#111むちゃくちゃ落ち込んだ時にやる3つの事【アーユルヴェーダ・ヨガ】
おはようございます。インド嫁です。インドでアーユルヴェーダとヨガを勉強しながら、ブログを書いたりイベントをしています。挨拶文変えましたw
日本でもかなり定着したなと思うヨガ。私はヨガよりアーユルヴェーダが先でした。ヨガは奥が深いので逆に疎遠にしていたぐらいです。
でも、去年の6月から修行の身です。
特に、瞑想と呼吸法、解剖学は私に素晴らしい智慧を与えてくださいました。この修行はまだ終わっていませんので、徐々にシェアしていきますね。
アーユルヴェーダって何?ヨガって本当は何?っていう方に私のブログや音声配信が少しでも役に立ってもらえたら嬉しいです。
さて、今日の質問です。
今日のテーマは、「むちゃくちゃ落ち込んだ時にやる3つの事」です。まずは、質問からこの方の体質を推測していきます。
体質別の落ち込み方
「人が何について落ち込むか」はその人それぞれです。これはご自身が一番良く分かっている事ですので、周りがいろいろ言うことではありません。
この質問箱に書かれている文章から、質問者さんの体質を推測してみます。
まず、質問は「むちゃくちゃ落ち込んだらどうしますか?」です。質問者さんは解決方法も知っていて、「でもそれは自分はできないかもしれない」と言っています。
さらに、「かといって時間に解決してもらうまでまつのもつらいし」ともう一つの解決法もご自身には適さないようです。
これらから、質問者さんはピッタ傾向が高い方と思われます。理由は、いくつかあって、
1. 前向きになろうとする姿勢
2. 選択肢のYES/NOの判別ができる能力
3. 見つからない答えを探す気持ち
これらは、度合は違いますが、ヴァータさん、カファさんにはあまり見受けられません。
顔がみえないとはいえ、ネット上に質問を書き込む勇気も、ピッタさんが意外とさらっとできる技です。
さらに、「落ち込む」という行為について深掘りします。
というのも、落ち込むとは「気分の沈んだ状態」と意味だそうです。
さらに、滅入る、腐る、しょぼくれる、という言葉も類似語として挙げられています。
確かに、こんな時運動してくださいと言われてもできないかもしれません。
まず「知ること」
いずれにしても、肉体的には普段の活動能力よりも低い状態である事は間違いありません。可視化できる体の状態もチェックしてみましょう。
寒気を感じる/又は手足がつめたい
体が重い
疲れている
体のどこかに痛みを感じる
さらに、落ち込んでいる原因は何かわかっている場合は、解決方法ではなく「その原因と向き合う」という儀式が必要です。
それには、次の3つがおすすめです。
やる事1:とことん落ち込む
まず、「落ち込む」の中にも感情の激しいものと、少し穏やかになっている状態と二つあります。前者の場合はとにかく出し切りましょう。泣きたい時は泣きましょう。我慢はよくありません。
気を付ける事は呼吸です。
意識して息をすったり吐いたりしましょう。またあとから泣きたくなっても、意図的に呼吸を繰り返してください。
感情が高ぶると呼吸が浅くなります。脳に酸素がいかなくなると、ホルモンバランスや神経伝達が誤作動します。
鼻が詰まっていたら口でも仕方ありません。最初は深く息を吐ききってください。そしてゆっくり、できるだけ息をすって、はいて、をしてください。
やる事2:掃除する
これは、1と違ってだいぶ落ち着いてから行う事です。泣きながら掃除してもいいのですが、あまり効果がありません。
感情が落ち着くと、疲れがでます。楽しくありません。その前からきっと捨てたいと思っていた使わないものが服など、ありましたらそれを捨てましょう。また服などは、リサイクルにだしたり、本を売ったり、とにかく手元に置くのをやめます。
私達は心の中を見る事はできません。
しかし、私達の心の中は、私達が見た記憶や物質で占められています。
落ち込むという感情は、心のスペースがない時です。
それは、現実の日常でも起こっています。
まずは、何も考えずに、どこでもいいです。きれいにしてみましょう。
この行為なら家でもできますし、体をめちゃくちゃ動かさなくてもできますね。
やる事3:体を洗う
次は、体です。
実は、前の「掃除する」も「体を洗う」も浄化の行為です。特に日本は温泉という素晴らしい治療法があります。湯治は日本が世界に誇るアーユルヴェーダ治療といってもいいぐらいです。
いつもより、ゆったりと長めにお風呂に使ってみてください。あまり熱いのは得意ではない方は、ぬるめのお湯で半身浴、汗をかくぐらいで入るといいと思います。
温める事も落ち込んだ時には有効です。運動で汗をかくのも同じ原理です。
そして、爪や髪の毛なども整えましょう。これらはマラといって体組織の老廃物として考えられています。
マラを排泄すると体に空間ができます。それらが神経を刺激しおなかが空いてくるでしょう。
食事は落ち込んだ時は、お腹が空いた時に食べてください。普段から食事をしている人は、水分さえとっていれば3日ぐらい食べなくてもあまり影響はありません。
お腹がすく、という症状がでてきたら、まずは味噌汁、スープなどの消化にいいものから食べましょう。
この行為を7日間ほど続けてみてください。
瞑想は心の予防医学
私は、インドのグルジに古典ヨガを習っています。質問者さんがヨガをご存じかわかりませんでしたので、今回はあえて日常できる解決法にしてみました。
しかし、理想は気力がなくなるまで落ち込まない事です。
それは瞑想する事で可能になります。インドの古典ヨガ哲学は、心のトリセツです。悲しみとはどうしておこるのか、不安とは、を説いています。
質問者さんの悩みが解決できますように。
今日もいい一日をお過ごしください。
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