新しいセブンイレブンのATM → ◯
2019年後半より導入され、旧機種とリプレースされつつあるセブンイレブンの多機能ATM(セブン銀行ATM+)は、ユーザーインターフェースに関してよく検討され、こなれていると感じる点がありました。
このATMは画面以外の操作(カードの挿入やテンキーの操作など)を必要とする場合に、該当箇所を何らかの方法で示してくれるのです。上記例ではカード挿入口を画面上で示しています。またテンキーでの入力が必要になった場合には、テンキーを明るくハイライトして、そこに目がいくようになっていました。
また、操作のフィードバックや操作を促すアテンションとしての効果音が適切に考えられて、音量その他も心地よく調整されています。
画面内のユーザーインターフェースは、他機種でも過去の蓄積から使い勝手はよくなってきていると感じますが、画面外のことについては、まだ今一つのインターフェースが多いように思います。その点がこの機種では総合的に改良されていました。
局所を最適化するのではなく、「カードで現金をおろす」「PayPayに現金でチャージする」など具体的なシーンごとに機器と人間の接点の体験全体をよくすることが使い勝手の向上に繋がるのだと感じます。
世界中にある使いにくいユーザーインターフェースの改善・研究のために、ご支援をお願いします。