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何よりも「生きやすさ」を選んだ事#120

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダやヨガを勉強したり、ブログを書いたり、イベントを運営したりしています。

今でもよく「どうしてインドに行ったんですか」と聞かれます。あと、「インドがなんで好きなんですか」とも。

そういえば、あまり考えずにいましたが、確かに自分で選んでここに住んでいます。

インドに興味がなかった自分が、第2の母国と考えるまでになったきっかけをお話ししますね。


インドのことで「ありがとう」と言われる

初めてインドを訪れたのは2007年です。それまでは、当時LINEやスマホもなく、Skypeか国際電話かメールでインドと連絡を取っていました。

偶然にも、インド人大学生と知り合う事があったり、ネットで知り合った友達がインド人だったり、他の国よりも出会う率は高かったのです。

彼らから聞いた情報や、当時副業で、インドのゲストハウスのウェブを作っていたりしていたからという事もありますが、インドに行った事ないわりには、いろいろと質問に答えたりそれでお礼を言われる事もありました。

サイトは更新を重ねて、きれいになってます。(これは私が作ったのではありません)

その時、リスペクトしていた斎藤一人さんの本に「商売はありがとうの数が多いとうまくいく」という文だけで、「将来はインドでビジネスしたいなぁ」と思っていたのです。

日本と比べてはいけない

2013年まで行ったり来たりを繰り返して、6年かけて移住の準備。それまでは日本でインド人と仕事をしていました。

旅行から移住へ。

もともとあちこち行くわけではなく、旅行といっても一か所に住むように暮らしていたので、生活にはすぐ慣れました。

でも、食べ物から、日本の常識が通じない事から、何からなにまで初めての事ばかりなので、自分が食べたい食べ物を手に入れられない、とか、必要以上に時間がかかる事とか、痛感しました。

でも、私はまだいい方だったと思います。

会社の指令や、駐在の命を受けて海外に行ってる人は、本当に大変と思います。

そして、日本を知らないインド人に囲まれている人も、もっと大変です。

それに比べて、周りには日本語が話せるインド人や、日本を良く知っているインド人に囲まれていたのは幸せでした。

来て1年目は、口癖のように「日本だと~、、、」を言っていましたが、この言葉を言わないように気を付けたのを覚えています。

比べちゃいけないんです。

逆効果です。

そこのスタンダードを知り、その上でどうふるまうか考える事は、海外住みは鉄則と思います。

アーユルヴェーダを理解するには

自分にとって大切な事。それは、好きな事をして暮らしてくことでした。

当時、アーユルヴェーダの事は今よりぜんぜん無知でした。

ただ、今でも幸運だったなと思うのは、初めてアーユルヴェーダを知った場所がインドだったと言うことです。

今でもその記憶は鮮明によみがえります。それぐらい貴重な体験でした。

これは今でもノマダシアのコンセプトですが、インドでアーユルヴェーダを学ぶのは生きた経験としてヨガやアーユルヴェーダを教えている人なら一度はやってほしいと思います。

インドには、どんなふうにしてアーユルヴェーダが根付いているのか。

アーユルヴェーダが今でもインドで医療と呼ばれる理由。

インドと同じ様に日本にアーユルヴェーダが普及しない理由。

「行かないとわからない事」はやっぱりあるのです。

「生きやすさ」は文化

アーユルヴェーダは今でこそ日本でも知っている人が増えてきています。ヨガはいろいろなヨガがあります。

ヨガやアーユルヴェーダの古典の智慧は、普遍的な事を私達に教えてくれます。

その中でも「心の在り方」を理解する事が出来た私は、本当に生きるのが楽になりました。

自分にとって大切な事、それは「生きやすいかどうか」でした。

残念ながら、これは文化や目に見えないものです。

物理的な生活インフラや、経済は日本の方がずっと快適です。

日本食もおいしいのがたくさんありますし、安いです。それらは日本が一番だと思うのです。

でも、

この「生きやすさ」だけは、

おそらく他の国にも勝てないでしょう。

ようやく頭の中を言語化する事ができました。
この「生きやすさ」を求めて40年ぐらい彷徨っていたと言っても過言ではない気がします。

あなたにとって大切な事はもちろん私のそれとは違います。

だからこそ、人とのふれあいは面白い。

違うから面白い。ようやくそう思えたのもインドのおかげです。

改めて、そんな出会いやチャンスをくれた全てに感謝します。

これを読んで、もし、あなたが興味をもってくれたら、ぜひいつか、インドでお会いしましょう。そしてあなたの「大切な事」を聞かせてください。

お待ちしております。

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