないかが大切なのではないかと考えました。もちろん得意を活かした付き合い方で成功する人も一定数はいるでしょう。これは全てが平均程度の技能の僕だからこそ強調し、また自分の成功のためにも信念として掲げるべき考えだと感じました。運動も勉強も大して秀でていないからこそ、とにかく苦手を無くし、どこを見られても蓋をされるようなことがないようにする方が効率がいいと思いました。

ちなみに、床屋のおっちゃんは「結局人間は最後は心よ」と言っていたので、思いやりだけは絶対に欠かさず、大切な人を大切にする気持ちは自分の自慢ポイントとして持っていたいですね。
今年の聖夜が明けてくるまで長文を連ねてしまいました笑。それでは皆さん、生涯のパートナーと過ごす日々が訪れますように。

おわり

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