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ドーシャ別暗記法!体質で記憶の仕方が違う?【アーユルヴェーダ】

おはようございます。インド嫁です。アーユルヴェーダを勉強したり、ブログを書いたり、イベントを運営したりしています。

ドーシャ別の暗記法があるって本当?と思われている方もいるかもしれません。

でも、ドーシャの特性によって「暗記法」はプロセスが異なります。どうやったら記憶に残るのかの経路が違います。

筆者はアーユルヴェーダ歴15年、インド在住9年目で普段はオンラインクラスやブログ、SNSなどでアーユルヴェーダやヨガの智慧を発信しています。

本日の質問はこちらです。

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記憶力って体質にけっこう差がでます。その辺を深掘りしますね。

今日は記憶力のお話しです。結論は、この質問者さんの覚えられない原因を探って、体質にあった暗記法を見つけます。

暗記法は自分の体質にあったものを選ぶ

質問者さんの体質はなんでしょう?まずは、ご自身で体質診断をしてみてくださいね。

ここでもでますが、3つのドーシャの割合がどれも同じというのは非常に珍しいケースです。その時は、バランスを崩しているか、もしくは一時的なものである場合が多いです。

年齢、環境、季節や日常生活などでドーシャのバランスは変わります。

本質(あなたという人間の形や声帯とか)は変わりませんが、今日の自分は昨日と全く同じではありません。

ドーシャも日々変化しますが、それぞれ変わらない本質(プラクルティ)があります。

質問者さんのいう、すぐ「これ、なんだっけ」がもし記憶する事がどちらかというと苦手なんだとしたら、勉強法があってないかもしれません。

アーユルヴェーダ用語はサンスクリット語です。

サンスクリット語を知らない私達にとっては呪文のように聞こえますね。

それぞれ意味がわかってくるとサンスクリット語も楽しくなりますが、外国のお勉強だと割り切りましょう。

いずれにしても、これは「慣れ」です。私達が子供の時に「あいうえお」から勉強したのと同じ事です。

たとえばVata(ヴァータ)はVayu:ヴァーユー (風)と Akash :アカーシュ(空)の組み合わせのドーシャです。

でも、アーユルヴェーダの言葉の意味を一つ一つ覚えるには、非常に膨大な時間がかかってしまうでしょう。

インドにいると、街の看板やお店の名前にVayuとかAkashとかでてくるので比較的覚えやすいです。

アーユルヴェーダを学ぶなら、一度インドにくると体験が勉強に結び付くのでおすすめです。

インドに来たらぜひこういう所もチェックしてくださいね。

私もアーユルヴェーダの勉強は一生続くと思っていますが、外国人の私達がアーユルヴェーダを理解するには、言葉や歴史を知るといいかもしれません。

サンスクリット語やヒンドゥー教(ヒンドゥー哲学)がわかるとより点と点が線になりますので楽しいですよ。

時間がない!手っ取り早く暗記法が知りたい!方はここから呼んでください。

ご自身がもしヴァータ体質よりの方なら、「記憶力」があまりよくないかもしれません。

ピッタ体質よりなら、意味が一つ一つわかった方がいいでしょう。カファ体質さんよりなら、とにかく何回も口にだす、ノートに書くなどが必要です。

記憶するというのはどういう事か

実は、「記憶する」というのは、非常に複雑なプロセスを瞬時に体が行っています。大きく分けると4つのプロセスです。

1. 聞く、見る(読む) ヴァータ、ピッタ
2. 認識する ピッタ、ヴァータ
3. 理解する ピッタ、カファ、ヴァータ
4. 記憶する カファ、ピッタ

1と2は同時に行っています。又2の時点で過去の記憶から同じもの、似たようなものを照合します。

書かれているドーシャは3つの中でも特にその行為をつかさどっているドーシャです。(本来、どんな場合でもドーシャは3つ存在しますが特に関係するものをk)書いてあるドーシャの一番目が割合が大きいです。

あくまで、これはわかりやすく説明するために分類したもので、対象となるものや状況によって変わります。ここでお伝えしたいのは、「記憶力は体質によって異なる」という事です。

というのも、思い出とか過去の事をよく覚えている方は、カファ体質の方が多いのです。そしてそれを大切にしている傾向もあります。

考えを変える、臨機応変に対応する、というのヴァータさんが得意です。今までのルールや物事は「その時のもの」として気持ちを切り替えられるからです。執着もありません。

しかし、ヴァータさんは一度体や心の中にしまったものを留めておく事がニガテです。ここが記憶力と連動します。

ピッタさんは、理解力が優れています。そのため、やみくもに覚えるより、理屈があるもの、自分のためになるもの、などは覚えが早いです。

ドーシャ別暗記法で得意なものを選ぶ

それでは、先ほどの記憶のプロセスを意識した、ドーシャ別の暗記法です。

あくまでも、皆さんはドーシャは3つ全部もっていて、すべての要素はちょっとずつありますので、当てはまらない場合もあります。ご自身の体質が何かによって選んでみてください。

ヴァータ体質、又はヴァータ体質の暗記法

まず、「自分は忘れやすい」と言うことを自覚しましょう。その上で、ヴァータさんは音感がいいです。又言葉の「音」を繰り返し聞いて、繰り返し口にしましょう。「口」に覚えさせるイメージです。

動画や音声などでアーユルヴェーダの話を何回も聞くと覚えやすいです。

ピッタ体質、又はピッタ体質の暗記法

ピッタさんは目標があると頑張れます。絵や図と一緒に言葉を入れていくほうが覚えやすいでしょう。また、理屈で考えるので一つ一つの意味を調べて理解すれば忘れません。

カファ体質、又はカファ体質の暗記法

比較的他の2つのドーシャよりも記憶力がいいのですが、覚えるまでに時間がかかります。締め切りを設けてクイズのように答えを出す時間を決めておくなど、なるべく急ぐ環境を作りましょう。

覚え方はシンプルに単語帳で大丈夫ですが、とにかくやり始めるまでが勝負ですので、躊躇せずに行動にうつすのみです。

ここで、おもしろいサプリメントを。

伝統薬ですが、脳の下垂体から分泌される様々なホルモンのバランスを促すブラフミーというサプリメントです。

ツボクサ、は聞いた事があるかもしれません。アダプトゲンというトラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブの一つです。

抗酸化作用があるため、昔からアーユルヴェーダではツボクサをアンチエイジングに利用していました。

こちらはインドのメーカーヒマラヤのタブレット。

日本でもゴツコラを栽培し濃縮エキスで販売している所もあります。

体験を通して学ぶアーユルヴェーダが最高の暗記法

私は、「アーユルヴェーダをインドで学ぶ」をコンセプトに15年いろんな方のアーユルヴェーダを勉強するお手伝いをしてきました。

人は、何か新しい価値観を入れる時、環境から変えるのが一番理解しやすいです。

それは音や匂いや肌で感じ取るものも含め、味や見るものすべてがアーユルヴェーダに関わるものなら覚えやすいのです。

もう少し先になりますが、ぜひ質問者さんもインドに来てください。

今年は皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

きっと体験と共に言葉や意味も覚えられるし、アーユルヴェーダが点から線につながる瞬間を感じられるかもしれません。

質問者さんからの質問をアーユルヴェーダ的、インド的にお答えしています。身近なギモンを解決してみませんか?お気軽にお寄せください。

それでは素敵な一日がすごせますように。




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