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#93 アーユルヴェーダを知って生きやすく

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたりイベントを運営したりしています。

本日はさっそくですが、質問にいってみたいと思います。アーユルヴェーダ的な考えが、質問者さんのなんらかの救いになる事を願っています。

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今日のテーマは、「アーユルヴェーダを知って生きやすく」です。

赤面症をアーユルヴェーダ的に考える

まずは、私はお医者さんではないので、今から書く事はあくまで、個人的アドバイスの範疇を超えません。何卒ご了承ください。

ネットでは、このページがわかりやすかったです。

主に赤面症は心療内科の分野での情報が多いのですが、確かに質問者さんが書くように赤面症の原因は不明、と書かれている所もありました。

しかし、アーユルヴェーダ的にはこの赤面症も含め、社会不安障害、社交不安障害は、あきらかにドーシャのバランスの問題だと思われます。

質問者さんが知りたい事

実際に診察を受けてみなければわからないのは重々承知の上で、お伺いします。アーユルヴェーダでは、赤面症の改善やノウハウはありますでしょうか?

質問者さんの質問はこれです。

私は、これから先もこんな風にブログやSNSを通して、インドから「インドのアーユルヴェーダの考え方」をお伝えしていくつもりです。おそらくライフワークとなるでしょう。

その大きなチャレンジの一つに「日本の価値観を変えたい」というのがあります。

昔の私も知りませんでした。

病気は、日本では、何かこう郵便切手や信号のように、全国どこでも共通認識のように「病名」と「症状」が定義づけられています。

しかし、解決策は様々です。

巷では「〇〇に効く」「〇〇予防」「〇〇を解消するには」というわかりやすい表現が、日常です。

症状は一緒でも、病気の原因は人によって違います。

病名と症状は定義づけられていますので、その「症状」がなくなれば、人は「治った」と考えます。でも再発する人がいます。なぜか?

原因が解決できてないからです。

全然打てない野球チームに、打率4割の外国人助っ人を月契約で入れたとします。助っ人のおかげで今月の公式試合は勝てました。

でも、来月になると、また成績が下がります。助っ人がいないからです。

この野球チームが勝ち続けるようになるためには、チームのメンバーを打てるようにしなくてはいけません。だから助っ人ではなく、コーチを入れてメンバーを特訓するのです。そんなイメージです。

実際に診察を受けてみなければわからないのは重々承知の上で、お伺いします。アーユルヴェーダでは、赤面症の改善やノウハウはありますでしょうか?

アーユルヴェーダには、赤面症の改善やノウハウはありません。

しかし、質問者さんの体や心の悩みを克服できるような、改善方法やノウハウはあります。

それには、まず、ドクターが質問者さんの事を知らなくてはいけないのです。

ここ、まわりくどく聞こえるかもしれません。すみません。診察しなくちゃいけない、という意味を解ってもらえたら嬉しいです。

原因を取り除くアーユルヴェーダ、短時間で抑える西洋医学

そうはいっても、質問者さんは他のどの方よりも、細かくご自身の事を書いてくださいました。

この書かれている中で推測したいと思います。

◆社会人3周目の女子 ⇒ 20代前半
◆赤面症は小学校高学年ぐらいから友達にいわれて気づいた
◆昔は目立ちたがりだった
◆社会にでてからは人前で話したくない
◆仕事中誰とも話してなくても赤いらしい
◆ネットで調べたら赤面症の原因は不明
◆人目を気にしてばかりで疲れる
◆気にせず気楽に生きたい

顔が赤くなるしくみについて

理由はさておき、顔が赤くなる仕組みを丁寧に書いてくださっている解剖学的な記事を見つけました。

赤面すなわち顔の紅潮は顔面の皮膚血管の拡張の結果と理解できる。

とあります。

赤面現象として確認される顔面の血管拡張反応が,交感・副交感どちらの神経性の反応なのか,それとも液性の反応なのか,あるいはこれらの組み合わせによる反応なのかについては未だ明確になっているとはいえない。

