タロットと日本の暦(二十四節気・七十二候)を結びつける2つの試み
こんにちは、TAZNです。
日本の暦の考え方に、二十四節気と七十二候があります。
1年間を24の季節に分けたものが二十四節気(約15日間)。それをさらに3分割したものが七十二候です(約5日間)。どちらにも、その季節の気候や情景が感じられる名前がついています。
この節気・候をタロットと結びつけよう!という試みです。タロットで季節の移り変わりを寿ぎ、季節の物語を読み取るチャレンジをしてみましょう!
2つの方法
この試みには2つの方法があります。
タロットワーク:季節ごとにカードを引く
対応カード:季節に照応するカードを考える
タロットワーク
二十四節気・七十二候の移り変わりに、カードを引いて読む方法です。
カードを通じ、その季節において自分がどんなエネルギーを持っているのか、あるいはその季節がどん
な物語を持っているのかを読み解きます。
二十四節気
「二十四節気の魔法の水」というワークを考えました。
こちらは数年前に作ったもので、大勢のみなさんが二十四節気ごとにやってくださっています。
七十二候
「七十二候のタロットワーク」として、各候で使えるスプレッドを作っていきます。
例えば「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」という候なら、こんな感じ。
このスプレッドに引いたカードから、蚕が桑を食む風景をイメージしてみるのです。
SNSでちらほらポストしてきましたが、おいおいnote記事も追加する予定です。こちらのマガジンをチェックしてください。
対応カード
2つ目の方法は、各季節とタロットを対応させ、そのつながりを考察する方法です(こちらはさっきのタロットワークより少し難易度が高いかも)。
季節に対応するカードを割り出す
対応表として「タロット暦」を作りました。
これはタロットと西洋占星術の対応関係を応用しています。タロットの各カードは占星術のシンボルと対応関係があります(例:戦車は蟹座、など)。
そしてなんと、西洋占星術で太陽が次のサインへ移動するタイミングと、二十四節気が次に移り変わるタイミングは一致しているのです!(どちらも春分の日を起点に太陽の動きで一年を分割しているため)
詳しくはここでは省きますが、この「タロットと占星術の対応」「サインと二十四節気の区切りの一致」を利用してタロット暦は作られています。
例えば、春分を見てみましょう。
2024年は3/20から春分です。これは牡羊座の始まりとも一致し、「皇帝」のカードが対応です。
同じく3/20からは、七十二候の「雀始巣(すずめはじめてすくう)」。ここの対応カードはワンドの2。
二十四節気「春分」:皇帝
七十二候「雀始巣」:ワンドの2
こうして季節に対応するカードがわかりました。
対応カードから季節を考察する
この対応を使い、頭と心の中でイメージを膨らませます。
・皇帝の春分っぽさとは?
(あるいは春分の皇帝っぽさとは?)
・雀始巣のワンドの2っぽさとは?
(あるいはワンドの2の雀始巣っぽさとは?)
これはタロットと季節を使った瞑想のようなものです。二十四節気や七十二候は、気候や情景が浮かびやすい名前のものが多く、イメージもふくらみやすいでしょう。
「どういうこと?」「なるほどそうか!」と想像しながら、タロットと季節を結びつけていきます。
(このイメージが強固になると、タロット占いが苦手な「いつ?」の質問・・・日付の解答などもできるかもしれませんね!)
2つの方法、やってみてね!
タロットと二十四節気・七十二候を結びつける方法として、「タロットワーク」「対応カード」の2つをご紹介しました。
ぜひトライして、季節とカードの結びつきを心の中に育ててみてくださいね!