とも言ってます。もしかしたら質問者さんもこの記事は読んでいらっしゃるかもしれませんね。

◆神経によるもの
◆血液中の分泌液によるもの 
◆もしくは両方

この3つが考えられるようです。

「顔が赤い」をドーシャで分析する

顔が「赤い」という症状は古代アーユルヴェーダの時代にもありました。

熱が出た時も含め、赤みという色の変化は、一番初めに思い当たるのはピッタ異常です。

又、神経によるもの、はヴァータ異常を疑います。場所としては、ウダーナヴァータ、サダカピッタ、ボーダカカファなどの不具合を見ます。

昔は目立ちたがり屋、どう思われているか気になる、というあたりから、ピッタ優勢の方なのかな、と察します。

ピッタ傾向の方は、頭の回転も速く、リーダーシップがあるタイプです。自分や相手への志も高いでしょう。

記憶力はある方ですか?これもドーシャのタイプによっていろいろあります。

クリヤカーラ(病気の進行度合)

他の質問者さんよりも、ちょっと心配なのが、この症状をもう何年も抱えていると言うことです。

時間軸と、病気の度合については下記のブログをご覧ください。

質問者さんの状況は、発症段階、又は識別段階です。

ピッタ、ヴァータの不具合と思われる症状が他にも読み取れます。「疲れる」「変に思ってるだろうな」「順番が来ると思うともう赤くなってるかも」などが、それです。

ピッタ、ヴァータのバランスを整えるには

まずヴァータをコントロールしましょう。質問者さんに限らず、疾患でまず考えるべきはヴァータの抑制です。

ヴァータだけが、「動き」に影響するエネルギーです。ピッタの異常は確かにありますが、その「原因」を作っているのはヴァータです。

特に、ストレス、神経系、脳、ホルモンバランスなどはヴァータのバランスを整える事で他の問題も改善する事があります。

今日からできるヴァータを整えるいくつかの注意点をお知らせします。

しかし、これらは、あくまで「一時的」にすぎず、本当なら、パンチャカルマが適切です。

パンチャカルマ、アーユルヴェーダ投薬、薬用オイルトリートメントなどと比べると日常生活を変える事だけでは、効果がでるまで非常に時間はかかります。

しかし、これから先何年も付き合っていく体なので、どうぞいたわってあげてください。

1.食事について

ドーシャ診断していただき、自分はピッタ体質よりだなぁと思うなら、辛いもの、お酒、ヨーグルト、脂っこいものなどは避けましょう。

消化はいい方ですか?下痢、便秘をよく繰り返すようなら、汁気のある暖かいもの、揚げ物より蒸し物、炒め物より煮物を選ぶようにしてください。

不規則な食事、外食、缶や瓶の保存食、コンビニなどは控えましょう。

2.日常生活について

朝、できれば日の出とともに起きて朝日をあびましょう。運動は何かしていますか?ラジオ体操と深呼吸からでもいいので初めてみましょう。

夜は12時前に寝ましょう。また、寝る一時間前にはスマホ、PC、テレビなどは見ないようにしましょう。

3.ヘッドマッサージ

薬用オイルで夜寝る前にマッサージすると、リラックス効果、睡眠障害などにも役立ちます。

トリファラココナツオイル 

ココナツオイルは、血管の拡張や興奮状態を落ち着かせます。またヘッドマッサージは頭の緊張をほぐし、血行をよくします。

英語なのですが、この方法は非常に頭にいい刺激を与えてくれます。ご自身で行える所だけでもいいです。

オイルは夏の間は常温でもOKです。10円玉ぐらいとって手でこすり合わせて少し髪になじませるぐらいで十分です。

可能なら寝る前がおすすめです。オイルは冬になると固まるので、その際は湯煎してください。

心を重視するヨガのトレーニングもおすすめです。たくさんのヨガの先生に会いましたが、インドのヨガ哲学は「心の学校」です。

こちらも興味があれば、どうぞ参加してみてください。(ここでは、インド嫁は「生徒」です。私も学んでいる最中です。)

このブログでは、質問者さんの質問をアーユルヴェーダ的、インド的にお答えしています。どうぞお気軽にご質問をお寄せください。

それでは、素敵な一日がすごせますように。










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